「なるべく確実に・早く・少額でもいいからお金を借りたい」という焦りから、審査が甘いフリーローンを探していませんか?
結論、審査が甘いフリーローンはありません。すべての金融機関では、融資前に必ず厳正に審査が行なわれています。
フリーローンとは、使い道が自由で便利なローン商品のことです。カードローンとは異なり、一度契約すると追加の借入ができない一方で、金利が比較的低めに設定されていることが多いのが特徴です。
項目 | フリーローン | カードローン |
---|---|---|
借入方法 | 一括借入 | 必要なときに都度借入 |
契約回数 | 借入のたびに再契約が必要 | 初回契約のみでOK(限度額内で何度でも可) |
返済方式 | 原則、元利均等返済(毎月一定額) | 残高スライドリボなど柔軟な返済が可能 |
金利傾向 | 低め(銀行系中心) | やや高め(消費者金融中心) |
向いている利用目的 | 教育費・リフォーム費用など金額の目安がついているもの | 日常の急な出費・生活費などの短期利用 |
審査の傾向 | 厳しめ | 比較的柔軟(特に消費者金融) |
なお、審査が甘いフリーローンはありませんが、審査が不安な方向けのカードローンは存在します。
審査が不安な方は、審査基準が比較的柔軟で、使い道も自由な消費者金融系カードローンを利用するのがよいでしょう。
なかでも、即日融資が受けられる
アイフル
・
プロミス
・
SMBCモビット
なら今すぐ借りたい方にもおすすめです。
この記事では、審査に通りやすいといわれるフリーローンやカードローンの特徴や違い、審査に通過するためのポイント、万が一落ちたときの対処法まで、徹底的に解説します。
安心して申し込めるサービスを見つけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。。
即日融資を受けたい人向け: アイフル
低金利で借入したい人向け:銀行系フリーローン
審査時間 | 最短18分 | 融資時間 | 最短18分 |
無利息 | 最大30日 | 実質年率 | 3.0~18.0% |
31.9%※2
審査通過率:- 初めての利用なら最大30日間利息0円
- 最短18分※1で審査が完了するスピード審査
- Web申込後に電話連絡で優先的に審査
- 大手では唯一銀行グループではないため独自の審査基準で融資が受けられる
- 在籍確認は原則なし、郵便物は一切なし
- 資本金が潤沢で最高800万円までの高額融資も可能
※1.お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます
※2.アイフル月次データ(2025年4月)
審査が不安なら消費者金融のカードローンを利用するのがおすすめ
審査が不安な方は、消費者金融のカードローンへの申し込みを検討しましょう。
消費者金融が提供しているのは「カードローン」ですが、「フリーローン」と同様に使い道に制限がないため、まとまった資金を借りたい場合に同じ目的で活用できます。
消費者金融のカードローンは銀行のフリーローンと比べて金利がやや高めですが、そのぶん審査が柔軟に行なわれる傾向があり、通過しやすいのがメリットです。審査・融資のスピードも速く、金融機関によっては最短即日で借入できるサービスもあります。
パートやアルバイトでも申し込めるなど、申込条件のハードルも低めに設定されているため、「今すぐ借りたい」「審査が心配」という方にとって、有力な選択肢となるでしょう。
なお、この記事で紹介する審査が不安な方向けのフリーローンは以下のとおりです。
カードローン | アイフル | プロミス | SMBCモビット | アコム | ダイレクトワン |
---|---|---|---|---|---|
ロゴ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
審査時間 | 最短18分※ | 最短3分※ | 最短15分※ | 最短20分※1 | 最短30分 |
融資時間 | 最短18分※ | 最短3分※ | 最短15分 | 最短20分※1 | 最短即日 |
金利 | 3.0~18.0% | 4.5~17.8% | 3.0~18.0% | 3.0~18.0% | 4.9~18.0% |
限度額 | 1万円~800万円 | 1万円~500万円 | 1万円~800万円 | 1~800万円 | 1万円~300万円 |
詳細 |
※注釈
※1お申込時間や審査状況によりご希望に沿えない場合があります。
※2 お申込時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※3 契約内容により、ご融資までお時間をいただく場合がございます。
※4 お申込時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
※5お申込時間帯等によっては対応できない場合がございます。
※契約には所定の審査があります。
アイフル|最短18分審査完了!最大30日間の無利息期間もあり

審査時間 | 最短18分 | 融資時間 | 最短18分 |
無利息 | 最大30日 | 実質年率 | 3.0~18.0% |
在籍確認 | 原則なし | 限度額 | 1~800万円 |
- 大手唯一の銀行グループではない独立した消費者金融
- 初めての利用なら最大30日間利息0円
- 最短18分で審査が完了するスピード審査
- Web申込後に電話連絡で優先的に審査
- 在籍確認は原則なし、郵便物は一切なし
- 50万円までなら収入証明不要
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます
アイフルは、プライバシーに配慮した借入が可能なカードローンサービスです。原則として、職場への電話による在籍確認や自宅への郵送物がないため、周囲に知られることなく安心して利用できます。
万が一在籍確認が必要な場合でも、必ず本人の同意を得てから行なわれるため、信頼感があるでしょう。
また、スマートフォンアプリを活用すれば、申し込みから借入・返済までべてWeb上で完結でき、自宅にいながら簡単にお金を手にすることが可能です。
最短18分での融資が可能なスピーディーさに加え、初回契約時は契約日の翌日から最大30日間利息0円という特典も魅力的です。
さらに、カードがなくてもセブン銀行ATMやローソン銀行ATMで利用できる便利なアプリ機能があり、急な出費にも迅速に対応できます。
審査が不安な方は、独自審査が強みのアイフルを検討してみてはいかがでしょうか。
(アイフルの基本情報を詳しく見る)
アイフル基本情報 | |
---|---|
審査通過率 | 31.9%※1 |
審査時間 | 最短18分※2 |
融資時間 | 最短18分※2 |
金利 | 3.0~18.0% |
無利息期間 | 最大30日間 |
限度額 | 1万~800万円 |
担保・保証人 | なし |
申し込み受付時間 | 24時間対応 |
申し込み条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
Web完結 | 〇 |
原則郵送物なし | 〇 |
原則在籍確認なし | 〇 |
※2お申し込みの時間帯や審査状況によりご希望に沿えない場合があります。
プロミス|消費者金融のなかでは低めの金利!最短3分で審査完了

審査時間 | 最短3分※ | 融資時間 | 最短3分※ |
無利息 | 最大30日 | 実質年率 | 4.5~17.8% |
在籍確認 | 原則電話 連絡なし | 限度額 | 1~500万円 |
- 審査~借入まで業界最速の最短3分で完了
- 初めての借入から最大30日間利息0円
- 上限金利が17.8%と大手他社よりも低い
- 原則電話による在籍確認なし、郵便物は一切なし
- 数少ない18歳から利用可能なカードローン
- Vポイントが貯まる
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミスのフリーキャッシングは、利用限度額内の範囲であれば何度でも借入できるのが特徴です。
例えば、借入可能額が50万円だった場合、30万円借入すると残り20万円をあとから借りられます。
その後借入した30万円のうち20万円を返済すれば、残り40万円があとから借入可能です。
このように、限度額内であれば繰り返し利用できるのがプロミスのフリーキャッシングのメリットといえます。
また、初めての契約なら、メールアドレスを登録してWeb明細を利用することで、30日間の無利息サービスが適用されるため、30日以内に返済する分には利息がかかりません。
利息を200円返済するごとにVポイントが1ポイント貯まる点もメリットで、より負担を減らして借入したい方におすすめです。
プロミスのフリーキャッシングは大手消費者金融のなかで唯一18歳から申し込み可能なため、より幅広い属性の方が利用しやすい商品でしょう。
プロミスでは、借入できるかどうかをすぐに確認できるお借入診断を利用可能です。気になる方は、下記公式サイトでチェックしてみてください。
(プロミスの基本情報を詳しく見る)
プロミス基本情報 | |
---|---|
審査通過率 | 35.5%※1 |
審査時間 | 最短3分※2 |
融資時間 | 最短3分※2 |
金利 | 4.5~17.8% |
無利息期間 | 最大30日間 |
限度額 | ~500万円 |
担保・保証人 | なし |
申し込み受付時間 | 24時間対応 |
申し込み条件 | 年齢18~74歳のご本人に安定した収入のある方 |
Web完結 | 〇 |
原則郵送物なし | 〇 |
原則在籍確認なし | 〇 |
※2 お申込時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。
SMBCモビット|最短15分で審査完了!Vポイントが貯まる

審査時間 | 最短15分 | 融資時間 | 最短15分 |
無利息 | なし | 実質年率 | 3.0~18.0% |
在籍確認 | 原則電話 連絡なし | 限度額 | 1~800万円 |
- 申込みから借入まで最短15分
- 原則電話連絡なし、郵便物は一切なし
- 返済で200円ごとにVポイントが貯まる
- SMBCグループの安心感
- 来店不要、Web・アプリで借入まで完結
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
SMBCモビットは、最短即日で融資が受けられる便利なカードローンです。
特に注目すべきは、Web完結申込を利用することで職場への電話連絡が原則不要となり、郵送物も届かないため、家族や職場に契約を知られる心配がありません。
また、電話での入力サポートや審査内容の確認が可能なため、Web手続きに不安がある方でも安心して利用できます。
返済時には、利息負担200円ごとにVポイントが貯まり、貯めたポイントを返済に利用することも可能です。
無利息期間は設けられていませんが、周囲に配慮したサービス内容やポイントプログラムにより、初めての方や申し込みに不安のある方でも安心して利用できるカードローンです。
審査が不安な場合は、申し込みの前に下記から借入診断を受けてみましょう。
(SMBCモビットの基本情報を詳しく見る)
SMBCモビット基本情報 | |
---|---|
審査通過率 | 非公開 |
審査時間 | 最短15分※ |
融資時間 | 最短15分※ |
金利 | 3.0~18.0% |
無利息期間 | なし |
限度額 | 1万~800万円 |
担保・保証人 | なし |
申し込み受付時間 | 24時間対応 |
申し込み条件 | 満20歳~74歳で安定した収入があること |
Web完結 | 〇 |
原則郵送物なし | 〇 |
原則在籍確認なし | 〇 |
アコム|最短20分で審査完了!年会費無料のクレカも作成可能

審査時間 | ※1 | 最短20分融資時間 | ※1 | 最短20分
無利息 | 最大30日 | 実質年率 | 3.0~18.0% |
在籍確認 | 原則なし | 限度額 | 1~800万円 |
- 初めての利用なら最大30日間利息0円
- 最短20分で審査が完了するスピード審査※1
- 年会費無料のクレカも作れる
- 郵送物は原則なし
- 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
※1.お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
アコムではインターネットもしくは店舗での申し込みで、最短20分で融資を受けることが可能です。
また、借入の際には借入方法から「振込で借りる」を選択し、利用口座「楽天銀行」を指定することで、10秒程度でスピーディーに振り込まれます。
振込実施時間は金融機関によって異なるため、詳しくは公式サイトの「金融機関ごとの振込実施時間」をご確認ください。
さらに、アコムのカードローンは最大800万円まで借入でき、現状の限度額では足りない場合は増額申請を行なえます。
増額申請に対する審査は土日祝日でも対応しており、原則当日に審査結果の回答がもらえるため、急いでいる方にも安心です。
アコムでは、すぐに借入可能かを3秒で判断できる事前診断を利用できます。審査が不安な方は、下記から利用してみてください。
(アコムの基本情報を詳しく見る)
アコム基本情報 | |
---|---|
審査通過率 | 39.8%※1 |
審査時間 | 最短20分※2 |
融資時間 | 最短20分※2 |
金利 | 3.0~18.0% |
無利息期間 | 最大30日間 |
限度額 | 1万~800万円 |
担保・保証人 | なし |
申し込み受付時間 | 24時間対応 |
申し込み条件 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 |
Web完結 | 〇 |
原則郵送物なし | 〇 |
原則在籍確認なし | 〇 |
※2お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
ダイレクトワン|来店契約で審査完了&カード発行まで最短30分

審査時間 | 最短30分 | 融資時間 | 最短即日 |
無利息 | 最大55日間 | 実質年率 | 4.9~18.0% |
- 来店契約なら最短30分で契約完了&カード発行可能
- 初回利用時、最大55日間利息0円で返済負担を大幅に軽減可能(Web契約限定)
- パートやアルバイトの方でも安定的な収入があれば申込み可能
- 借入の疑問点や不安を相談しながら、自分に合った借入を行なえる
- 目的別ローンが充実していて借りやすさ抜群
ダイレクトワンは、店舗契約により最短30分で審査からローンカード発行まで完了するスピーディーな対応が特徴です。
カード発行後はスルガ銀行やゆうちょ銀行、セブン銀行などの提携ATMを利用してすぐに借り入れができるため、時間を効率的に活用したい方に最適でしょう。
ただし、1万円以下の取引では110円(税込)、それ以上では220円(税込)の手数料がかかる点には注意が必要です。
店舗契約では、スタッフと直接相談しながら契約手続きを進められるため、初めての方や疑問がある方でも安心して利用できます。また、利用者一人ひとりに合った借り入れプランやマネープランについて丁寧なアドバイスが受けられるため、計画的に利用しやすいでしょう。
さらに、初回契約の方にはWeb契約限定で最大55日間の無利息サービスが提供されるなど、短期間の借り入れを検討中の方にも最適です。
審査が不安な場合は、申し込む前にクイック診断を利用してみましょう。3つの項目を入力するだけで借入可能かチェックできるため、気になる方は下記からご利用ください。
(ダイレクトワンの基本情報を詳しく見る)
ダイレクトワン基本情報 | |
---|---|
審査通過率 | 非公開 |
審査時間 | 最短即日 |
融資時間 | 最短即日 |
金利 | 4.9%~18.0% |
無利息期間 | 最大55日(Web契約限定) |
限度額 | 1万~300万円 |
担保・保証人 | なし |
申し込み受付時間 | 24時間対応 |
申し込み条件 | 20歳~69歳までの、安定した収入がある方 |
Web完結 | 〇(申し込み~契約まで) |
原則郵送物なし | 〇(店頭契約の場合) |
原則在籍確認なし | × |
フリーローンの審査ではどこを見られる?
「審査が甘いフリーローン」を探している方にとって、審査で実際に何がチェックされるのかは非常に気になるポイントでしょう。
フリーローンの審査では、利用者に返済能力があるかどうかを総合的に判断します。これは貸金業法によって義務付けられており、審査なしで借りられる正規のフリーローンは存在しません。
フリーローンの審査で金融機関が重視するおもなチェック項目は、次の5つです。
これらの情報をもとに、申込者にとって無理のない返済が可能かどうかを判断していきます。それぞれの審査項目について、詳しく解説していきます。
申告内容が正しいか
借入を申し込む際は、自分の状況を正しく申告しなければなりません。
審査では、申込者が申告した以下の内容について、提出された書類や信用情報機関の情報と照合し、整合性を確認します。
- 氏名、住所、生年月日などの個人情報
- 年収、勤務先、勤続年数などの勤務状況
- 家族構成、居住状況
- 他社からの借入状況
審査は申込者から提供された情報に基づいて行なわれ、その内容が客観的な事実と一致しているかチェックされます。
年収・雇用形態などの属性情報
金融機関では、審査において申込者の返済能力の基礎となる「属性情報」を確認し、安定的かつ継続的な返済が可能かどうかを判断します。
おもに確認されるのは、以下の情報です。
確認項目 | 内容 |
---|---|
年収 | 金額と収入の安定性 |
勤務先情報 | 会社の規模、業種、設立年数など |
雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト、自営業など |
勤続年数 | 同じ勤務先にどれくらいの期間勤めているか |
居住状況 | 持ち家か賃貸か、居住年数、家族構成など |
これらの情報は、申込者がどれだけの収入を得て、それがどれだけ安定しているのかを把握するための基本的な情報となります。
他社借入件数や借入額
現在、ほかの金融機関や貸金業者からどれだけの借入があるか、その「借入状況」も審査における重要な確認項目です。
おもに以下の情報が確認されます。
確認項目 | 内容 |
---|---|
他社借入件数 | 何社から借入があるか |
各社の借入残高 | それぞれの借入がいくら残っているか |
借入総額 | すべての借入を合計した金額 |
これらの情報を確認するのは、申込者の現在の総返済負担額を正確に把握し、新たなローンを加えた場合に返済が過度な負担とならないかを見極めるためです。
特に、消費者金融などの貸金業者からの借入は、貸金業法で定められた「総量規制」の対象となるため、原則として年収の3分の1までの範囲内でなければなりません。
銀行のフリーローンは総量規制の対象外ですが、銀行も独自の基準で申込者の年間の総返済額が年収に占める割合を審査し、過剰な貸付けにならないよう慎重に判断しています。
金融機関はこれらの情報を、後述するJICCやCICなどの信用情報機関を通じて正確に把握しています。
信用情報(過去の延滞や事故歴など)
各種ローンやクレジットカードなどの過去の利用履歴が登録される「信用情報」は、審査において最も重要な情報です。
信用情報では、おもに以下の情報が確認されます。
確認項目 | 内容 |
---|---|
契約内容 | どのような種類のローンやクレジットカードをいつ契約したか |
支払状況 | 滞りなく支払いがされているか、過去に延滞はなかったか |
残高情報 | 現在の利用残高 |
金融事故情報 | 長期間の延滞、債務整理(自己破産、個人再生など)、保証会社による代位弁済、強制解約などの記録の有無 |
これらの情報は、国が指定した信用情報機関(JICC、CIC、KSCなど)に登録されており、金融機関は審査の際に必ず照会します。
特に、延滞・債務整理・強制解約などの金融事故情報が記録されている場合、フリーローンの審査に通過することは非常に厳しくなります。金融事故情報は5年~7年間記録が残り、すぐには解消されません。
信用情報に不安がある場合は、JICCやCIC、KSCなどの信用情報機関から、自分の情報を開示して確認しておくと安心です。
在籍確認の対応
「在籍確認」は、申込者が申告した勤務先で実際に働いており、安定した収入を得ていることの裏付けを取るために行なわれます。
勤務先への電話連絡で行なわれるのが一般的で、審査担当者が個人名で勤務先に電話をかけ、申込者が在籍しているかを確認できれば完了します。
在籍確認は、申告された収入源の確実性を確かめる重要な過程のため、スムーズに応答できるようにしましょう。
なお、最近の消費者金融ではプライバシーに配慮し、事前に本人の同意を取ったうえで電話の時間帯を指定できたり、書類提出で代替できたりするケースも増えています。
「職場に知られたくない」「勤務先に電話されるのが困る」といった方は、申し込みの前に相談しておくことで、柔軟に対応してもらえる可能性があります。
審査が甘いもしくは審査がないフリーローンはある?

ここまで解説したとおり、「審査が甘い」もしくは「審査がない」フリーローンは存在しません。ここでは、審査が甘いフリーローンがない理由やフリーローンの仕組みについて解説します。
「審査なしローン」は基本的に存在しない
WebサイトやSNSなどに、「審査なしで借りられる」「誰でも融資OK」とうたうローン広告が掲載されていることがあります。
しかし、それらは違法な金融業者(いわゆる闇金)である可能性が極めて高いため、注意しなければなりません。貸金業法では、すべての正規業者に対し、返済能力を審査する義務を課しています。
金融庁が公表している「登録貸金業者情報検索サービス」で確認できる業者以外から借りるのは、非常にリスクが高い行為です。
違法な金融業者の利用は、法外な金利・強引な取り立て・個人情報の悪用など、深刻なトラブルを招く危険性があります。
「審査なし」「ブラックOK」「即融資」といった表現には特に注意し、必ず登録業者かどうかを確認してから利用を検討しましょう。
審査が不安な方は消費者金融のカードローンを利用するのがおすすめです。銀行のフリーローンよりも審査に通りやすいでしょう。
何回まで借りられる?フリーローンの仕組み
フリーローンとは、「使い道自由」「一括借入・分割返済」が特徴のローン商品です。
カードローンは限度額内で何度でも借入できますが、フリーローンは借入回数が一度きりのため、借入金額を増やしたい場合は、再度申し込み・審査が必要になります。
両者の違いをまとめると、以下のとおりです。
項目 | フリーローン | カードローン |
---|---|---|
借入方法 | 一括借入 | 必要なときに都度借入 |
契約回数 | 借入のたびに再契約が必要 | 初回契約のみでOK(限度額内で何度でも可) |
返済方式 | 原則、元利均等返済(毎月一定額) | 残高スライドリボなど柔軟な返済が可能 |
金利傾向 | 低め(銀行系中心) | やや高め(消費者金融中心) |
向いている利用目的 | 教育費・リフォーム費用など金額の目安がついているもの | 日常の急な出費・生活費などの短期利用 |
審査の傾向 | 厳しめ | 比較的柔軟(特に消費者金融) |
表からもわかるように、フリーローンは都度契約が必要な単発型のローンです。そのため、柔軟な資金繰りを求める方にとってはやや不便に感じるかもしれません。
フリーローンは「まとまった金額を一括で借りて、計画的に返済したい」という明確な目的がある方に向いています。
生活費や急な出費などに備えたい場合は、カードローンのほうが使い勝手が良いといえるでしょう。
インターネット上にあるフリーローンの審査が甘いランキングは信用できる?
結論からお伝えすると、インターネット上にある「審査が甘いフリーローンランキング」は、あくまで主観的なものであり、信用できる情報とはいえません。
すべての金融機関は、貸金業法・銀行法などに基づき、融資前に厳格な審査を実施する義務があります。
また、審査基準は非公開で、金融機関ごとに異なるため、「審査の通りやすさ」を数値化して比較することはできません。
そのため、自分に合ったローンを選ぶには、公式サイトで条件を確認して収入や勤務状況を加味しながら決めるのが確実な方法です。
なお、フリーローンはカードローンより低めの金利のため、審査が厳しくなる傾向があります。
そのため、「審査に通るか不安」という方は、比較的柔軟な審査基準を採用している消費者金融のカードローンを選択肢に入れるのがおすすめです。
カードローン | アイフル | プロミス | SMBCモビット |
---|---|---|---|
ロゴ | ![]() | ![]() | ![]() |
審査時間 | 最短18分※ | 最短3分※ | 最短15分※ |
融資時間 | 最短18分※ | 最短3分※ | 最短15分 |
金利 | 3.0~18.0% | 4.5~17.8% | 3.0~18.0% |
限度額 | 1万円~800万円 | 1万円~500万円 | 1万円~800万円 |
詳細 |
地方銀行のフリーローンの審査は甘い?
地方銀行のフリーローンだからといって、審査が甘いわけではありません。銀行の規模に関わらず、各金融機関では所定の審査が慎重に行なわれているからです。
ただし、一般的に地方銀行はメガバンクと比較すると金利が高めに設定されている傾向があり、その分審査が甘めになることもあるともいわれています。
そのため、銀行系のフリーローンのなかでは、地方銀行のほうがやや審査に通りやすい可能性があるといえるでしょう。
とはいえ、地方銀行のフリーローンは申し込み条件に居住地などが設定されていることも多く、対象者が限定されるケースもあるのが現状です。
そのため、「審査に通るか不安」「条件を満たせるかわからない」と感じる方は、より柔軟な審査を行なっている消費者金融のカードローンを利用するのがおすすめです。
銀行系フリーローンおすすめランキング
銀行系フリーローンは、金利が比較的低く、安心感のあるローン商品として人気があります。
ここでは、申し込みやすさ・金利・特徴などを比較して、おすすめの銀行系フリーローンを紹介します。以下はそのなかでも特におすすめのフリーローンです。
- りそな銀行のりそなフリーローン:りそな銀行の住宅ローンを契約していれば0.5%の金利優遇が受けられる。固定金利で返済計画が立てやすい。
- スルガ銀行フリーローン:がん保障特約付きローンを選択できる。最大120回の長期返済が可能。
- イオン銀行フリーローン:前年度年収が200万円以上あれば申し込める。来店不要で手続きが簡単。
- 三井住友銀行フリーローン無担保:三井住友銀行の住宅ローンを利用していれば3.0%の金利優遇が受けられる
- 横浜銀行フリーローン:最短翌日に審査結果通知。インターネット完結で最短2営業日融資も可能。
なお、以下がこの記事で紹介するフリーローンの一覧となっています。
カードローン | りそなフリーローン | スルガ銀行フリーローン | イオン銀行フリーローン | 三井住友銀行フリーローン(無担保型) | 横浜銀行フリーローン | ろうきんのフリーローン | 福岡銀行のフリーローン | 京都銀行のフリーローン | トマト銀行のフリーローン | みなと銀行のフリーローン | 島根銀行のフリーローン | 住信SBIネット銀行のフリーローン |
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ロゴ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
金利 | 1.7~14.0% | 4.0~12.0% | 3.8~13.5% | 年6.125% (変動金利) | 1.9~14.6% | 5.975%~7.650% | 4.7~12.9% | 4.075~14.000% | 3.8~14.5% | 4.8~14.9% | 3.0~14.50% | 4.275~12.50% |
最大限度額 | 1,000万円 | 300万円 | 700万円 | 300万円 | 1,000万円 | 500万円 | 500万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 500万円 | 1,000万円 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
りそな銀行のりそなフリーローン
- 1,000万円まで借入できる
- 固定金利のため金利変動がなく安心して利用できる
- りそな銀行の住宅ローンを契約している方は0.5%の金利優遇が受けられる
りそな銀行が提供する無担保型のりそなフリーローンは、最大1,000万円まで借入できます。
りそな銀行カードローンの限度額が800万円であるため、より多くの資金調達が必要な方におすすめです。
また、りそなフリーローンは固定金利を採用しているため、返済中に金利が変動し、思わぬ負担が増えてしまうこともありません。
カードローンの金利と比較すると以下のような違いがあります。
金利タイプ | 金利 | 限度額 | |
---|---|---|---|
りそなフリーローン | 固定 | 1.7〜14.0% | 1,000万円 |
りそな銀行カードローン | 変動 | 1.99~13.5% | 800万円 |
一度にまとまったお金を借り、安定して返済したい方はフリーローンを選択するとよいでしょう。
なお、りそな銀行の住宅ローンを契約している方は、上記の金利からさらに0.5%の金利優遇が受けられるため、よりお得に利用できます。
スルガ銀行フリーローン
- 最高限度額300万円のため借りすぎを防止できる
- 返済回数が最大120回までであり、ゆとりを持って返済できる
- がん保障特約付きローンを選べる
スルガ銀行フリーローンは、最高限度額が300万円までのフリーローンです。
以下の表のように、他社フリーローンと比較すると最高限度額が抑えられているため、借りすぎを防げます。
フリーローン名 | 最高限度額 |
---|---|
スルガ銀行フリーローン | 300万円 |
イオン銀行フリーローン | 700万円 |
りそなフリーローン | 1,000万円 |
また、返済回数を最大120回まで分割できるため、ゆとりを持った計画的な返済が可能です。
さらに、スルガ銀行フリーローンはがん保障特約付きローンを選択できます。
がん保障特約付きローンとは、死亡または高度障害状態、がんと診断された場合に、消費者信用団体生命保険でローンを全額返済できるサービスです。
借金の心配をしなくていいため、安心して治療に専念できるでしょう。
ただし、申し込み時の年齢が満50歳未満の方は年0.3%、満50歳以上の方は年0.6%金利が上乗せされます。
イオン銀行フリーローン
- 10万円単位で700万円まで借入できる
- インターネットから申し込めて来店せずに契約できる
- 前年度年収が200万円以上あれば申し込める
イオン銀行のフリーローン「イオンアシストプラン」は、10万円〜700万円まで借入できるサービスです。
10万円単位で申し込めるため、必要資金に応じて細かく調整しやすいでしょう。
インターネットから申し込めて来店する必要もないため、店舗に出向く時間を取れない忙しい方でもスピーディーに手続きを進められます。
ただし、「イオンアシストプラン」にはインターネット以外の申込方法がないため、Web上での手続きが不安な方は利用しにくいかもしれません。
また、イオン銀行は申込条件の一つに、前年度の年収が200万円以上あることを挙げています。
安定かつ継続した収入の見込める方
引用:イオンアシストプラン 商品概要
※ 原則、前年度税込年収が200万円以上の方
※ 年金受給者、学生、無職(専業主婦(夫))の方はご利用になれません。
このため、アルバイトやフリーターの方など年収が200万円を満たさない方は利用できませんが、会社員であれば多くの方が問題なく申し込める金額でしょう。
三井住友銀行フリーローン無担保
- リフォーム資金なら800万円まで借入できる
- 金利が一律年6.375%(変動金利)
- 三井住友銀行の住宅ローンを利用している方なら3.0%の金利優遇が受けられる
三井住友銀行のフリーローンの借入限度額は300万円ですが、用途がリフォーム資金の場合は800万円まで引き上げられます。
また、いくら借入しても金利は一律年6.375%です。
変動金利のため多少の増減はありますが、少額を借入したい方はお得に利用できるでしょう。
その反面、借入金額が大きければ利息が高くつき、負担が増えてしまう可能性があります。
なお、三井住友銀行の住宅ローンを利用中で、かつ返済の遅延がない方であれば、年3.0%の金利優遇が受けられます。
ただし、金利の優遇はリフォーム資金には適用されないため、仮に800万円借入した場合は金利が6.375%のままであるため注意が必要です。
三井住友銀行のフリーローンを利用する際は、使用目的と必要金額を明確にしてから申し込むとよいでしょう。
横浜銀行フリーローン
- 最短翌日に審査結果がわかる
- 最短2営業日で借入ができる
- インターネットから24時間365日申し込める
横浜銀行フリーローンは、インターネットから申し込んだ場合、最短翌日に審査結果がわかります。
その後、契約手続きに進み、申し込みから最短2営業日で借入が可能です。
パソコンやスマートフォンでのインターネット申し込みなら、24時間365日申し込みを受け付けているため、忙しい方でも好きなタイミングで利用できます。
横浜銀行フリーローンのインターネットによる申し込み手順は以下のとおりです。
(1)申し込み | 公式サイトから申し込む |
(2)審査 | 必要書類をアップロード・郵送・FAXのいずれかで提出する |
(3)審査結果の連絡 | 最短で申し込みの翌日に電話で連絡がくる |
(4)契約手続き | Webで契約手続き、もしくは郵送・FAXで契約書類を提出する |
(5)借入 | 最短2営業日で口座に借入金額が振り込まれる |
急いでいる方やスピーディーに利用したい方は、横浜銀行フリーローンがおすすめです。
ろうきんのフリーローン
- 融資金額は最高500万円
- 繰上げ返済手数料無料
- 契約社員やパート社員、自営業の方でも利用できる
ろうきんのフリーローンは、結婚費用や旅行費用など、幅広い資金用途に対応するローン商品です。融資金額は最高500万円で、繰上げ返済手数料が無料となっています。
また、他社ローンの借換えにも利用できます。
団体会員の構成員の方は、変動金利で年5.975%が適用され、ずっとサポート引下げの対象となる場合は年5.775%です。生協会員の組合員および同一生計家族の方は、変動金利で年6.255%、引下げ適用で年6.055%となります。
返済期間は最長10年で、計画的な返済が可能です。契約社員やパート社員、自営業者の方も一定の条件を満たせばご利用できます。
福岡銀行のフリーローン
- おまとめにも利用できる
- 返済期間は最長15年
- Web完結では最短2営業日の融資が可能
福岡銀行の「おまとめ・フリーローン(ナイスカバー)」は、使いみちが自由で、複数のローンを一つにまとめることも可能なローン商品です。
借入金額は10万円から500万円まで対応し、返済期間は最長15年と、無理のない返済計画を立てられます。金利は固定金利で、Webからの申込みの場合、年5.9%、9.9%、12.9%のいずれかが適用され、一般的なカードローンよりも低金利が魅力です。
また、パート・アルバイト・年金受給者の方も申込み可能で、毎月一定の収入があれば利用できます。
Web完結型の申込みでは、来店不要で手続きが完了し、最短2営業日での融資も可能です。
京都銀行のフリーローン
- 借入金額は最短1,000万円
- おまとめローンとしても利用可能
- 事務取扱手数料無料
京都銀行のフリーローン「グッドサポート」は、安定した収入がある満20歳以上の方を対象に、さまざまな資金用途に対応するローン商品です。
借入金額は最大1,000万円、返済期間は最長10年と、幅広いニーズに応えます。金利は年4.075%から年14.000%までの6段階で、審査結果により適用金利が決定されます。
担保や保証人は原則不要で、事務取扱手数料も無料です。また、複数のローンを一本化する「おまとめローン」としても利用可能で、返済管理の負担軽減が期待できます。
インターネットバンキング「京銀ダイレクトバンキング」を利用すれば、一部繰上返済や繰上完済の手続きもオンラインで簡単に行なえます。
トマト銀行のフリーローン
- 最大1,000万円まで利用できる
- パート・アルバイトの方でも利用できる
- 担保や保証人不要
トマト銀行のフリーローン「充実生活」は、幅広いライフイベントをサポートする多目的ローンです。
お使いみちは自由で、事業性資金を除く個人のさまざまなニーズに対応しています。利用金額は10万円から1,000万円まで(1万円単位)で、パート・アルバイトの方は最大30万円までお申込み可能です。
利用期間は6ヵ月以上20年以内(1ヵ月単位)で、固定金利は年3.8%から年14.5%まで、審査結果により適用されます。
担保や保証人は原則不要で、保証会社の保証を受けられる方が対象となります。Webでの契約手続きが可能で、トマト銀行に口座をお持ちでない方も申込みできます。
ただし、契約時までにトマト銀行の普通預金口座の開設が必要です。
みなと銀行のフリーローン
- 最大1,000万円まで利用できる
- Web完結で利用できる
- Web完結なら金利の引き下げ特典が付帯
みなと銀行のフリーローンは、使いみちが自由で、担保や保証人が不要な個人向けローンです。
借入可能額は10万円から1,000万円まで(Web完結契約の場合は最大500万円)で、1万円単位での借入が可能です。
金利は固定金利で、年4.8%から14.9%の5種類があり、審査により適用金利が決定されます。
返済期間は6ヶ月から10年まで(ご融資金額が500万円超1,000万円以下の場合は最長15年)で、毎月定額返済により計画的な返済が可能です。
また、Web完結契約を利用すれば、来店不要でお申込みから契約手続きまでをインターネット上で完結でき、通常金利より0.2%引下げの特典もあります。
島根銀行のフリーローン
- 最大500万円まで借入できる
- 最大2%の金利引き下げが適用される
- インターネットから仮審査可能
しまぎんフリーローンは、島根銀行が提供する多目的ローンで、10万円から500万円までの借入が可能です。金利は固定で、返済計画が立てやすくなっています。
さらに、島根銀行との取引状況に応じて、最大2%の金利引き下げが適用される場合があります。例えば、住宅ローンの利用や給与振込の指定などが該当します。
お申し込みはインターネットから仮審査が可能で、手続きも簡単です。ただし、正式な申し込みには島根銀行の窓口への来店が必要となります。
審査の結果、借入できない場合や、借入金額が減額される場合もあるため、事前に確認しましょう。
住信SBIネット銀行のフリーローン
- 最大1,000万円まで借入可能
- Web完結で利用できる
- 条件によって金利の引き下げが適用される
住信SBIネット銀行のフリーローンは、資金使途が原則自由で、生活費やおまとめローンなど多様なニーズに対応する無担保ローンです。
借入金額は10万円から1,000万円まで、返済期間は1年から10年の範囲で設定可能です。
金利は年4.275%から12.50%で、住信SBIネット銀行の住宅ローン残高がある場合や、カードローン契約済み、SBI証券口座保有登録済みなどの条件を満たすと、基準金利から最大年1.0%の引き下げが適用されます。
申込から契約、借入までの手続きはすべてオンラインで完結し、来店不要で24時間365日対応しています。ただし、借入金額に対して2%の事務手数料(消費税別)が発生します。
また、審査の過程で勤務先への在籍確認が行われる場合がありますが、プライバシーに配慮し、担当者の個人名で連絡されます。
フリーローンの審査に落ちる理由

フリーローンの審査は、誰しもが通過できるわけではありません。一体どのような場合に、審査に通りにくくなってしまうのでしょうか。
ここでは、フリーローンの審査に落ちるおもな4つの理由について、それぞれ詳しく解説します。
なお、下記をクリックすると、自分が気になる該当箇所をすぐに確認することができます。
安定した収入がない
フリーローンの審査に落ちる理由としてまず挙げられるのは、安定した収入がないことです。
フリーローンは一度にまとまった金額を融資してもらえるサービスであるため、安定した収入がないと判断された方は審査に通らないことがあります。
一部の銀行系フリーローンでは、以下のように年収制限が設けられています。
安定かつ継続した収入の見込める方 ※ 原則、前年度税込年収が200万円以上の方
引用:イオン銀行 イオンアシストプラン
前年度税込年収が200万円以上(個人事業主の方は所得金額)で、現在安定した収入のある方(年金収入のみの方はご利用いただけません)
引用:三井住友銀行フリーローン
特にフリーローンは一括借入・長期返済が前提のため、貸し倒れのリスクを避けるためにも継続的に返済できる見込みが必要といえるでしょう。
他社借入数が多い
他社からの借入数が多いことも、審査に落ちる理由の一つです。
借入数が多ければ多いほど、それだけ資金繰りに難渋しているととらえられかねません。
多重債務状態にあると見なされ、返済能力がないと判断されることは審査通過率を大幅に下げてしまうため、申し込む際には他社借入数を極力少なくしておくことが大切です。
特に、借入金額が少ないローンはあらかじめ完済しておくとよいでしょう。
なお、金融機関は信用情報機関の情報から個人の借入状況などもすべて把握できるため、他社借入数について虚偽の申告をした場合は必ずバレてしまいます。
最悪の場合、嘘の申告をした時点で審査は通過できないため注意してください。
信用情報に金融事故が登録されている
審査に落ちた場合、信用情報に金融事故が登録されている可能性が考えられます。
金融事故がある場合は、個人の信用力が著しく低下しているため審査に通過できません。
例えば、以下のような状況が金融事故とみなされます。
- クレジットカードの支払い延滞
- カードローンの返済遅延
- カードの強制解約
- 携帯電話料金や奨学金の支払い滞納
- 債務整理の履歴
金融機関は融資を行なう前に信用情報機関の登録内容を確認し、金融事故の有無などから個人の返済能力や信用力をチェックしています。
思い当たる節がある方は、信用情報機関に金融事故があるか確認し、金融事故がある場合は情報が保存されている一定期間は申し込みを控えるのが無難です。
同時に複数社へ申し込んでいる
同時に複数社へ申し込んでいる場合も、審査に落ちる理由の一つです。
信用情報機関には、申込者が過去に申し込んだクレジットカードやローンなどの履歴がすべて登録されており、半年間保存されます。
そのため、同時に複数社へ申し込んでいることは、審査の際に金融機関に必ず知られてしまいます。
短期間のうちに何社も申し込む行為は、金銭的に余裕がないことを証明しているようなものであり、マイナスイメージにつながりかねません。
返済能力がないと判断され、審査の通過を妨げてしまうため、フリーローンを利用する際は1社に絞って申し込むことを心がけましょう。
フリーローンの審査に通りやすくする7つのコツ

フリーローンの審査は、申込者の返済能力や信用情報をもとに慎重に行なわれます。
「審査が不安」「少しでも通過率を上げたい」という方は、以下の7つのコツを意識することで、審査通過の可能性を高められるでしょう。
なお、下記をクリックすると、自分が気になる該当箇所をすぐに確認することができます。
収入を安定させる
フリーローンの審査に通りやすくするには、収入を安定させることが先決です。
収入が不安定な状態では、返済能力がないと判断され審査に通過できません。
先述したように、イオン銀行のフリーローンや三井住友銀行のフリーローンは年収を200万円以上と定めていることから、年収は安定的に200万円以上ある状態にしておくとよいでしょう。
また、勤続年数が長いことや雇用形態が正社員であることも、返済能力が高いと判断される要素の一つです。
確実に借入したいなら、これらの条件を整え、審査に通過する確率を高めてから申し込みましょう。
借入希望金額をなるべく少なくする
借入希望金額をなるべく少なくしておくことも、審査通過率を上げるためには大切です。
なぜなら、借入希望金額が大きいほどより返済能力が必要となり、審査が厳しくなる傾向があるためです。
借入希望金額が多ければ利用者の返済負担は増え、貸し倒れなど金融機関が抱えるリスクも大きくなります。
金融機関はできるだけ損失が少なくなるように融資しているため、借入希望金額は少ないほうが審査に通りやすいといえます。
フリーローンのなかには1万円単位や10万円単位で申し込める商品もあるため、必要な金額を明確にし、無理なく返済の見通しが立てられる金額を借りるようにしましょう。
虚偽申告をしない
フリーローンの審査に通るためには、虚偽申告はしないことが絶対条件です。
なぜなら、嘘の申告が判明した時点で信用を失い、審査の対象から外れてしまうためです。
特に、年収は返済能力に直結するものであり、少しでも審査に通るようにと安易に虚偽の申告をしてしまいかねません。
しかし、金融機関は信用情報機関から情報を照会して記載内容と相違がないかチェックしているため、故意に異なる記載をした場合は見つかってしまいます。
単純なケアレスミスは訂正や再提出で済む可能性もありますが、マイナスなイメージを与えることには変わりないため、申し込み時には正しい情報を入力することを意識しましょう。
提出物の不足がないようにする
フリーローンの審査に通りやすくするには、必要な提出物の不足がないよう事前に準備しておくことも大切です。
提出物が不足していることで審査に落ちるとは言い切れませんが、審査が長引くことで借入までに時間を費やしてしまう可能性は十分にあります。
運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類は必須であるうえ、借入希望金額が50万円を超えるのであれば収入証明書も必要です。
また、申込者の年齢が18歳・19歳だった場合も、収入証明書の提出が求められます。
スムーズに手続きを進めるためにも、事前に書類を用意した状態で申し込むのがベストです。
使用用途を明確にする
フリーローンの審査に通りやすくするためには、借入する金額の使用用途を明確にしておくこともポイントです。
フリーローンは使い道が自由な点がメリットですが、ほとんどの商品が事業用資金としては利用できません。
銀行や消費者金融の公式サイトには、フリーローンの使用用途に関して次のような記載がされています。
健全な消費性資金(事業性資金にはご利用いただけません)
引用:りそなプレミアムフリーローン
投資用不動産購入および関連資金や保険を含むその他投機目的資金、事業性資金、個人間売買、公序良俗に反する資金にはご利用いただけません。
引用:スルガ銀行フリーローン
生計費に限ります。(ただし、個人事業主の方は、生計費および事業費に限ります)
引用:プロミス フリーキャッシング
そのため、申し込む際は健全な使い道であることを明らかにしておきましょう。
信用情報を確認する
フリーローンの審査が不安な方は、事前に信用情報を確認しておくのもおすすめです。
信用情報は以下の3つの機関に登録されており、それぞれ情報の開示請求をすることで登録内容を照会できます。
ローンやクレジットカードの契約内容や返済状況などの登録期間は5年間、自己破産などの事故情報は7年間保存され続けます。
マイナスな情報が登録されている間は審査の通過が困難であるため、自分がどのような状況にあるのかを把握しておくことも、審査に通りやすくするコツといえるでしょう。
在籍確認にきちんと対応する
在籍確認の連絡があった際にきちんと対応できるかどうかも、審査通過率に関わってきます。
なぜなら、在籍確認には、申込者が申告した勤務先に務め、安定した収入を得ていることを確かめる目的があり、返済能力の有無に直結するからです。
そのため在籍確認に難なく対応できれば、審査を有利に進めることができるでしょう。
なお、在籍確認の対応が難しいときは、事前にフリーローンの担当者に相談しておくのがおすすめです。
場合によっては、申込者が指定した時間に電話連絡をしてもらえたり、在籍確認の前に本人に連絡してもらえたりと融通がきく可能性もあります。
また、職場の人に応対をお願いしておくのも一つでしょう。
フリーローンは総量規制対象?自分の年収に応じていくら借入できるの?
フリーローンを検討していると、「自分はいくらまで借りられるのか」「総量規制の対象になるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
ここでは、総量規制の概要と、年収に応じた借入可能額の目安について解説します。
総量規制とは
総量規制とは、個人の借入総額を年収の3分の1までに制限する法律で、主に消費者金融や信販会社などの貸金業者が対象となります。
一方で、銀行は貸金業法ではなく銀行法に基づいて運営されているため、総量規制の対象外です。
フリーローンは、提供する金融機関によって総量規制の適用が異なります。

フリーローンと一口に言っても、提供元が貸金業者なのか銀行なのかによって、総量規制の適用が異なるという点をまず理解しておきましょう。
年収に応じた借入限度額の目安
では、総量規制の有無によって、具体的に年収から見た借入限度額の目安はどう変わるのでしょうか。
消費者金融が提供するカードローンは総量規制の対象になるため、借入できる合計額は、原則として自身の年収の3分の1が上限となります。
例えば、年収が300万円の方であれば、消費者金融から借入できる金額は合計で最大100万円までです。
すでにほかの消費者金融から50万円借りている場合は、新たに借りられるのは50万円までとなります。
銀行が提供するフリーローンは総量規制の対象外となるため、法律上では年収の3分の1を超える借入も可能です。
とはいえ、無制限に借りられるわけではありません。
銀行は、貸し倒れリスクを避けるために独自の審査基準を設けており、多くの場合、自主的な規制として年収に対する借入限度額の目安(年収の30%~50%程度)を設定しています。
また、一般的に銀行の審査基準は消費者金融よりも慎重で、より厳格に行なわれる傾向があるため、自身の状況によっては借入が難しい場合もあるでしょう。
なお、借入可能額は、年収だけでなく、既存の借入状況や信用情報なども考慮されます。そのため、実際の借入可能額は個々の状況によって異なります。
借入を検討する際は、各金融機関の条件や自身の返済能力を十分に確認することが重要です。
フリーローンの審査に落ちたときの対処法

フリーローンの審査に落ちたときの対処法は上記図解のとおりです。下記では審査に落ちたときの対処法を詳しく解説します。
なお、下記をクリックすると、自分が気になる該当箇所をすぐに確認することができます。
消費者金融カードローンを利用する
フリーローンの審査に落ちた場合は、消費者金融カードローンを利用するのがおすすめです。
消費者金融カードローンもフリーローンのように原則使途は自由でありながら、フリーローンとは違い、必要なときにこまめに借入できるといったメリットがあります。
フリーローンと比較すると金利はやや高めの設定ですが、一度にまとまった金額を貸付するわけではないことから、審査難易度はフリーローンより低い傾向です。
なお、銀行のカードローンは消費者金融よりも金利が低い分、審査が厳正に行なわれているため、より借入しやすい方法を選択するなら消費者金融カードローンが最適といえるでしょう。

有担保ローンを利用する
フリーローンの審査に落ちてしまった場合は、有担保ローンの利用を検討するのも一つの方法です。
無担保のフリーローンは個人の返済能力が欠かせないため、必然的に審査が厳しくなります。
その反面、住宅ローンなどの有担保ローンは担保の提供と引き換えに借入できるため、担保が条件をクリアしていれば比較的借入しやすい傾向です。
ただし、有担保ローンも年収をはじめとした個人の返済能力の審査は必ず行なわれ、あらゆる基準を満たさなければ利用できません。
安易に借りられるわけではないことは留意したうえで、担保にできる物件や対象の物などがあれば利用を検討するとよいでしょう。
なお、担保にできるものがない方は消費者金融カードローンを利用してみましょう。
質屋で物を担保にお金を借りる
フリーローンの審査に落ちたときの対処法として、質屋で物を担保にお金を借りる方法があります。

質屋を利用する際には身分証明書の提出を求められますが、フリーローンやカードローンのように審査が行なわれることはありません。
そのため、審査に落ちた方でも担保となる品物があれば借入することが可能です。
質入れする品物は、ブランド品やアクセサリー類など高価なものにしましょう。
ノーブランド品や古すぎるものなどは査定を断られてしまう可能性があります。
また、査定金額の7〜8割程度のお金を借入することができますが、返済する際は高額な利息をともなうため注意が必要です。
ただ、返済義務はないため、品物を手放しても構わない場合は返済しなくても問題ありません。
フリーローンの審査日数はどれくらい?カードローンなら即日融資も可能!
フリーローンの審査日数は、仮審査に数日、本審査に1〜2週間程度かかるケースがほとんどです。
以下に、審査日数を公開している一部のフリーローンをまとめました。
フリーローン名 | 審査日数 |
---|---|
りそなフリーローン(無担保型) | 仮審査:1〜2営業日 本審査:1週間程度 |
住信SBIネット銀行フリーローン | 通常2週間程度 (仮審査は数時間〜2営業日) |
福岡銀行おまとめ・フリーローン (ナイスカバー) | 最短5~7営業日 |
十六銀行フリーローン | 最短2~3週間程度 |
上記の表からもわかるように、フリーローンは審査に1〜2週間程度の時間を要するため、即日借入は不可能です。
フリーローンにも仮審査と本審査が存在する?
金融機関によって仮審査と本審査の有無は異なりますが、フリーローンにも仮審査と本審査が存在します。
仮審査では借入可能額や返済負担などおおまかな借入可否の目安を審査し、本審査では必要書類を受け取り細かく返済能力をチェックしていく流れが一般的です。
例えば、りそな銀行のフリーローンでは、以下のように仮審査と本審査が行なわれています。
種類 | 利用者がやること | 審査結果 |
---|---|---|
仮審査 | 専用フォームから申し込む | 借入可否 借入可能額 借入に際しての条件 |
本審査 | 仮審査結果のメールで案内される「本審査のお申込み専用ページ」から申し込む 書類を提出する | 借入可否 借入可能額 適用金利 |
上記のようにフリーローンの審査は仮審査と本審査の二段階で行なわれることもあります。
カードローンなら即日融資の可能性が高い
「今すぐお金が必要」という方には、フリーローンよりも消費者金融のカードローンのほうが適しています。
には以下のようなメリットがあります。
- 最短即日で審査・融資に対応
- Web完結で申し込みから借入までスムーズ
- 無人契約機やコンビニATMが利用できる
- 初回契約で無利息期間がある
特に、アイフル・プロミス・アコム・SMBCモビットといった大手の消費者金融は、即日融資に強みを持っており、営業時間内に審査を通過して契約できれば、即日での借入が可能です。
ただし、即日融資を受けるには以下の準備が必要です。
- 必要書類(本人確認書類や収入証明書など)を用意しておく
- Web完結に対応している金融機関を選ぶ
- 原則在籍確認なしのカードローンを選ぶ
- 平日午前中までに申し込みを完了させる
このように、急ぎでお金を借りたい場合は、即日融資に対応したカードローンを検討するのがよいでしょう。
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まとめ
フリーローンは「使い道が自由」「一括借入・分割返済」が特徴のローン商品で、目的が明確で大きな金額が必要なケースに向いています。確実に借入したい方は、自分の属性や信用情報に合った商品を、公式サイトで条件を確認しながら慎重に選びましょう。
インターネット上には「審査が甘いランキング」なども見られますが、信頼性に欠ける情報が多く、注意が必要です。審査はすべての金融機関で厳正に行なわれており、審査が甘いフリーローンは存在しません。
審査に通るか不安という場合は、比較的柔軟な審査を行なっている消費者金融のカードローンを検討するのも一つの方法です。カードローンであれば、限度額内で繰り返し借入できるメリットもあります。
フリーローンを選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 目的に合った金融機関の商品を選ぶ
- 借入金額に合った商品を選ぶ
- 信頼できる金融機関を選ぶ
- 審査に通る可能性があるか確認する
- 審査の流れや必要書類を事前に把握する
安心して利用できるフリーローンを見つけたい方は、まずは自分の状況を整理し、信頼できる正規の金融機関を選ぶことから始めましょう。
必要に応じて、即日融資に対応している消費者金融のカードローンも併せて検討することで、柔軟な資金計画を立てることができます。この記事を参考に自分に合ったフリーローンを見つけましょう。
審査が甘いフリーローンによくある質問
最後にフリーローンについてよくある質問をまとめます。フリーローンに関する疑問がある場合は、参考にしてください。