昨今のSEOにおいて、Googleがサイトを評価する際に、サイトが受けている被リンク(バックリンク)よりも、サイト内部のコンテンツを重視する傾向が続いています。 ただ、被リンクを獲得することはやはり、SEO対策を考える上では重要な項目の1つであることは確かです。
気にしすぎない範囲で、ご自分のサイトがどれくらい被リンクを受けていて、それが競合(ライバル)と比べて多いのか少ないのか、を軽く把握しておきましょう。
今回は、Webページの被リンクの数を調べる方法をいくつかご紹介します。
Googleのサーチコンソール
http://www.google.com/webmasters/tools/?hl=ja
このツールは、Googleのサーチコンソール(旧ウェブマスターツール)に登録する必要があり、競合などの調査ができるわけではありませんが、今回紹介する方法の中で最も信頼できるツールだと考えています。
アカウントを作成・サイト登録完了後、サイドの「検索トラフィック」→「サイトへのリンク」と移動すると、上図のような画面になります。(上図は弊社サイトのウェブマスターツール画面です。)
詳しい説明は省きますが、総リンク数107,872のほか、弊社サイトへのリンクの数が多いサイトや、それらのリンクを多く受けている自サイトのページが表示されています。
Open Site Explorer
http://www.opensiteexplorer.org/
このツールを含めて、以下でご紹介する方法は、調べたいURLを入れるだけなので競合などの調査も行うことができます。 ゲストとして使うこともできますが、無料ユーザー登録をすれば1日の使用回数が増えますので、 頻繁に使うようでしたら登録することをおすすめします。有料ユーザーになればさらに使える機能が増えるようです。
URLを入力して弊社サイトのトップページにおける被リンクの数を調べてみました。
このツールによると、弊社サイトのトップページへのリンクは、Total Linksの項目を見て1,795です。ウェブマスターツールでこれに対応する数字は、ウェブマスターツールの結果画面で”多くリンクされているコンテンツ”からトップページに対応する数字を見てください。
Ahrefs
https://ja.ahrefs.com/site-explorer/
このツールに関しては、無料ユーザー登録を済ませても、使用可能回数が少なく、ツールをいじっているとすぐに回数制限に引っかかってしまいますので注意が必要です。
Open Site Explorerの時と同じように弊社サイトのトップページについて検索すると、被リンク数は7,038となりました。
Googleの検索窓に”link:”コマンドを入れる
一番手軽だと思える方法ですが、信用できる数字ではないことを始めにお断りしておきます。 Googleの検索窓に、”link:”(半角でlink+コロン)のあとに調べたいURLを入れて検索するだけです。
弊社サイトのトップページで検索しますと、5件と表示されました。 Googleウェブマスターツールでの数字と比べると、”link:”コマンドでは、リンク数をあえて少なくして公開していることがわかります。
総括
最初に申し上げたとおり、被リンクはSEO対策を考える上での項目の1つにすぎません。 サイトの構成を改善したり、コンテンツを充実させたりすることで、自然に被リンクは増やしていけると考えて、被リンクの数は目安としてとらえておくのがよいかと思います。