SEOにおけるビッグワードとは、極めて検索数が多いため、圧倒的な集客力を持つキーワードのことを指します。
ただし、どの程度の検索数からがビッグワードなのか?という線引きは存在せず、キーワードのテーマや人によっても異なります。
共通して言えることは検索数が非常に多く、競争率が高い(そのキーワードで上位表示が難しい)ということです。
ビッグワードは検索数が多いため、上位表示させることができればその集客効果は絶大です。
多くのWebサイトが上位表示を狙っていますが、その実現には相当高いレベルのSEO対策が求められます。
ビッグーワードのSEO対策の特徴
前項でもお伝えしたようにビッグワードとは検索数が多く、上位表示した際に多くの流入が期待できるキーワードで、順位が上位になるにつれて流入数は多くなります。
一方、ビッグワードはその圧倒的集客効果ゆえに、それを狙うライバルサイトも多いです。
さらにビッグワードで1位に表示されるサイトは基本的にWikipediaや大手企業の公式HPのような、打ち負かすことがほぼ不可能な強力なサイトである場合がほとんどです。
そのためSEO対策も非常に難易度が高いことが特徴です。
またビッグワードは「家具」「飲み物」というようにキーワードが抽象的なため、検索の意図(インテント)がわかりにくく、サイトのコンテンツ制作が多岐にわたるため多大な労力を必要とします。
たとえば「飲み物 甘い 紅茶」などであればユーザーが何を求めているかは想定されますから、ニーズに沿って記事の内容をある程度限定したコンテンツ制作ができます。
しかしビッグワードは抽象的ワードばかりですから、サイト作りをする際はユーザーのあらゆるニーズに沿うように、網羅的にコンテンツを作らなければなりません。
この場合はビッグワードに関するあらゆるコンテンツが必要とされ、コンテンツ作成のための労力やSEO評価を獲得するまでの時間がかかるのが特徴です。
ビッグワードを狙う際の留意点
ビッグワードが高い集客効果を持つからといって、最初からそれだけを狙う戦略はリスクが高く、お勧めできません。
というのも近年Googleは同じキーワードでもユーザーの検索意図に応じて上位表示させるページを変化させることがあるためです。
たとえば、「税理士」というキーワードをとってみても、さまざまな検索意図が考えられます。
・税理士になりたい
・おすすめの税理士一覧は?
・税理士事務所のサイトに行きたい
Googleはこうしたユーザーの意図を汲んで上位表示させるページを選択しており、現在ある1つの検索意図を中心としたページが上位表示されていても、ユーザーの検索意図が異なるとGoogleが判断すると別の意図に応えるページを上位表示するようになります。
もし、対策しているページがこうしたケースに該当する場合、ビッグワード順位の急落(もしくは急上昇)が起きることになります。
さらに、ビッグワードで1ページ目(10位以内)に表示されたとしても、3位以内とそれ以下では流入数に大きく差があり、さらなる流入を狙う際には難易度が高いキーワードにて計り知れないSEO対策が必要とされます。
こうした不安定性を考慮してできるだけリスクを分散させる必要があり、複数のビッグワードを狙ったりテールワードを中心に狙うなど、一つのキーワードで順位が下落、あるいは上位表示に失敗しても問題ないサイト群を運営をしていく必要があります。
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