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コンテンツSEOとは?実施方法とメリット・デメリット

2024年6月25日

ねぎお社長 (根岸雅之)

コンテンツSEOとは、自サイト内のコンテンツを充実させユーザーにとって有益な情報を提供することで集客を図るWEBマーケティング手法の一つで、これまで主流だった外部リンク数を増やす、ある意味では小手先のテクニックを駆使したSEOとは異なるものです。

そのため、そのようなコンテンツを作成すれば、アクセスを集めることができ、サイトの成果を高めることが可能になります。

コンテンツマーケティングがFacebookやメルマガなど、さまざまな経路・手法を通して集客を行うのに対し、コンテンツSEOでは検索エンジンにフォーカスを当てたマーケティング手法となっています。

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コンテンツSEOが注目されるようになった理由

コンテンツSEOが注目されるようになった背景の1つとして、Googleのアルゴリズム進化が挙げられます。Googleは検索者のニーズをより正確に理解できるようになってきており、ニーズに応える良質なコンテンツを上位表示させるようになってきました。

また、ペナルティの増加という背景もあります。
Googleの品質に関するガイドラインには、基本方針としてユーザーの利便性を最優先にしたコンテンツの作成、ユーザーが求めていないだまし行為や、検索結果で上位に来るような外部リンクを使った手法が禁止されており、それに反した場合にはペナルティが課されてしまいます。
外部リンク中心のSEOへのペナルティが増加しており、外部リンク以外のSEO手法としてコンテンツが注目されたという面もあります。

いずれにしろSEOは強力な集客手法ですので、良質なコンテンツによって検索エンジンやユーザーにコンテンツを作成することは非常に有効です。

コンテンツSEOのメリット

競合が少ないキーワードを狙える

検索需要が大きいキーワードをサイトに盛り込み、検索上位を狙うビックワードでのSEOは、競合も非常に多く、既に上位にいる競合サイトよりもページ数を増やすなどの単純な対策を行っても、必ずしも結果が出るとは限りません。
それに対して、コンテンツSEOは競合が少ないピンポイントな情報をターゲットとすることが多く、上位表示できるかわからないビッグワードでの対策と比較して成果につながる見込みが高いことです。

費用対効果がいい

上位表示後順位の維持ができれば、その後は追加の投資なしに流入を獲得可能であり、集客のためにコストがかかり続ける広告と比べて費用対効果がいいです。

ターゲットを広げることができる

検索エンジン上では、購買ニーズが顕在化しているユーザーよりも、まだ顕在化していない潜在ユーザー(サービスや商品でなく情報を求めている)のほうが圧倒的に多いため、ユーザーを広くターゲットできるというのも利点です。

なお、コンテンツSEOがビッグワードでの対策に向いていないかといえばそうではなく、ライバルがビックワードで上位にいたとしても、自サイトでコンテンツSEOを継続的に行っていれば、いずれ順位が逆転する可能性もあるのです。

コンテンツSEOのデメリット

効果が出るまでに時間がかかる

競合性が低いとはいえ、施策開始直後はサイトのSEO評価が低い場合も多く、上位安定が難しい場合があります。
また、ニッチなキーワードを狙う場合も多く、すぐに成果につながるほどの集客を見込めるわけではありません。
商品やサービスを求めているユーザーではなく、情報を求めているユーザーを主なターゲットとするため、従来の施策に比べてコンバージョン率も低いと言われています。

リソースの確保が難しい

コンテンツSEOを実施するために最も重要なのは、リソースの確保です。
優れたコンテンツを作成するには、全体を統括するディレクター、SEOに強く読みやすい文章を書く優秀なライター、デザイナー、SEO担当など、多くの専門家が必要です。
これらの人材・タレントの確保を行わなければ、コンテンツSEOで結果を出すことは難しいでしょう。

コンテンSEOの実施方法

コンテンツSEOのKPI設定

Webマーケティングには二つの重要な指標があり、KGIとKPIと呼ばれています。
KGIは重要目標達成指標のことで、最終的な目的に到達しているかどうか、つまり売上金額や、成約数などを見る指標です。
KPIは重要業績評価指数のことで、KGIの達成過程が正しく行われているかどうかを測る目安、いわばプロセスの数値計測です。
コンテンツSEOは施策であり、結果が求められるため、それらを数値化して把握する上でKPIを計測するのです。

しかし、コンテンツSEOは被リンクなどの施策に比べて即効性は弱く、短期間でコンバージョン率や売上の劇的な変化はみられない場合が多いです。

このような理由から、最初からコンバージョン率やクリック数等の結果を求めると施策の有効性に疑問が生じてしまうため、開始当初のKPIはキーワード順位や、検索流入数を見ることをおすすめします。

キーワード選定

KPIやKGIが決まったらそれを達成するためのキーワードの選定を行います。

キーワードの選定方法はケースバイケースですが、そのサイトで上位表示させたいビッグワードを決め、そのテールワードの対策を行うことがおすすめ方法の1つです。

関連キーワードの取得には以下のような無料ツールがあります。。
http://www.related-keywords.com/

たとえば、「車」を軸キーワードにして関連キーワードを検索すると、Googleサジェストでは上から、速報、名義変更、ローン、車庫証明などが表示されます。

これらは「車」と一緒に検索される頻度が多いワードなので、「車」に関する「何」を調べようとしている人が多いかがわかるのです。

キーワードプランナーを利用する

関連キーワードを取得したら、次にキーワードプランナーで更に詳細なリサーチを行います。
キーワードプランナーに軸キーワードと関連キーワードを順番に入力して行き、検索数や競合性などを調べます。
コンテンツSEOを開始して間もない段階では、検索数が多いワード、競合性が高いワードで勝負すると、ライバルサイトに勝つためには時間と労力がかかるので、避けたほうが無難です。

記事作成

検索エンジンに好まれる、SEOに強い記事を作成するためにはポイントがあります。

検索ユーザーは、分からないことや調べたいことがあり、答えを知りたがっています。
つまりユーザーの検索とは「質問」であり、サイト運営者はそのユーザーが満足する「回答」となるコンテンツを作るべきなのです。

たとえばターゲットとするキーワードが「掃除 頻度」の場合、ユーザーが知りたいのは「掃除の頻度は多い方がいいです」のような単純な回答ではありません。
掃除の頻度とその理由、トイレやお風呂などの場所による違いについても知りたいでしょう。
「掃除 頻度」に関する、ユーザーのあらゆる疑問を解決するコンテンツを目指すべきなのです。

またターゲットとするキーワードは必ずタイトルや記事内に盛り込むのがおすすめです。

SEOに強いにコンテンツについては下記を参考にしてみてください。
SEOに強いコンテンツは回答性×網羅性×文字数×ユーザー体験

まとめ

コンテンツSEOのポイントは、ユーザーの「疑問・質問」を解決し満足させる「良質な回答」となるコンテンツを作ることです。
開始直後はコンバージョンなど体感できる成果が得られにくい可能性も高いですが、プロセス指標である検索順位や検索からの流入数が上がるにつれ、KGIを高める施策が行いやすくなります。

コンテンツマーケティングに関して、さらに理解を深めたいかたはこちらの記事も是非参考にしてください!

コンテンツマーケティングとは?特徴と事例、社内でできる方法を解説します

SEOに強いコンテンツは回答性×網羅性×文字数×ユーザー体験

コンテンツマーケティングの記事作成はプル・プッシュ・シェアという区分から考える

執筆者 / 監修者

サクラサクマーケティング
株式会社

取締役 社長

ねぎお社長 (根岸雅之)

ねぎお社長 (根岸雅之)イラスト

サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

◇ 出版書籍

◇ 情報発信

◇ 掲載メディア

◇ 共催セミナー歴

  • オウンドメディアの成功事例とSEOを支える運用型広告の活用
  • 今日から始められるWebマーケティング~コンテンツマーケティングとGoogle マイビジネス~
  • GMO TECH × サクラサク共催セミナー~テクニカルSEOとコンテンツマーケ~
  • リモート環境下においても売上・利益が成長し続ける組織創りと営業戦略

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