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【2024年8月最新版】コアアルゴリズムアップデートとは?押さえておくべきポイントを徹底解説

2024年8月22日

ねぎお社長 (根岸雅之)

2024年8月、Googleは今年2回目のコアアルゴリズムアップデートを実施しました。コアアルゴリズムアップデートはSEO対策において重要な要素の一つであり、動向が気になる方も多いでしょう。

この記事では、SEO歴20年、サクラサクマーケティング株式会社社長の“ねぎお”が、コアアルゴリズムアップデートの概要を詳しく紹介します。また、対策を進めるうえで重要な点についてもわかりやすく解説します。

SEO初心者の方はもちろん、コアアルゴリズムアップデートの最新情報を知りたい方も、ぜひ参考にしてください。

なお、この最新のアップデートの内容は、以下の動画でもご覧いただけます。

【速報動画】2024年8月Googleコアアルゴリズムアップデート襲来!下落サイトに回復の兆しか!?

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なぜほとんどのコンテンツマーケティングが失敗に終わるのか』(ファストブック)

コアアルゴリズムアップデートとは?

コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムを大幅に見直し、変更を加えることです。略して「コアアップデート」とも呼ばれます。

Googleの検索アルゴリズムでは、小規模な更新が日々行なわれています。一方で、コアアルゴリズムアップデートのような大規模かつ広範囲におよぶ更新が実施されるのは、年に3回程度です。

コアアルゴリズムアップデートが実装される際は、Google Search CentralのX(旧Twitter)でアナウンスされます。

コアアルゴリズムアップデートでは検索アルゴリズムに大きな調整が入るため、検索結果(検索順位)が上下に大きく変動するケースが多く見られます。

コアアルゴリズムアップデートの目的

Googleの公式サイトでは、コアアルゴリズムアップデートの目的を以下のように明言しています。

コア アップデートは、全体として、有用で信頼できる結果を検索ユーザーに提供するというGoogleの使命を果たすことを目的としています。
引用元:Google 検索のコア アップデートとウェブサイト|Google検索セントラル

具体的に挙げられているGoogleの使命は、以下の5項目です。

  • ユーザーを守る
  • より多くの人に機会を
  • 多様性の推進
  • 危機に対応する
  • サステナビリティを推進する

参考:より多くの人々の、より良い毎日のために|Google

【2024年最新版】コアアルゴリズムアップデートの履歴

コアアルゴリズムアップデートの履歴は、Google Search Status Dashboardから確認できます。

以下に2024年から2020年までさかのぼって、コアアルゴリズムアップデートの展開日と期間を紹介します。なお、時間はいずれもアメリカ現地時間です。

2022年

展開日期間
第2回8/15執筆時点でロールアウト中
第1回5/545日

2023年

展開日期間
第4回11/225日と21時間
第3回10/513日と23時間
第2回8/2216日と3時間
第1回3/1513日と7時間

2022年

展開日期間
第2回9/1214日
第1回5/2515日

2021年

展開日期間
第3回11/1713日
第2回7/111日
第1回6/210日

2020年

展開日期間
第3回12/313日
第2回5/414日
第1回1/133日

参考:Google Search Status Dashboard|Google

各アップデートについて解説

各アップデートについて解説したYouTube動画アーカイブです。
さかのぼってアップデートについて知りたい方はご覧ください。

・2024年8月

・2024年3月

・2023年11月

合わせて、以下のブログも参照ください。
2023年11月のコアアルゴリズムアップデートとは?注目すべきポイント、公式Q&Aについて全解説【動画付き】

・2023年9月 ヘルプフルコンテンツアップデート(※コアアップデートではありません)

・2023年8月

【2024年8月】コアアルゴリズムアップデートで注目すべき点

ここからは2024年8月に行なわれたコアアルゴリズムアップデートについて解説します。

今回のアップデートでは、公開されたブログや更新されたドキュメントにて以下のように言及されていることが特徴的でした。

・アップデートではクリエイターなどから寄せられたフィードバックを考慮している
・「小規模サイトや独立系サイトを含む」、質の高いサイトと人々を結びつけることを目指している
・回復のために別のアップデートが起きるまで待つ必要はないかもしれない

変動事例としては、2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデート頃から下落していたサイトのトラフィックが、回復しているようなサイトも見られています。

なお、2024年8月のコアアップデートと同時に、ランキング障害が起きていました。
さらに日本ではお盆期間にあたるため、要因の切り分けが難しくなっていることに注意が必要です。

コアアップデート対策としてやるべきこと


ここからは、コアアルゴリズムアップデート対策として取り組むべきことを解説します。ただし、結論から述べると、何か特別なことをする必要はありません。

ユーザーファーストの視点を無視した裏ワザ的な施策は、たとえ短期的な成功を収めたとしても、いずれGoogle側に発見され対策が採られます。これは、寄生サイトの一件からも明白です。

したがって大切なのは、Googleの理念や使命に従い、ユーザーの役に立つコンテンツを作成することにほかなりません。

そのために日頃から取り組むべきことを、以下に紹介します。

参考:Google が掲げる10の事実|Google

ユーザーのニーズを満たすコンテンツを作成する

前述のとおり、Googleはユーザーファーストを第一としています。したがって、サイト運営者が最も重要視すべきは、検索ユーザーが求める情報を過不足なく提供することです。

そこでまずは、ターゲットとなるユーザーの悩みやニーズを詳細に分析し、自社が提供できる価値について検討します。この際、たった1人のユーザー像(ペルソナ)を満足させられるコンテンツを意識することがポイントです。

ユーザーの検索意図を満たす質の高いコンテンツを作り続ければ、小手先のSEOの裏ワザに頼ることなく、成果を上げることができます。

ペルソナの設定やSEOキーワードの選定方法については、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:SEOキーワードの選定方法を6ステップで解説!キーワード選定のコツやおすすめツールをご紹介

コンテンツのE-E-A-Tを高める

質の高いコンテンツとは具体的にどのようなものか、わからない方もいるかもしれません。

質の高いコンテンツの定義はさまざまですが、ここでは基本事項として、Googleの品質評価ガイドラインでも言及されている「E-E-A-T」を高めることをおすすめします。

E-E-A-Tとは、以下の要素の頭文字です。

E:Expertise(専門性)
E:Experience(経験)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trustworthiness(信頼性)

参考:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加

いずれも一朝一夕で向上させられるものではありません。しかし、このE-E-A-Tのうち、専門性を高める施策は、比較的取り組みやすいといえます。

具体的な施策として、「特定の専門分野に関するコンテンツ作成に注力する」「専門家に執筆や監修を依頼する」などが考えられます。このように、専門性を高める施策を優先的に行ない、コンテンツの質を上げていくことが重要です。

さらに、Googleの公式情報ではありませんが、トレンドを意識した「Notability(注目性)」と、信頼性のもとになる「Transparency(透明性)」も併せて意識すると、より良いコンテンツになります

サイト全体のユーザビリティを高める

コンテンツからは少し話が逸れますが、サイト全体のユーザビリティを高める取り組みも忘れてはならないポイントです。

どれほど有益なコンテンツを公開していても、サイトの利便性が低ければ、必要な情報がユーザーに届きにくくなります。これについてはGoogleも、「Google が掲げる 10 の事実」において、一貫してユーザーの利便性が第一であると明言しています。

そこでサイト運営者には、UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)を高める努力が求められます。

以下は、ユーザー視点から見た良いUIおよびUXの一例です。

Webサイトにおける良いUIの例

  • どのページからでも、すぐにTOPページに戻ることができる
  • テキストリンク、ボタンの配置や色が最適化されている
  • 見やすいフォント、レイアウトで統一されている
  • ユーザーが迷うことなく目的のページを見つけられる導線がある

Webサイトにおける良いUXの例

  • 読み込み速度が速く、閲覧時のストレスがない
  • ターゲットユーザーが用いる主要なデバイス(パソコン、モバイル)で見やすいデザインになっている
  • ターゲット層に刺さる魅力的なグラフィックが用意されている
  • 高齢者や障がい者なども含めて、誰もが利用しやすい設計になっている

上記を参考に、ユーザーがストレスなく必要な情報にたどり着けるよう、サイト全体の設計を見直してみてください。

自社での対応が難しいなら、SEOの専門家に相談する選択肢も

前述のとおり、Googleのコアアルゴリズムアップデートに対する特別な対策は不要です。しかし、アップデートのたびに「自社サイトのトラフィックが下落するのでは」と、不安を感じる企業担当者の方も少なくありません。

「ユーザーファーストが大切なのはわかったが、そもそも何から手を付ければいいかわからない」「自社でのSEO対策に限界を感じている」という場合には、積極的にプロの助けを借りることも選択肢の一つです。

サクラサクマーケティングはSEO一筋、19年の経験と実績を有するWebマーケティング戦略のパートナーカンパニーです。お客様のご要望や課題にとことん寄り添い、プロのコンサルティングチームによる二人三脚のSEO対策サービスを提供しています。

サクラサクマーケティングの施策事例については、以下からご覧ください。BtoBコンテンツマーケティングでアクセスが10倍増した事例など、具体例とともに随時更新しています。

施策事例 | SEO研究所サクラサクラボ

また、以下の記事では、SEO会社の選び方や費用相場について述べているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:
SEO会社の選び方のポイント8選!依頼NGなSEOコンサルの特徴も紹介
SEO対策の費用相場は?施策別の料金や安く抑えるためのポイントを紹介

Googleの原則さえ守れば、コアアルゴリズムアップデートは怖くない!

定期的に行なわれるGoogleのコアアルゴリズムアップデートは、SEO対策において重要な要素の一つです。しかし、Googleの原則さえ守れば、恐れることはありません。Googleの基本理念を理解し、質の高いコンテンツを作成することに注力してください。

サクラサクマーケティング株式会社では、企業様のサイト運営をサポートするSEOコンサルティングサービスを提供しています。

プロのコンサルティングチームが企業様のお悩みや課題に寄り添い、より良いサイトを育てるお手伝いをいたしますので、お気軽にご相談ください。

サクラサク流SEOコンサルティングサービス

執筆者 / 監修者

サクラサクマーケティング
株式会社

取締役 社長

ねぎお社長 (根岸雅之)

ねぎお社長 (根岸雅之)イラスト

サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

◇ 出版書籍

◇ 情報発信

◇ 掲載メディア

◇ 共催セミナー歴

  • オウンドメディアの成功事例とSEOを支える運用型広告の活用
  • 今日から始められるWebマーケティング~コンテンツマーケティングとGoogle マイビジネス~
  • GMO TECH × サクラサク共催セミナー~テクニカルSEOとコンテンツマーケ~
  • リモート環境下においても売上・利益が成長し続ける組織創りと営業戦略

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