2月24日にGoogleポリシーオフィスアワーが開催されました。
Googleの金谷さんとあんなさんが回答した内容をまとめました。
Googleからのお知らせ
Search Consoleの新たなAPI、URL Inspection APIのご紹介
URL検査ツールがAPIになり、プログラム経由で操作することができるようになりました。
?? Today we’re launching the Google Search Console URL Inspection API, a new way for developers & SEOs to debug and optimize their pages ?? https://t.co/ckRPcFRPNJ pic.twitter.com/u7DCE66bc3
— Google Search Central (@googlesearchc) January 31, 2022
ブログはこちら
https://developers.google.com/search/blog/2022/01/url-inspection-api
初心者向け検索コースのビデオコース
初心者向け動画の日本語ローカライズ版が公開されました。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLKoqnv2vTMUNgFk9I7_A2cNrsi6b9gB77
ローカライズされたのは日本語が初めてとのことです。
検索パートQ&A
ペイウォールコンテンツの実装方法
Q.ペイウォールコンテンツを配信する場合、ペイウォール内のコンテンツもユーザーに配信する必要はあるのか?
それとも非課金ユーザーの場合はペイウォール内のコンテンツを返さずに、Goooglebotの場合には返す形でもよいのか?
A.後者で問題ない
ペイウォールコンテンツのマークアップ
Q.課金ユーザーか非課金ユーザーかに応じて、ペイウォール外のコンテンツが少し変化する場合、ガイドライン違反となるのか
A.少しの差分であればガイドライン違反とはならない
サイトがインデックスされない
Q.記事がなかなかインデックスされないが、どうすれば解決するのか
グラフや表にまとめ、それなりの価値があると思っている
A.インデックスされないことについて追加でお知らせできることはない
良いコンテンツを作り続けて、プロモーション(広告に限らず、サイトをより多くの方に知ってもらう活動)を行っていくとよい
noindexタグを削除するが反映されない
Q.「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」に対して修正の検証を行っているが1か月以上保留となっている
noindexにしていた期間が長かったため、ペナルティのようなものが発生しているのか
A.何も進んでいないわけではなく、一部のURLに時間がかかっていて保留されている
ヘルプにあるとおり、検証は通常2週間ほどで完了するが、それより長くかかる場合もあるので待っていて欲しい
noindexなどでインデックスを制御するのは普通の行為なので、ペナルティについては心配する必要はない
ソフト404エラー増加
Q.2021年12月以降、ソフト404エラーが徐々に増加している
該当箇所はどこなのか
A.このケースでは、URL検査ツールなどでJavaScriptコンソールに読み込みエラーが出ているので修正するとよい
閲覧者が求めている記事を検索結果へ表示
Q.閲覧者が求めている記事を検索結果へ表示というのは実際はそんなことはなく、オーソリティサイトから順番に並べただけの検索順位でしかないのではないか
A.Googleは検索者が探しているものにぴったり一致するものを、そうだと思われる順に表示しようとしている
実際に検索は年間1兆回以上行われており、さらに毎回15%が全く新しいクエリであり、すべての検索によい結果が返せていないこともある
そういったものは優先順位を定めて対応している
また、人によって求めるものは違うこともあるし、よいサイトが少なかったケースもある
できることはやはり独自性の高いコンテンツを作り続けてほしい
ユーザーの立場からは、スパムレポートや検索結果のフィードバックを送ってほしい
海外向けサイトの言語設定
Q.海外向けサイトで、現地の言語とwebサイトに記載されている言語が違った場合、hreflangを設定しても検索結果には出にくくなるのか
※例えば、イタリア向けのサイトを英語で作る場合
A.クエリによっては表示されることもあるかもしれない
hreflangで地域はイタリアで、言語は英語で設定する形にするとよい
単純になるが、地域だけを設定するのはあまりおすすめしない(現地の人に読まれない)
地域の方向けに地域の言語で提供するのが良いのではないか
日本は言語に対する意識は高いが、地域への意識は低いのではないか
※補足
hreflangは言語の設定が必須で、オプションとして地域の設定が可能です。
hreflang=”it”と設定した場合、イタリア語のページを意味するので質問のケースと異なります。
イタリア向けの英語ページであることを示すのであれば、hreflang=”en-it”と記載します。
ただし、hreflangの仕様として、対応する別言語のページが必要です。
Sitemapのlastmod情報の正確性
Q.lastmodの正確な更新が難しい場合、削除したほうがよいのか
一部のURLのみ正しい情報にすることが可能な場合、そのURLだけ記載し、それ以外は記載しない運用をすればよいのか
A.その通り
なお、Googleでは更新日の判断にlastmodだけを使っているわけではないが、正確な情報をGoogleに伝えることを心掛けてほしい
robots.txtの更新をGoogleに知らせる方法
Q.robots.txtの更新を急ぎ通知する方法はあるのか(誤った設定をしてしまった場合など)
A.robots.txtテスターを使うとよい
robots.txtテスター
サジェスト汚染への対策方法
Q.サジェストに「反社会的勢力」「無能」などの事実無根でありえないワードが表示されており、以下の対応をしたが消えない
・検索結果の「不適切な検索候補の報告」から報告
・法律に基づく削除に関する問題報告(https://support.google.com/legal/contact/lr_legalother?product=searchfeature)
※風評被害対策業者のマッチポンプの可能性があるとのこと
A.担当チームに報告した
報告窓口としては問題ない
特に後者の報告については、入力ミスがないか、状況が細かく報告されているかなどを確認するとよい
Googleしごと検索に表示されなくなった
Q.求人詳細ページのデザイン変更を実施したタイミングで表示されなくなった
A.一般論として構造化データ・しごと検索・検索全体の各ガイドラインを1つ1つ確認するとよい
検索結果に表示されるリンク先のページ
Q.運営中のサイトの下にAMPがリスト表示されたときAMPにリンクされてしまう
A.質問の意図がわからないのでスクリーンショットなどを添えてほしい
トップストーリーのことを指しているのであれば仕様である
パブリッシャーポリシー Q&A
質問はありませんでした。
質問お待ちしています、とのことです。
おわりに
次回は2022年3月31日予定とのことです。
Googleポリシーオフィスアワーの質問受付フォームはこちら
質問フォーム(Google ポリシー オフィスアワー)
※ランキングに関する質問には基本的に回答されないので注意
前回のGoogleポリシーオフィスアワーまとめ
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/google-policy-office-hour-20220127
過去のオフィスアワーまとめ一覧
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blog-tags/webmaster-office-hour