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Googleポリシーオフィスアワーまとめ(2022年9月15日)

2024年6月27日

ねぎお社長 (根岸雅之)

9月15日にGoogleポリシーオフィスアワーが開催されました。
いつものようにGoogleの金谷さんとあんなさんが回答した内容をまとめました。

検索に関するQ&A

記事詳細ページのサイト・URL構造

以前新規サイトを作るならディレクトリの中に詳細ページを配置するほうがクロールやインデックスの観点からよいと回答されていた
これは大規模サイトを想定しているのか?WordPressのデフォルト設定では記事ページとカテゴリ一覧ページが並列の階層にある
また、パンくずリストを表示させた小規模サイトでも、ディレクトリ内に詳細ページを配置するのがおすすめなのか
※対象の質問はこちらを参照:記事詳細ページのサイト・URL構造

以前以下のような構造について説明した
記事詳細:https://example.com/example?p=1234
記事一覧:https://example.com/example/
これは並列の関係にはない(階層が違う)
Googleがおすすめしているのは、各記事ページとカテゴリページが並列の関係になっていることである
今回のWordPressについての質問部分は、Googleの推奨と何も変わらない
いろいろなCMSのデフォルトが必ずしもGoogleの推奨と合致しているわけではないので、推奨事項に合った形にすればよいのではないか
これはサイトの大小にかからず推奨事項である

外部リンクはサイトに悪影響を及ぼすか

見知らぬドメインから100万単位以上のバックリンクが送られてくるが、サイトに悪影響は出ないのか

リンク自体は悪影響はない
リンクがどういった性質なものかGoogleが自動的に判断できるので無効化される

懸念として、ハッキングされたサイトで盗用された場合に、外部リンクとなってしまうケースもあり、サイトへの悪影響はないと思うが、スパムレポートを送ってほしい

手動対策の影響範囲

運営サイトの1つが手動対策を受けたタイミングで、サブドメインにある、ログインが必要な会員向けサイトも手動対策を受けた
クロールもされていないのになぜ手動対策を受けたのか?
サブドメインも含めて手動対策を受けるというのが仕様なのか?
解除する方法はあるのか?

Googleの手の内を明かすことになるのでお伝えできることはない
そもそも手動対策の対象となったところを解消するとよい
なお、この場合はスパム意図が強いわけではない模様

検索結果に反映されない

tumblrで何年も始めたブログが「robots.txtによってブロックされています」となり登録できなかった
tumbler側に伝えたら過去に誤って成人向けコンテンツが含まれると判断された画像があったとのことで、一般公開に戻された
しかし、再度robots.txtによってブロックされていますと表示されてしまう

すでにインデックスされており、問題は解消されている模様

サイトの検索パフォーマンスが激減した

7/8を機に検索パフォーマンスが激減した
関連会社は影響を受けておらず、サイトに手を加えたわけではない
何かアップデートがあったのか

コアアップデートのようなものはなかったので、通常のアルゴリズムの変動の範囲内である
良いコンテンツを作り続けてほしい
見た限り技術上の問題や設定の問題ではなさそうだった

提供した記事が検索結果上位に表示される

ニュースメディアを運営しているが、提携先に提供した記事が検索上位に表示され、当方の記事が「最も的確な検索結果を表示するために、上の〇〇件と似たページは除外されています。」で除外されてしまう。
一方で、検索結果のニュースタブを押すと、1位に表示される
これは仕様なのか、何かできることはないか

コンテンツを提供している場合に、オリジナルコンテンツであることは非常に強いシグナルであると考えているが、必ずしも優先されるわけではなく、アルゴリズムが最適と判断されたバージョンが表示される
以下のドキュメントも参照してほしい

シンジケーションは注意して行う: コンテンツを他のサイトにシンジケーション提供している場合、あなたの判断とは無関係に、Google で最適と判断されたバージョンが常に表示されます。ただし、コンテンツがシンジケーション提供される各サイトに元記事へのリンクを含めることは有効です。また、シンジケーション提供したコンテンツを使用するユーザーに、提供先のサイト上のバージョンがインデックスに登録されないよう、noindex メタタグで検索エンジンをブロックするように依頼することもできます。
重複コンテンツの作成を避ける

提供先のほうが上位に表示されているのであればしょうがない
提供している記事から元記事へのリンクを設置することもできる(ただし有料リンクに近いものになる恐れがある)ほか、canonicalを設定するのが最適である
また、契約時にnoindexを入れるようにすることも考えられる
なお、このケースでは記事ごとに状況は違うようで、たいていの記事では1位に表示されているようであった

ページエクスペリエンス

ランキングロジックにおいて、ページエクスペリエンスの指標は以前より重要度が増しているのか

ランキングアルゴリズムについては回答できない

AMPページよりHTML版のほうがスコアがよい場合、AMPをやめてしまってもデメリットはないと考えてよいのか

パフォーマンスについては問題ない
その他のユーザー体験や収益性から総合的に判断して、サイトの方向性に合っているのであればやめてしまってもよいのではないか

AMPをやめる際は以下の記事を参照するとよい
Google 検索から AMP ページを削除する

コンテンツの品質

ヘルプフルコンテンツアップデートが英語圏で実施されるにあたって、ユーザーの役に立たないコンテンツというのは具体的にどのようなものか
オリジナリティが低くてもユーザーの役に立っているコンテンツは世の中に多く存在するのではないか

ヘルプフルコンテンツアップデートに限らずGoogleが考えているものとして、Googleはユーザーが探しているものを表示しようとしているおり、ユーザーの役に立たないコンテンツはユーザーの探しているものではないと考えている
オリジナリティが低くても役に立つ(ユーザーが探している)が、他のサイトから持ってきたコンテンツを盗用したものであった場合、別の理由から上位に表示すべきかという問題が出てくる
アルゴリズムはいろいろな観点から検索結果に表示するものを判断している

オリジナリティが低くてもユーザーの役に立っているコンテンツがあるという方は独自の要素をどうやって足すかを考えるとよい
そのサイトがインターネットに存在する理由、ユーザーが来る理由が一言で言えるかどうか
検索結果の上位になることが戦略というのは間違っている

パブリッシャーポリシーに関するQ&A

PWAサイトAdSense実装はポリシー違反か

すでにAdSenseの承認が通っているブログをPWA化し、広告を掲載することはポリシー違反になるのか

ひとことにPWAといっても様々な実装方法を指すため、コメントがしづらい
どんな実装内容なのかということに尽きる

おわりに

次回は9/29(木)とのことです。

Googleポリシーオフィスアワーの質問受付フォームはこちら
質問フォーム(Google ポリシー オフィスアワー)
※ランキングに関する質問には基本的に回答されないので注意

過去のオフィスアワーまとめ一覧
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blog-tags/webmaster-office-hour

前回のオフィスアワーまとめ
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/google-policy-office-hour-20220901

執筆者 / 監修者

サクラサクマーケティング
株式会社

取締役 社長

ねぎお社長 (根岸雅之)

ねぎお社長 (根岸雅之)イラスト

サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

◇ 出版書籍

◇ 情報発信

◇ 掲載メディア

◇ 共催セミナー歴

  • オウンドメディアの成功事例とSEOを支える運用型広告の活用
  • 今日から始められるWebマーケティング~コンテンツマーケティングとGoogle マイビジネス~
  • GMO TECH × サクラサク共催セミナー~テクニカルSEOとコンテンツマーケ~
  • リモート環境下においても売上・利益が成長し続ける組織創りと営業戦略

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