Googleのオンラインイベントである、Google検索オフィスアワーのまとめ記事です。
8月29日にGoogle検索オフィスアワーが開催されました。
今回も、あんなさん(@piropiroanna)による最新情報や質問への回答内容をまとめました。
Googleからのお知らせ
Google Search Consoleに最適化案を導入
https://developers.google.com/search/blog/2024/08/search-console-recommendations?hl=ja
Google Search Consoleに関する新機能。インデックス・クロールなどウェブサイトの最適化案を提供してくれるとのこと。
日本のSEOコミュニティのようなアドバンスドなケースでどこまで有用かはわからないが、もしかしたら見逃しているポイントもあるかもしれないのでぜひ使ってみてほしい。
What to know about August 2024 core update(8月コアアップデートのブログについて)
https://developers.google.com/search/blog/2024/08/august-2024-core-update
2024年8月コアアップデートについてのアナウンス。
ユーザーが本当に役立つと感じるコンテンツを増やし、一方検索でのパフォーマンス向上のためだけに作られたようなコンテンツを減らすことで、検査結果の品質を向上させる取り組みの継続を目的にしています。
AI Overviewの日本でも拡大
https://blog.google/intl/ja-jp/products/explore-get-answers/ai-overviews/
AI Overviewの機能を日本を含む6か国へ拡大。
3 Trending Now Updates to help you kwwp up with the latest trends(Googleトレンドのアップデートに関する記事)
https://blog.google/products/search/google-trends-trending-now-update/
Googleトレンドの「急上昇中」機能がアップグレード。最先端のトレンド予測エンジンが搭載され、以前の10倍のトレンドが検出可能に。
また、10分ごとにデータを更新できるようになったので、ぜひ色々試して分析してほしい。
検索Q&A
robots.txt のクロール失敗率が閾値を超える
robots.txtのクロール失敗率が閾値を超えており、今後もしばらく続く可能性があるが問題ないか?
ただし、すべてのアクセスが失敗するわけではなく24時間以内に再取得はできている。
robots.txtに多少のエラーがあっても問題はない。ただ、数日間程度エラーが発生し続けるという状況は避けるべき。
今回の場合は24時間以内には再取得できているということなので、タイマーはリセットされるため問題はないと思われる。
noindexを設定していないが検出される
noindexを設定していないが「noindexタグによって除外されました」として検出されるURLが増えており、URLを検査すると「’X-Robots-Tag:noindex’httpヘッダーでnoindexが検出されました」と表示される。
検出されたURLのリダイレクト元にはX-Robots-Tag:noindexを設定しているページは存在するが、リダイレクト先にも作用するのか?
問題がないか担当チーム内で確認中。もうしばらく様子を見て、再度SearchConsoleを確認してみてください
sitemap.xmlのlastmodの更新頻度
旅行比較サイトで検索結果一覧ページが主要になっているサイトだと、料金情報は日々更新されるが、表示金額は更新のたびに金額が変わるとは限らず、情報更新のタイミングに必ずコンテンツ内容が変更になるわけではない。
検索セントラルでは、
担当チームによれば、ページに加えた変更がユーザーにとって重要だと思われる場合は更新してくださいとのこと。理論的には価格の更新は重要なので、トラベルサイトだけでなくショッピングサイトなどでも必要かもしれない。
トップページがインデックス登録されない
トップページが「クロール済み インデックス未登録」の状態にあり、インデックス申請を繰り返しているが2年以上インデックスされていない。
サブディレクトリにトップページを展開していることが問題なのか?この場合、ルート直下にトップページを設置したほうがよいか?
サイトの状況を確認することができた。その上で現在はインデックス登録されている。
システムがページをインデックスするには時間がかかる場合がある。リクエストも適切な方法の1つだが、保証はないのでインデックスされるまでサイトの他の部分を改善することをおすすめする。
トラフィックを獲得するために
とあるキーワードで検索したところ、上位5件のうち3件が同ブランドのものだった。
明らかに広告記事だが、比較やポイントを多用する利点がある、記事の内容以外に良いトラフィックを得るために優れている点を知りたい。
このブランドはSEOのために複数サイトを立ち上げ、そのすべてが良いトラフィックを得ている。これは有効な戦略なのか?また、Googleがこれら複数のウェブサイトがほぼ同一であることを識別できないことを意味しているのか?
もし検索結果のコンテンツの多様性について疑問がある場合、該当のサイトが検索結果を操作しようとしている風に感じる場合は、スパム報告のフォームから報告してほしい。
また、類似のサイトを複数立ち上げる場合には、ユーザーが混乱することなく役立つ情報を得られることを重視してもらいたい。
多地域・多言語のサイト運営で同じような課題に直面するケースもあると考えられるので、その場合はGoogle検索結果を最適化するドキュメントなどを参考にしてもらいたい。
検索パフォーマンスの数字が不自然
Search Consoleの検索パフォーマンスで、検索の見え方を「ジョブのリスティング」に設定した際の平均掲載順位が7/22以降、不自然に高くなっている。
これはSC上での集計方法が変わったのか?
担当チームに確認したところ集計方法が変わってないとのこと。
詳細を記載したスレッドを検索セントラルのコミュニティなどに作成してみてもいいのでは?
また、実際に検索結果を見て同様の現象が起きていないかを確認してみることもおすすめする。
おわりに
次回は9/26に実施予定とのことです。
過去の公式動画一覧
http://goo.gl/6EDi7q
Gogole検索オフィスアワーへの質問フォーム
http://goo.gle/3nKiR6K
過去のオフィスアワーまとめ一覧
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/tag/google検索オフィスアワー