2020年最初のコアアルゴリズムアップデートの予告は日本時間1月14日未明になされました。
その後同日早朝から変動率の上昇が確認されていました。
本稿執筆はそれから2日たった16日ですが、依然として変動率が高い状態が長く続いております。
この記事では2020年1月のコアアルゴリズムアップデートによる変動事例をまとめました。
2020年5月のアップデートについては以下をご覧ください。
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/may-2020-core-update-fluctuation
Later today, we are releasing a broad core algorithm update, as we do several times per year. It is called the January 2020 Core Update. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see this blog post for more about that:https://t.co/e5ZQUA3RC6
— Google SearchLiaison (@searchliaison) January 13, 2020
【サクラサクLABO】検索エンジン順位変動調査ツールにおいて、大変動を観測しました。
詳細はこちら https://t.co/BGo9SADGVf pic.twitter.com/94N7oMdq9T
— 【SEO研究所】サクラサクラボ (@sakurasakulabo) January 15, 2020
アップデートにおける変動カテゴリ
他の多くのコアアルゴリズムアップデートと同様、今回のアップデートもYMYLキーワードが多く含まれるカテゴリにおいて変動率が高い傾向にありました。
サクラサクラボが調査対象としているカテゴリを変動率が高いほうから並べたのが以下の図です。
赤字にしている健康とお金に関連の高いカテゴリにおいて、軒並み変動率が高い傾向にあります。
また、ペットカテゴリに関しても、ペットの健康に関するキーワードが含まれており、そのために変動率が高くなっている可能性があります。
アップデート変動事例
今回のアップデートにより、順位が上昇した事例をご紹介します。
健康系
- キーワード:心身の状態に関するKW
- サイト種類:社団法人
この事例では、法人名にKW名を含むことや、セミナーを積極的に行っているといったことが、結果として検索エンジンに評価された可能性があります。
非YMYL
- キーワード:セミナー系KW
- サイト種類:セミナーポータル
YMYLには該当しないと思われるキーワード、サイトで、まだ上位に上昇したわけではありませんが、12月中旬頃のBERT導入のタイミングで圏外になっていたキーワードが回復した事例です。
買取・販売系
- キーワード:買取×地域系ワード
- サイト種類:買取サイト
もともと高い順位を維持していましたが、今回のアップデートで1位まで上昇した事例です。
こちらのサイトは地道にプレスリリースを行ったり、大手ECモールランキングで上位表彰されるなどしており、結果的にサイトのEATが評価された可能性があります。
不動産系
- キーワード:不動産建築系単体ワード
- サイト種類:建築系サイト
この事例では、同じサイトであっても下がっているものの上がっているものがあるため、ページごとに評価されなおしており、結果として順位が上下しているのだと考えられます。
美容系
- キーワード:美容整形系単体ワード
- サイト種類:大手美容クリニック
このサイトに限らず、複数の大手美容クリニックサイトが今回のタイミングで順位を上昇させているケースが確認されています。
これまで大手美容外科はEATが低く評価されているのか、ローカルな中小美容外科に負けているケースがほとんどでしたが、大手サイトが見直される方向になったものと考えられます。
医療系
- キーワード:症状系ワード
- サイト種類:製薬会社運営の情報サイト
こちらも大手の製薬会社が運営しているサイトで順位が回復した事例です。
このサイトは9月のコアアルゴリズムアップデートにおいて、順位が大きく下落していました。
このKWでも、他の同業サイトがKW順位を上昇させており、上記の美容クリニックと同様に、大手の評価が高まったものと考えられます。
まとめ
コアアルゴリズムアップデートではEATに関連した要素の変更が多く行われていると考えられ、E-A-Tが重要なYMYLキーワードにおいて変動が大きい傾向があります。
今回の変動では、もともとE-A-Tが高いと考えられる大手サイトの順位上昇事例も見られましたが、そうでないサイトであっても、E-A-Tが備わっており、それを表現できているサイトであれば依然としてチャンスがあると考えられますので、時間はかかるものの長期的な視野を持って取り組みを続ける必要があります。
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