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この記事は、「ねぎお社長のSEOメルマガ」をメール配信したものを記事にしております。
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こんにちは。
サクラサクマーケティング株式会社 社長のねぎおです。
ねぎおメルマガ、2発目。
1発目はご挨拶と決意表明で終わってしまいましたので、2発目はSEOらしいテーマで読者の皆さんの関心が高い内容をお届けしたいと思います。
さて、11月2日コアアルゴリズムアップデートが実施され、未だにロールアウトが完了していない状況です(11/28時点)。
この記事の内容は、以下の動画でもご覧いただけます。
アルゴリズムアップデートが頻発
今年はコアアルゴリズムアップデートだけでも年4回実施され、特に8月以降は、アルゴリズムアップデートが頻発しています。
ねぎおの20年近いSEO人生の中でも類を見ない状況といえます。
アップデートの影響で順位、アクセス、CVと多くのサイトが影響を受けている中で、読者の皆さんも今後どうしていくべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
Googleはいつだって
「アルゴリズムを追うべきではない」
「今回のアルゴリズムに対して特別な対応は必要ない」
「ユーザーのために良いコンテンツをつくるだけ」
と杓子定規なことを言います。
しかし、企業の売上の源泉ともなるSEO流入の減少に対して、実際のところ何もしないわけにはいきません。
本日のメルマガでは、昨今のアップデートに関しての「ねぎおなりの傾向と対策」的なことを語っていきたいと思います。
あくまでも、“ねぎおの私見”になりますので、その点はご容赦ください。
ご存知のとおり、Googleのアルゴリズムは複雑多岐にわたっており、数百、数千のアルゴリズムが存在します。
コアアルゴリズムなどの大規模なアップデートは年10回前後告知されますが、細かいアップデートは日々展開されています。
昨今の傾向から敢えて、雑多にアルゴリズムの評価軸を「ドメイン評価」と「コンテンツ評価」、そして「スパムフィルター」の3軸に分けると理解しやすいと考えます。
ドメイン評価
外部リンク、サイテーション、ドメインエイジ、ドメインタイプと様々なシグナルからドメインを評価していると考えられます。
EEATという概念は一般的になってきたと思いますが、サイト運営者の実存性や認知度、そしてそのコンテンツを語るにあたっての関連性(テーマ性)なども重要になってきているように感じます。
ードメインパワー
ーEEAT
ー実存性・認知度
ー関連性
コンテンツ評価
コンテンツ自体の評価指標もさらに複雑になっています。
上位サイトを模倣するだけで上位表示ができた時代ははるか昔。
検索ユーザーのニーズを満たすことは大前提として、コンテンツ単位でみたときのEEAT。また単一コンテンツの評価だけではなく、サイト内のコンテンツ品質の平均点も加味されていきているように感じます。
ーNeed Mets
ーEEAT
ー品質
ーユニーク性・オリジナル性
スパムフィルター
Googleが明確に定義するスパム行為に関しては、スパムアップデートで自動検知、駆除されていると推察されます。
ここでいうスパムフィルターとは、ねぎおが勝手に推察・命名した概念です。
アルゴリズムの隙間を狙ったハック、テクニック的な手法で上位表示をしてるような裏技サイトを除去する仕組みが、アルゴリズムアップデート時に実装されているような印象を受けます。
先日11月のアップデートでも、昨今話題になっている寄生サイトが大幅にアクセスを落としたなどという情報も多く耳にしています。
さて、雑多にこの3つの軸をイメージしていただいた上で、昨今のアップデートでは、ドメイン評価とコンテンツ評価の比重が行ったり来たりしている印象を受けます。
“ドメイン評価 > コンテンツ評価”だったのものが、”ドメイン評価 < コンテンツ評価”となり、次のアップデートでは、また調整が入ってドメイン評価軸が強くなったり……
で、ただそれを繰り返しているだけかというとそうではなく、上の図表でいうと
”ドメイン強×コンテンツ弱” VS ”ドメイン弱×コンテンツ強”
この評価の入れ替えを繰り返しながら、最終的には”ドメイン強×コンテンツ強”という、最強サイトが上位に君臨するような印象を受けます。
さらに抜け穴を狙った中古ドメイン、寄生サイト、URLのリフレッシュ手法などの裏技サイト、偽装サイトは、”スパムフィルター”でしっかりと駆逐されているイメージです。
Googleの品質改善の結果、「本当にユーザーに良いコンテンツが上位表示される検索エンジン」に進化しているというわけです。
何度もいいますが、あくまでもねぎおの私見であること、ご了承ください。
さて、では本物のみが生き残る検索時代において、今後のSEO対策では何をすればいいのでしょうか?
まず大前提として、
「あのサイトはこのテクニックで、無茶苦茶上がったらしい……」
「アップデートで爆死したけど、URLを変えたら戻ったらしい……」
この手の怪しい情報に左右され、大事な資産である自社サイトでリスクを取らないようにご注意ください。
※一攫千金の個人サイトやアフィリエイターさんは別かもしれませんが……
やるべき対策としては、上記で見てきた”ドメイン評価”と”コンテンツ評価”を高めていくことに他なりません。
ただし、手段と目的を混合しないように注意してください。
ドメイン評価を高めたかいから、リンクを集めまくるとか……
コンテンツ評価を高めたいから、とにかく有名人に執筆してもらうとか……
手段の目的化が誤った方向に施策を展開させ、未来のアルゴリズムで駆逐されていきます。
SEOは手段です。あくまでも売上を上げるための施策の1つです。順位上昇も、アクセスの向上も、売上につながらなければ意味がありません。
Googleの検索エンジンが進化しているからこそ、我々が向き合うのはユーザー視点です。
- 自社にとってのユーザーは誰か?(ターゲットの解像度を高める)
- ユーザーが困っていること、知りたいことは何か?(ターゲットのニーズを読み取る)
- ユーザーにとって貴社は課題を解決しうる存在か?(ターゲットへの信頼性を高める)
この3点を押さえた上で、どうやって”ドメイン評価”と”コンテンツ評価”を上げていくかを考えていくことが必要だと思います。
また次回のアルゴリズムアップデート時に、ねぎおなりの考察を述べたいと思います。
では、また!