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こんにちは。
サクラサクマーケティング株式会社 社長のねぎおです。
- 自社のアクセスが激減!?
- 順位が暴落!?
- インデックスから消えた!?
こんな事態に陥ったら、誰でも焦りますよね。
お金もリソースも投下して作った思い入れあるコンテンツであれば、なおさらではないでしょうか。
“こんなに本気で作ったのにどうなってんだよ!(怒)”
感情的になってしまう人もいるかと思います。
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さて本日のメルマガは、米国でそんなサイト運営者がX(旧Twitter)上で、思いの丈を呟いたところから始まります。
Does anyone have an explanation to why some of our articles are not showing up in the SERPs… at all?
I'll update the article with new info, it pops back in and ranks well, then disappears again.
This is happening to lots of our great content, it's very frustrating 🙁 pic.twitter.com/FQaRJqMYtU
— Brandon Saltalamacchia (@iambrandonsalt) January 27, 2024
“我々の記事がSERPに表示されない理由を少しでも説明できる人は誰かいますか?
新しい情報で記事を更新すると、また表示されて順位が上がり、また消えてしまう。
これは私たちの素晴らしいコンテンツの多くに起こっている、無茶苦茶イラついている!(怒) ”
すると、なんとこのツイートのコメント欄にGoogleの公式アカウントからの下記、長文のアドバイス投稿がありました!
Took a look. Will share a few things that maybe might be generally helpful. At first glance, it wasn't clear to me that there was much original content here. It looks and feels at first glance like a typical "here's a bunch of product pages."
I really had to go into it further…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) January 29, 2024
先日紹介したスターターガイドを始め、品質評価ガイドライン、公式文書、YouTubeなどで原理原則や方向性は指し示めしてくれるものの、
Googleが特定のコンテンツやサイトに対して、具体的に助言をするというのは非常に珍しいことです。
なので、このGoogleの公開ダメ出しの内容はサイト運営者にとって非常に有益な情報といえます。
では、このサイトにはどんな課題があったのでしょうか?
今回の対象のコンテンツはこちらの記事です。
「ゲームデバイス機10選」ということで、日本でいうところのニンテンドースイッチのようなゲーム機の紹介記事と考えられます。
https://retrododo.com/steam-deck-alternative/
※既に一部、ダメ出し以前の状態より修正されている点もありますが、参考にご覧ください。
以下画像、本人投稿のサーチコンソールのデータによると、確かに当初はアクセスを稼いでいたものの、0近くまで失っていることがわかります。
また外部ツールで見てみると、確かにアクセス数は2023年10月のコアアルゴリズムアップデート以降、右肩下がりのようです。
それでは早速、具体的なGoogleからのダメ出しをみていきましょう!
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1.オリジナルコンテンツ不足
“At first glance, it wasn’t clear to me that there was much original content here.
It looks and feels at first glance like a typical “here’s a bunch of product pages.”
- オリジナルコンテンツがない
- 典型的な商品を羅列しているだけのページ群になっている。
2.動画の解説が欲しい
“Deck 1, 4 and 9 have long video reviews, it looks like — so cool, you’ve used them, have experiences to share.
That’s all great. Maybe make that a bit clearer to the reader? But … it could also be me.”
- 長尺の動画レビューコンテンツがあることは素晴らしいが、読書にもっと分かりやすく伝えるべき。
3.未発売商品の情報や紹介文
“But most of the other devices … don’t exist yet. You’re promising the reader that these are the best alternatives for 2024.
And maybe some of these will be, but if they don’t exist yet, that’s potentially a bummer and unsatisifying to people coming to this page?”
- まだ発売されていない商品を紹介しているが、これは読者を失望させないか。
4.ページの更新
“You also mentioned updating the page and …
it feels out-of-date, so what’s being updated on it?”
- ページを更新したようだが、日付が更新されているだけで内容に変化がないのでは。
5.時系列の矛盾
“As of today (April 22nd) the Rog Ally is not out yet, and it was just announced on April 1st” is on the article dated today,
Jan 29, and you’d said on Jan 27 this page has also been updated, so what significant change is actually happening to warrant a new byline date? ”
- 記事の内容と発売日など矛盾が生じていないか。
6.古い情報
“And mixing out-of-date info on a page that claims to be fresh isn’t a great experience. ”
- 古い情報と最新情報が混在していることで読者の有用な体験を損なっていないか。
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上記、非常に具体的にダメ出しをしてくれています。コンテンツ作成者は正直、ぐうの音もでない状態ではないでしょうかw
その上で、最後に
“It’s not that any or all of these things are direct ranking factors, and changing them won’t guarantee to move you up.
But the systems overall are designed to reward reliable helpful content meant for people, so the more this page aligns with that goal, the more you’re potentially going to be successful with it.”
- これらがランキング要因ではない。
- この修正がランキングの回復を保証するものではない。
- しかし、我々の検索システムは信頼性が高く、有益なコンテンツを評価するように設計されている。
と締めくくっています。
コンテンツの内容はもちろんですが、コンテンツを作る目的から作り方、メンテナンスや管理方法まで、有用なユーザー体験を提供するためには考える必要があることを改めて、伝えてくれたツイートではないでしょうか。
では、また!