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さて、うんざりするようなタイトルのメルマガになっていますが、
現在自社サイトの不調を感じている方は、非常に重要な内容ですので、是非最後までお付き合いください。
5月18日、X上でGoogleのJohn氏が非常に重要なツイートしています。
そのツイートは、この質問に対する回答から生まれます。
There's a bit about this at https://t.co/6P11n6fIlC – tldr: it depends. Ideally as much as possible is page-level; in practice that's not always possible so there are also site-level signals (and sections of sites too).
— John 🧀 … 🧀 (@JohnMu) May 17, 2024
質問
ヘルプフルコンテンツアップデートはサイトワイドにいつ変更されましたか？
また、コアアルゴリズムアップデートに組み込まれたのは3月ですか？
であれば、なぜこのタイミングで、ヘルプフルコンテンツアップデートに抵触したサイトの復活が見られないのでしょうか？
この質問の意図としては、2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデートで下落したサイトで、復活した事例がほぼ存在しないという現状から発生していると思われます。
2024年3月のコアアルゴリズムアップデート時に、ヘルプフルコンテンツアップデートも統合されたことはGoogleから発表がありました。
質問者としては「それであれば3月のタイミングで回復するサイトがあって当然ではないか？」という、批判めいた意図が見え隠れしています。
この質問に対して、John氏は
- これについてはヘルプフルコンテンツに関するFAQを参照してほしい
- 可能な限りページレベルであることが理想的ですが、実際には必ずしもそうではないので、サイトレベルのシグナルのケースもある。
- 強い影響を受けるほとんどのサイトでは、その影響は当分の間サイト全体に及び、同様の強い影響が現れるのは次のアップデートまでかかるだろう。
- （約束はできないが）次回のアップデートに向けて、評価システムの改善に取り組んでいる。
John氏が示してくれたヘルプフルコンテンツに関するFAQには、非常に参考になる情報が記載されています。
https://developers.google.com/search/help/helpful-content-faq?hl=ja
概要
Google 検索のコアランキングシステムは、ユーザーに独自性の高い有用なコンテンツを提供し、満足感を得られるエクスペリエンスを目指して設計されています。
ヘルプフル コンテンツ システムの導入
2022年に導入され、継続的に進化中。検索結果の有用性を向上させるため、単一のシステムだけでなく、さまざまなシグナルやシステムを使用。
有用なコンテンツの評価方法
Googleのヘルプページにある質問を使って自己評価可能。ユーザー第一の信頼性の高いコンテンツが重要。
評価の対象
基本的にページレベルで評価。サイト全体のシグナルも一部考慮。
有用でないコンテンツの影響
ページレベルで評価するが、有用でないコンテンツが多い場合は、他のコンテンツの順位に悪影響を与える可能性あり。
有用でないコンテンツの削除は、他のページの順位改善に寄与する可能性がある。
ランキングの改善タイミング
ランキングの変動は常に起こり得る。定期的なコアランキングシステムのアップデートにより、改善が反映されるタイミングは一定ではない。
ここで注目したいのが、“評価の対象”と“改善タイミング”の2点です。
質問者のツイートにもあったとおり、ヘルプフルコンテンツシステムは、基本的にページレベルで評価されるものの、サイト全体のシグナルも見ているという点です。
簡単に言えば、サイト全体のコンテンツの平均点をもとに、サイト全体を評価する仕組みを使っているということです。
それ故に、低品質なコンテンツの存在がサイト全体に影響を及ぼす可能性があるわけです。
また改善に関しては、常に起こり得ると不明瞭な回答であるものの、今回のJohn氏のツイートにあるとおり、強い影響を受けたサイトが回復するまでには多くの時間を要し、次回のアップデートを待つ必要がある可能性が示唆されています。
さて現在、自社サイトの不調を感じている方。特に、2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデートや、それ以降のコアアルゴリズムアップデートのタイミングで下落してしまった方は、次のアップデートを待つ必要があるかもしれません。
さらに、ただ待つだけではなく、有用でないコンテンツの削除・改善が必須です。
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該当するサイト運営者の方は、是非ご活用ください。
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では、また！
