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【業界別SEO探索:不動産情報ポータルサイトの担当者様必見!不動産サイトSEO】ーねぎお社長のSEOメルマガ vol.35

2024年7月8日

ねぎお社長 (根岸雅之)

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本日は、業界別SEO探索の第四弾をお届けしたいと思います!
サクラサクの20年近いSEOの歴史の中で、不動産情報ポータルサイトのSEOの相談を多数いただいてきました。

不動産業界といっても、賃貸マンション、分譲マンション、戸建て、土地、一人暮らし、住宅ローン、借り換え……と非常に幅広く、大量のキーワードを対策しなければいけないことが常です。

不動産ポータルサイト担当者様、必見!賃貸・売却・投資など不動産系SEOのポイント5選!ーねぎおの業界別SEO探索vol.4ー

前提:コンテンツマーケティングへの取り組み●周目!?

特に大手不動産ポータルサイトはSEOの取り組みの最前線を常にひた走っていることもあり、コンテンツマーケティングに関しても非常に早くから着手していた印象です。

2013年前後のコンテンツマーケティングブームから始まり、莫大なキーワードに対するコンテンツ制作を常に何度も展開してきている背景があります。
その上で、Googleのアルゴリズムアップデートの進化に伴って、コンテンツ制作手法を見直し続けているサイトがほとんどです。

コンテンツマーケティングの取り組み1周目のサイトであれば、ペルソナ設定、カスタマージャーニー想定、キーワード選定、コンテンツ制作という一般的なフローでコツコツ、コンテンツを作っていくことが基本になりますが……

大手不動産情報ポータルサイトの場合、
テレビCMをバンバン流しているような超強力ドメイン同士の戦い……
すでに大量のコンテンツを保有しているサイト同士の戦い……

ということで、競合と差別化を図り、よりユーザーに寄り添ったコンテンツをつくるためには、並々ならぬ工夫をしていかなければなりません。
今日は、そんなSEO業界最難関の市場において、5つのポイントを整理してお伝えしたいと思います。

1.競合性の高いKWではハイレベルな記事が求められる(E-E-A-T)

不動産業界のSEOは、大手メディアサイトやアフィリエイトサイトなどを含め「常にレッドオーシャン」で、高難度な対策が求められることがほとんどです。

その中で、
「対策ワードで3位→1位に上昇させたい」
という依頼をいただくことがよくあります。

前述したとおり、超強力ドメインが既にコストをかけてコンテンツを作っていますので、専門性・権威性・信頼性、いわゆるE-A-Tの観点では差別化が難しいとも言えます。

では、どこで差別化を図るのでしょうか?
それは、まさに2023年に品質評価ガイドライン更新され、追加されたもう1つの“E(経験・体験)”が肝になっていると考えています。

ねぎおのYouTubeでも再三取り上げていますが、「独自性や一次情報」などのデータが入っていることは既に必須項目であり、一次情報の中でも「どれだけ役に立つか」「他のサイトから、参考データとして引用されるレベルの良質な情報になっているか」などを重視して、コンテンツ制作にあたる必要があります。

他業界では「200人に聞いてみた○○」みたいなアンケートを取れば、一次情報としてはある程度満足されるケースが多くありますが、不動産業界ではもっとこだわらなければなりません。

例えば、~「実際に田舎の実家を相続した人」10人にインタビューして分かった相続税と古民家対策~のようにかなり踏み込んだ、本当にユーザーが知りたい内容の良質な記事を“企画段階から”制作する必要があります。

既存の上位表示サイトのコピーやサマライズでは、まず上位表示は狙えません。

もちろん上位表示サイトの分析はしますが、それらを読んでみて「よくわからなかったこと」「もっと知りたいと思ったこと」などに対して、徹底的に答えを出していくような記事の作り方が求められます。

2.ユーザーに動いてもらうことを徹底する

不動産業界の記事制作では「生活に直結するナイーブな内容」を扱うことがよくあります。

「賃貸住宅での家賃相場」
「住宅購入の際の頭金は○○%用意」
「引っ越しには○○円くらい用意しておいたほうがいい」

こんな一文を読んだことで「自分にはハードルが高いから諦めよう、辞めよう」という風に、ユーザーが離れてしまうかもしれません。

<家に関する悩み>は、全ての日本人がターゲットであると言っても過言ではありません。

そのため、「一般的な言い回し」に終始してしまうことが、記事制作の過程では起こりがちです。
一人でも多くのユーザーを「動かす」ためには、専門用語の理解を促進させるための画像・図表を用意することや、場合によっては動画・スライドショーなどでの説明が有効なことも多くあります。

結局、不動産業界のSEO対策では「物理的にユーザーが動く」ことが収益につながるのは、どのサイトでも同じなのではないかと思います。
ユーザーが動くための「不安材料の払拭」を、丁寧に行うスタンスが非常に大切です。

「ただの情報」を求めているのではなく「動けるようになるための情報」をユーザーは求めていると考えて、コンテンツを設計すると良いと思います。

3.競合となるサイトは不動産サイトだけではない

不動産業界のSEOでは、法律やお金の知識をユーザーが必要とするケースは多くあります。

例えば、「不動産ローン」について調べているユーザーは「住宅購入」の潜在ユーザーであると同時に、「住宅ローン」の潜在ユーザーでもあります。これらのキーワードを調べてみると、「金融機関の大手サイト」が上位表示していることが少なくありません。

不動産業界だけでも大手競合サイトがひしめく中、金融系の大手の競合とも戦っていかなければならない。これが、不動産SEOの難度を大きく上げている要因と言えます。

法律用語や住宅の専門用語、リフォームや内装、外装の工事などでも同様の戦いが待っています。
これは単に、競合性とSEO難度の高さについての言及ですが、あらかじめ理解しておく必要のある内容です。

初期戦略の時点で「どこまでキーワード戦略を広げるか」を慎重に検討しなければ、惨敗に終わるでしょう。

ある程度、トピックに対して専門性のあるサイトに育てる必要がありますので、自社サイトの現在地点と競合の露出状況、予算内で戦える戦場はどこかを緻密に設計しましょう。

4.上位表示サイトに書いてある情報が間違っていることもよくある

法律や助成金、地方自治体ごとの補助金などの情報は頻繁に更新されます。

そのため、「有名な大手サイトに書いてあること」が古い情報であったり、誤っていることは実はよくあります。

1位になっているサイトだから合っているだろう、と思いながらKW調査や記事設計をすると、重大なミスにつながることもあります。

必ず情報ソースを徹底的に調べ、国や政府機関の出している最新情報との整合性が取れるかをきちんとチェックしましょう。

5.ターゲットの解像度をとことん細かく

例えば「マンション 住み替え」というキーワードについて考えるときには、
「住み替え」をするユーザーの実際の生活に、とことん目を向けることが重要です。

以下は、マンションの住み替えを検討しているユーザーの一例ですが、このようにユーザー像を具体的にすればするほど「次に狙うべきキーワード」のアイデアや、記事で訴求を強めるべき部分が明確になります。

ネガティブ

  • 近所の交友関係がうまくいっていない(騒音、掃除、挨拶、噂話……)
  • 離婚を機に夫婦双方いまのマンションから出ていくことになった(離婚、浮気、夫婦喧嘩……)
  • 所得が下がったためにローンが払えなくなった(転職、リストラ、降格……)

ポジティブ

  • もっと駅近のいいマンションが売りに出されたから引っ越したい
  • 所得が増えたのでマンションから一軒家に住み替えたい
  • コロナ以降、リモートワークが増えたので、都心のマンションは賃貸で貸しながら地方に移住したい

さて本日は、業界別SEO探索と題して、不動産SEO、特に不動産情報ポータルサイトのコンテンツ制作に焦点を当てて、SEOのポイントをメルマガにしてみました。
不動産サイトの担当者様、SEOや記事制作にお困りなら、サクラサクに相談ください。

では、また!

執筆者 / 監修者

サクラサクマーケティング
株式会社

取締役 社長

ねぎお社長 (根岸雅之)

ねぎお社長 (根岸雅之)イラスト

サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

◇ 出版書籍

◇ 情報発信

◇ 掲載メディア

◇ 共催セミナー歴

  • オウンドメディアの成功事例とSEOを支える運用型広告の活用
  • 今日から始められるWebマーケティング~コンテンツマーケティングとGoogle マイビジネス~
  • GMO TECH × サクラサク共催セミナー~テクニカルSEOとコンテンツマーケ~
  • リモート環境下においても売上・利益が成長し続ける組織創りと営業戦略

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