新年あけましておめでとうございます。
サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長・サクラサクラボ編集長のねぎおでございます。
毎年の恒例、新年一発目のブログにてご挨拶させていただきます。
2023年の今年の漢字が「税」でした。
もっと明るい漢字を選んで欲しいと思いつつも、それを象徴する通り円安や物価高など、コロナ禍を抜けて突き抜けたいところ、思うようにいかなかった企業が多かった印象を受けます。
かく言う弊社も、2023年は大変厳しい一年でした。
過去最高益を叩き出した前期。しかし今期は、スタートから大手案件の消滅により売上が大失速。
名著『チーズはどこへ消えた?』のネズミ状態でした。
今までなくならないと信じていたチーズが消えたことを、なかなか受け入れられなかった混迷期。
現実を受け入れて、どう変化しなければならないか?と矢印を自分自身に向け始めた革命期。
進化する覚悟を決めて、とにかく施策の数と質を上げ続けた行動期。
結果的にメンバーの意識改革、サービス品質の向上、マーケティング戦略の見直しと、組織として飛躍的に進化することができました。
弊社は2024年4月より20期目を迎えます。過去を振り返ると、いつだって存続の危機とそれを乗り越えるための組織改革の繰り返しでした。
経営者は、会社を存続させ、利益を上げ、株主に還元することに最大の責務があります。
だからこそ、いつだって売上の向上、組織の強化をすることで、業績を上げる(成長)ために四苦八苦しています。
「成長」と「進化」という言葉は同義で使われがちですが、大きな違いがあると思います。
「成長」とは、育つこと、大きくなること、拡張すること、向上すること。
一方で「進化」とは、遺伝子レベルで変化を起こし、環境に適応することで、「成長」とは異なります。
「現状維持は衰退の始まり」
という言葉があります。我々の場合、前期は明らかに現状維持ではなく成長していました。しかし、そこから一気に衰退への危機的な状況を迎えます。
成長していれば衰退しないわけではないのです。売上拡大によって盲目となり、環境変化への追従(進化)を怠った結果がもたらしたピンチ。
これが2023年の弊社に起こったことです。
「成長」と「進化」の違いを理解すること。
「成長」していたとしても、環境変化を敏感に捉えて「成長」を止めてでも、「進化」に立ち向かう強さが企業には必要であること。
「成長」は目に見えて数字も増えるので自己肯定感も上がりますし、モチベーションも高く前向きです。
対して、「進化」は上手くいかないこと、惨めで、苦難ばかりの試練の連続です。
我々の企業理念は、「進化し続けるプロフェッショナルの集合体」です。
上場するつもりも、EXITを狙うつもりもありません。ただ1日でも長く、時代の変化に適応しながら、存在価値を維持して、存続していくことです。
そのためには顧客、パートナー、ユーザーの声に耳を傾け、己を進化させることが不可欠です。
2024年も「成長」ではなく、「進化」し続ける存在であり、皆様に必要とされ続ける組織を目指す所存でございます。
至らない点も多い組織ですが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 ねぎお