WebサイトのページレイアウトとSEOは深い関係にあります。正しいページレイアウトで作成しなければGoogleの検索評価が下がり、上位表示が難しくなります。
利便性に優れたレイアウトや適切で質の高いコンテンツ配置は、ユーザーだけでなくGoogleもコンテンツ内容を理解しやすく、正しい評価を受け易くなるのです。
Webサイトのページレイアウトを作成する上でのポイントや注意点、検索評価をできるだけ下げない方法について説明していきます。
ページレイアウトとは
ページレイアウトとはWebサイトを作成する上でのデザイン、設計、配置のことをいいます。メニューをどこに置くか、画像をどう配置するか、テキストをどのくらいの量にするかなどWebデザインに欠かせない要素です。ページレイアウトがしっかり設計されていないと、内容が分かりづらくユーザビリティが低下してしまいます。
ページレイアウトの作り方は千差万別で、優れたレイアウトを持ったサイトほどファーストビューの印象が良く、サイトを訪れるユーザーのページ遷移率の改善も見込まれるため、ユーザビリティを考えた場合にも重要な要素といえます。
サイトにユーザーを引き留めるためにテキスト、メニュー、ナビゲーション、画像などさまざまな部分を考えて効果的なページレイアウトを作っていきましょう。
ページレイアウト・アルゴリズムとは
ページレイアウト・アルゴリズムとは、ファーストビューの画面に広告ばかりが貼り付けられていてユーザーが目的のコンテンツを見つけるのが困難であるページに対し、Googleがそのサイト(ページ)の評価を下げるアルゴリズムのことをいいます。
ユーザーが求める情報やと関係のない広告が多数掲載されているサイトは、ユーザビリティや品質の面から健全とはいえません。これらのサイトはユーザーの利便性よりも広告収入のほうを重視している場合も多く、そうしたユーザーにとって使いづらいサイトの評価を下げて、上位表示をしない為のアルゴリズムです
検索エンジンからアクセスし最初に目にするページに広告を載せてはいけないということではなく、ユーザーの利便性を著しく低下させる過剰な広告を載せたページのみ、評価を下げるということです。サイトを作成する際はこのページレイアウト・アルゴリズムを加味してSEO対策をしなければなりません。
今後のレイアウトの注意点として
ページレイアウトを作成する上で、大切なポイントや注意点をいくつか挙げていきます。
過剰な広告はNG
あきらかに「広告重視」のページは、ページレイアウト・アルゴリズムに引っかかる可能性が高くなります。各ページのファーストビューをチェックしてみて、行き過ぎた広告配置をしていないかを確認してみましょう。
有益なコンテンツをファーストビューに配置する
ユーザーが求めるコンテンツをファーストビューで表示することが大切です。ユーザーは自分が得たい情報やコンテンツを知るために検索を行うわけですから、目的のコンテンツがファーストビューで表示されることでユーザーエクスペリエンスが向上し、満足度も高くなります。ユーザー目線に立ったサイトほどGoogleの検索評価も高くなるのです。
デバイスごとに適切なレイアウトを行う
PCから見るレイアウトとスマホから見るレイアウトは異なります。また、同じデバイスでもユーザーの環境によってレイアウトが崩れるなど、開発者が見ているデザインとは違った形で表示されてしまうこともあります。できるだけ多くのユーザー環境(デバイス環境)を加味した上で、崩れの少ないページレイアウト設計が必要となります。
Googleの評価はすぐに変わらない
不適切な広告に占有されたページレイアウトを改善したとしても、それがすぐにGoogleの評価に反映されるわけではありません。Googleがそのページをクロールして適切な評価を下すまでは、数週間から一ヶ月はかかるといわれています。
現在のGoogleの検索評価は「価値の高いコンテンツであるか」「ユーザビリティが優れているか」に重点が置かれています。過剰で意図的な広告表示は逆効果になりやすいので注意が必要です。ファーストビューのレイアウトの良さ、コンテンツの充実、ユーザビリティを意識した設計が、結果的にアクセスアップや広告収入の増加につながるということを意識しておきましょう。