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他の人はこちらも検索とは?機能紹介や表示されるキーワード傾向を解説

2024年6月24日

ねぎお社長 (根岸雅之)

「他の人はこちらも検索」とは、Google検索においてユーザビリティ向上のために導入されている機能です。この機能により、検索したキーワードや表示されたWebサイトに関連性が高そうなキーワードが一覧で表示されるため、検索のスピードと精度がアップすることが期待できます。

また、SEOの観点からも自社のWebサイトがどのようなキーワードと関連性が高いのかを知るきっかけにするなどの活用法があります。

この記事では、「他の人はこちらも検索」の機能について丁寧に分かりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。

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「他の人はこちらも検索」とはどういった機能なのか?

「他の人はこちらも検索」は、Google検索結果画面にて検索キーワードや表示ページに関連性の高い検索キーワードが表示される機能です。

「他の人はこちらも検索」で表示されたキーワードをクリックすると、そのキーワードで再検索されます。
日本では2017年にモバイルにて導入され、その後PC向けにも導入された機能です。

なぜ「他の人はこちらも検索」が表示されるようになったのか?

「他の人はこちらも検索」が表示されるようになったのは、以下の理由が考えられます。

・ユーザーが欲している情報に早く到達できるようにするため

・検索の精度を高め、確実に情報にたどり着けるようにするため

「他の人はこちらも検索」の表示形式

2020年2月現在、「他の人はこちらも検索」は以下の2つのパターンで表示されます。

<パターン1>
検索結果画面に初めから表示されているパターン

<パターン2>
検索結果からWebサイトを訪問した後に、「戻る」をクリックして検索結果画面に戻った際に表示されるパターン

初めから表示されている「他の人はこちらも検索」

検索結果画面の1ページ目に通常の検索結果に混ざって「他の人はこちらも検索」が表示されることがあります。

「関連キーワード」機能と見た目はほぼ同じで、同じクエリで両方が表示されることもあります。

他の人はこちらも検索-パターン1

検索結果画面に戻った際に表示される「他の人はこちらも検索」

検索結果画面を開いた直後には表示されていないものの、一度いずれかのページをクリックしてから戻ってくると初めて表示されるパターンです。

デスクトップ検索の場合はリスト形式で、モバイル検索の場合はカルーセル形式でリンクが表示されます。

他の人はこちらも検索-パターン2

なお、同じキーワードで検索した場合でも、どのサイトにアクセスしたかによって「他の人はこちらも検索」で表示されるキーワードが異なります。このことから、クリックしたWebサイトに関連性が高いキーワードが表示されると考えられます。

また、検索結果の順位が低いサイトにアクセスした後に検索結果画面に戻っても「他の人はこちらも検索」は表示されません。

※なお、「他の人はこちらも検索」は、検索窓のサジェスト機能などと異なりGoogle側で機能が設定されているため、基本的には非表示にしたり消したりすることはできません。

「他の人はこちらも検索」が表示されるキーワードの傾向

「他の人はこちらも検索」には様々な傾向や特徴があります。特徴を把握すれば、ユーザーとして目的のページを探したいときに機能をうまく活用できますし、Webサイトを運営する際にもGoogleの傾向をつかむことができます。

バージョンアップなどにより傾向が異なる可能性はありますが、2020年2月時点で見られる傾向について紹介します。

「他の人はこちらも検索」が表示されるキーワードとされないキーワード(パターン1)

検索結果画面に表示されるパターンの「他の人はこちらも検索」については、キーワードによって表示されるケースとされないケースがあります。

傾向としては、特定の情報を「知りたい」という意図で検索した場合には関連する情報が表示されやすいです。しかし、旅行やスポットなどの「行きたい」というニーズや料理や趣味などの「したい」という意図の場合には表示されにくい傾向があります。

また、「傘」「会議室」「りんご」などの一般名称や、「オリンピック チケット」などの複合語の場合にも表示されにくい傾向があります。

「他の人はこちらも検索」が表示されるキーワードとされないキーワード(パターン2)

パターン2のWebサイトにアクセスしてからトップページに戻った場合の「他の人はこちらも検索」については、大半のサイトで「他の人はこちら」が表示されます。その場合に表示されるキーワードは、閲覧したWebサイトと関連性の高いものとなっており、必ずしも検索キーワードと関連性が高いものとは限りません。

また、特定の業界でしか流通していないニッチな商材や研究者向けサイト、検索結果が下位のサイト、上位表示されているものの閲覧数が極めて少ないサイトなどは「他の人はこちらも検索」が表示されにくい傾向があります。

日本でも導入されるかも!?「People Also Ask」機能

「他の人はこちらも検索」に似た機能に、「People Also Ask」機能があります。すでにアメリカ版では導入されており、日本でも一部の条件で確認が可能です。どのような機能なのかを紹介します。

「People Also Ask」とはどのような機能なのか?

「People Also Ask」とは、検索キーワードについて他の検索ユーザーがどのような質問をしているのかが表示される機能です。検索結果画面に一定の枠が設けられ表示されます。

日本語名は「他のユーザーも行った質問」と呼ばれるようで、2020年2月現在、英語クエリで検索した際に表示が確認できています。
並んでいる質問をクリックすると強調スニペットのようなカード形式で回答が表示されます。
クリックした際に新たな質問が追加で表示されていますので、ユーザーは次から次へと質問の回答を表示することが可能になっています。
他のユーザーも行った質問

キーワード調査にも活用できる「People Also Ask」!?

「People Also Ask」は、Googleユーザーがキーワードに対してどのような疑問を抱いているかを知ることができるため、Webマーケティングにも活用することが可能です。

つまり、自社のコンテンツにてユーザーの疑問に回答を用意すれば自社サイトへのアクセスを増やす効果が期待できるためです。

日本語では正式導入されていない機能ですが、将来導入された場合にはSEO対策のツールの一つとしても大きな役割を果たすことが予想されます。

まとめ

「他の人はこちらも検索」は、2018年から導入されたGoogleの機能です。

検索結果画面にてユーザーの検索利便性を高めるために導入されています。表示されるキーワードやサイトの傾向は時期によって異なるので、こまめに検索結果を確認しながらユーザーがどのようなキーワードでWebサイトを検索してサイトにアクセスしているのかの目安とすると良いでしょう。

アメリカのGoogleで導入済みの「People Also Ask」が導入された場合には、より具体的にユーザーの検索意図を把握することができます。

執筆者 / 監修者

サクラサクマーケティング
株式会社

取締役 社長

ねぎお社長 (根岸雅之)

ねぎお社長 (根岸雅之)イラスト

サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

◇ 出版書籍

◇ 情報発信

◇ 掲載メディア

◇ 共催セミナー歴

  • オウンドメディアの成功事例とSEOを支える運用型広告の活用
  • 今日から始められるWebマーケティング~コンテンツマーケティングとGoogle マイビジネス~
  • GMO TECH × サクラサク共催セミナー~テクニカルSEOとコンテンツマーケ~
  • リモート環境下においても売上・利益が成長し続ける組織創りと営業戦略

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