こちらの記事は弊社運営クラウドライティングサービス『Repo』のライター向けに作成したものです。
引用の正しいルールについて紹介しようと思います。なんとなく、他人の文章を引用して使っていた人も、ここらで正しいルールを覚えて、正しい引用を学びましょう。
引用とは
引用とは、主に他人の書いた文章を自分の文章内で使用することです。正しいルールに基づいて行えば、特別な許諾なく文章を使用できます。
引用できる著作物は、一般に公開されている著作物に限ります。本・書籍・文献やブログ、Webサイトなど、不特定多数の人が自由に閲覧できる状態の著作物のみ、引用の対象になります。逆に、企業や政府の機密情報、未公開の論文、違法にアップロードされている文章などの引用はNGです。
それら以外の書籍・文献、論文、ブログ記事、Webサイトの文章は、正しいルールに則りさえすれば問題なく引用可能だということですね。
1.引用の効果
ところでなぜ引用をするのでしょうか?もちろん、自分で全部文章を書くのが面倒……という理由もあるかもしれませんが、それ以上に、自分の主張の正当性・信頼性を強化できる点ではないでしょうか。
何かを主張した、断言した、その後にその根拠をバックアップしてくれる引用文を配置すれば、「何もしなければ信じてもらえなった主張」も信じてもらえる可能性が高まります。
たとえば、その分野の権威的な人物が書いた書籍から、自分の文章の主張をバックアップしてくれる文章を引用すれば、間接的に自分の主張の信頼性を強化できます。それプラス、何か公的機関のデータや統計等を引用できれば、より強力なバックアップになります。
面白いのは、引用した文章・データと自分の文章中の主張が、100%論理的にかみ合っていなくても、信頼性のバックアップ効果は十分にある、ということです。ようするに、文章中に引用があると、人はそれだけで「なんとなく正しいこと言ってる」と感じてしまうようです。
ちょっと怖いですし、悪用したり勘違いしてほしくはないです。引用だらけのよく意味がわからない文章になっては本末転倒ですし、引用があまりにも多ければただの転載・無断使用になってしまい、ルール違反で著作権に引っ掛かる恐れもあります。
2.正しい引用の方法・書き方とは
では、ルール違反を避けて合法的に、自由に他人の著作物を引用して、自分の文章に利用するにはどうすればいいのでしょうか。いくつか、決められた引用のルールがあります。
1.自分の文章と引用する文章に関連性があること
2.文章中で、自分の文章と引用文章が明確に区別されて一目でわかること
3.引用文章を改変しない
4.自分の文章がメインで、引用はあくまでサブであること
5.出所が明らかになっていること
①自分の文章と引用する文章に関連性があること
原則として、自分の文章と引用する文章には関連性が必要です。先ほど、100%論理的にかみ合っていなくても、信頼性のバックアップ効果は十分にあると書きましたが、明らかに「これは違うだろう……」とわかるような、関連性ゼロの引用はダメです。効果ないです。
②文章中で、自分の文章と引用文章が明確にわかること
引用した文章を、まるで自分が書いたかのように見せてはいけません。上手い具合に文中に埋もれさせて、引用文章であることを隠匿する例もありますが、ダメです。
引用の書き方は、引用した部分にかぎ括弧をつける、blockquote等の引用タグを使う、太字、斜体、色付けなど、何かしらの方法で区別する必要があります。
③引用文章を改変しない
引用文章は完全コピペが基本です。「こっちの表現のほうが良さそうだ」などの理由で勝手に改変するのはルール違反です。引用文章が長い場合は、前略・中略・以下略などの形式で略すことは可能ですが、それ以外で手を加えるには著作者の許諾が必要です。
④自分の文章がメインで、引用はあくまでサブであること
引用文章は自分の文章を支えるものです。それ自体がメインになってはおかしくなります。具体的にどのくらいの割合までOKと明確に決まっているわけではないですが、引用文が占める割合は多くても2割以下くらいではないでしょうか。
自分のオリジナル文章を喰ってしまうほど多量の、無意味な引用はやめましょう。
⑤出所が明らかになっていること
書籍なら、出版年、出版社、著者、タイトル、引用ページまでを記載して初めて引用として認識されます。タイトルと著者だけでは、それは引用と認められません。
■1997年 ○○出版 山田太郎 『○○についての本』16Pより引用
Webページなら、サイト名とURLを記載しましょう。
■○○のブログ
http://www.blog……………….com
まとめ
いまはコピペ自動チェックツールなどもありますから、違法にコピペした文章はすぐにわかってしまいますし、Web上に公開すればGoogleもコピーだと認識します。そのため、正しいルールを守って引用することをおすすめします。ルールを守らない引用は転載・無断使用となってしまいますが、適切に使えば、情報の信頼性・説得力を強化することができます。
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