動的ページ、静的ページ、疑似静的化とは何か
動的ページとは、アクセスする度にプログラムによってコンテンツが生成されるページのことを指します。
一方、静的ページはサーバー上にあらかじめ設置されたファイルがそのまま表示されるページのことです。
動的ページの典型的な例としては、Wordpressがあります。
WordPressでブログを書いた際には、静的にブログのファイル(html)が作成されるわけではなく、アクセスがあるたびにWordpressがブログデータを使ってページを作成しています。
例:http://example.com/index.php?p=1
このとき、p=1の部分はは記事番号を表していて、2番目の記事が見たい場合はpの値を2にすればWordpressが動的に記事を表示させます。
ここで、?以降につくpなどはURLパラメータと呼ばれ、このようなURL形式はgetメソッドと呼ばれます。
別の動的ページの例では、たとえばECサイトなどで、見たい商品条件をチェックボックスでチェックしながら検索するようなケースが挙げられます。。
このとき、どのような検索条件にしても表示されるページURLが常に一定である場合があります。
例:http://example.com/search.php
このように、動的ページにはURLパラメータによってURLが変わる場合と、URLパラメータを用いずURLが変わらない場合があります。
このようなURL形式はgetメソッドに対してpostメソッドと呼ばれます。
一方、疑似静的化ページも動的ページの一種ですが、URLパラメータを使わずに静的ページであるかのようなURLを使用することです。
たとえばWordpressは動的にページを作成していますが、パーマリンク設定などであたかも静的にファイルがあるかのような見せ方をすることが可能です。
例:http://example.com/text1.html
動的ページを使うこと自体はSEO上問題がない
動的ページであっても静的ページであってもSEO上、評価のされ方に大きな違いはありませんので、動的ページを使うこと自体には問題がありませんし、それだけで有利になったり不利になったりすることはありません。
ただし、条件を変えてもURLが変わらないタイプの動的ページ(postメソッド)は、URLを手掛かりにコンテンツを見つけるGoogleが適切にページコンテンツをインデックスできないため、検索流入を得たいページでは使うべきではありません。
SEOを意識する場合はgetメソッドにしてURLパラメータを用いるか、疑似静的化を行うかすることで、GoogleがURLとコンテンツを紐づけることができるようにします。
なおこの際、Googleは動的ページは疑似静的化せず、URLパラメータはそのまま表示させることを推奨しています。
ブログサイトなどではこの限りではありませんが、ECサイトなどでは検索条件を増やすとそれだけパラメータが増え、URLが掛け算的に増えることになります。
この際パラメータをそのまま表示させていたほうが、Googleがページ間の関連性を理解しやすいためと考えられます。
注意点として、URLパラメータはセッションIDやトラッキングパラメータのように、コンテンツ内容を変えないものもありますので、このようなパラメータによって重複コンテンツが生まれないよう、canonicalによって適切に正規化することが必要です。
また、パラメータ数や生成されるページ数はユーザーが必要とするかどうかを考慮し、いたずらに増やしすぎないことも必要です。
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