SNSのシェアとSEOの関係
自社のWebサイトのアクセスをアップさせたい、検索結果を上位表示させたいと考えるのは、管理者として当然かと思います。
そのためにSEO対策に力を入れている方も多数いらっしゃるかと考えます。
近年ではSNSを活用している企業も増加したことで、シェアされることが順位の上昇に効果的なのではないかと思うかもしれません。
しかし、結論からお話しすると、FacebookやTwitterのシェアが順位に直接的な影響を与えることはありません(Google社員が、影響は0%と公表しています)。
ここでは、FacebookやTwitterのシェアが順位に影響しない理由と、シェアがもたらす効果と範囲についてご説明します。
Facebookやtwitterからのリンクにはnofollowが付与されている
nofollowとは、Googleのクローラーにリンクを辿らせないようにさせる指示です。
リンクを辿ることができないだけでなく、ページランクも渡さない(リンク元の評価を受け取れない)設定のため、
FacebookやTwitterにリンクを設置したり、いいね!が増えてもSEOに直接的な効果はありません。
よって、仮にTwitterに自社サイトのURLを掲載して発信した記事がシェアされた場合にも、被リンク効果は無いことになります。
シェアの間接的な影響はある
SEOの効果が全くないということは、シェアされたとしても何の意味もないと、がっかりされた方も多くいるかもしれません。
しかし、TwitterやFacebook等のSNSで情報発信することには、直接的なSEOの効果はなくても「間接的」な影響はあります。
シェアやいいね!は決して無意味ではありません。
多くのユーザーの目に止まる
記事が多くシェアされると、当然多くのユーザーの目に留まるようになります。
多数のユーザーに企業の商品やサービスを知ってもらうことが可能な上に、ブログやはてなブックマークを通じてリンクを獲得する機会も増えるでしょう。
サイト名を覚えてもらえる
シェアを通じて記事を閲覧したユーザーにサイト名を覚えてもらえる可能性も高まります。
その結果、次回からサイト名で検索してアクセスしてもらえる可能性も考えられ、シェア数が多くなるほどその確率は高くなります。
使い方次第で有効
ここまでお話してきたように、TwitterやFacebookのシェアやいいね!が増えても、直接的なSEO効果は期待できません。
しかし、ユーザーの役に立つ記事を情報発信することで、Webサイトのアクセスアップを狙うことは十分可能です。
今はいろいろなSNSがありますので、若年層からお年寄りまで、幅広い年齢層の方が利用していますので、積極的に情報発信を続けることで、直接サイトにアクセスしてもらえる可能性があります。
アクセスを集めるという意味ではSEO対策とSNSの活用、どちらも欠かせないものです。
今後もSNSの重要性は高まると予想できますので、SEO対策をしっかりと進めながら、SNSも上手に活用することが集客・利益の向上に繋がるでしょう。