サクラサク

メディアサイトの改善とライティングで訪問者数が2倍!!

2024年6月20日

ねぎお社長 (根岸雅之)

今回は事例として、サクラサクマーケティングにてコンテンツマーケティングを行い「独立開業・フランチャイズの斡旋サイト」の訪問者数が2倍になった事例をご紹介いたします。サイトの概要は下記のとおりです。

サイトテーマ:独立開業・フランチャイズの斡旋サイト
目的:メディアサイトの流入強化
施策:メディアサイトのSEO基礎設計
メディアサイトのターゲット分類とキーワード戦略設計
コンテンツ企画・ライティング

コンテンツ領域となる自社メディアサイトの設計見直しと、コンテンツ企画・ライティングを実施。

課題:コンテンツメディアの流入強化

クライアント様は、本体サイトのディレクトリ配下に、読み物系のコンテンツメディア領域(以降メディアと記載)が設置されている構造になっています。
施策を行う以前は、サイトへの集客は主に「本体サイトに対しての広告から流入」がメインとなり、常に広告を出し続け集客を行うという状態で、本来自然検索での流入獲得が目的となるメディア領域に関しては、検索エンジンからの訪問者が少ないという問題がありました。さらにはライティングリソースの不足ということもあり、うまくメディア領域自体を活用出来ていない状態であることが課題でした。

この問題を解決したいとの事で、メディアの戦略・SEO設計、コンテンツライティングをまとめて依頼できるサクラサクマーケティング(弊社)にご相談いただきました。

成果:月間約180,000セッション → 約427,000セッション(約2年で142%アップ)

施策の方針

サイトの課題を解決するため、SEOの基礎修正で地固めを行った後、メディア領域のターゲットと優先順位、キーワード選定を中心に、以下の施策をご提案いたしました。

  1. メディアのターゲット設定
  2. 優先順位
  3. キーワード戦略
  4. 企画構成とライティング

メディアのターゲット分類を行い、優先順位とSEOキーワードを選定しコンテンツを作成。専門家や資格保持者にライティングを依頼し、執筆者情報もオープンにすることで信頼性も得られるようなコンテンツ作成をご提案いたしました。

施策内容

1.メディアのターゲット設定

まずは、メディア領域の基礎設計の見直しを図り、ペルソナを設計し、その時々にユーザーが検索するであろうキーワードの精査を行うことに着手。ユーザーの状況に合わせてシチュエーションを分類し、どういったフェーズのユーザーをターゲットとするかの優先順位を設定します。

2.優先順位

下記カテゴリごとにペルソナを設定し、どのフェーズの優先順位が高いかどうかを検討しました。

上図は、初期のシチュエーション分類で大きくテーマを分類したものですが、更にテーマを掘り下げていきます。
その後クライアントのCVに近いかどうか、検索ボリューム、難易度、ユーザーニーズ、専門性、サイトテーマ、競合状況、シミュレーション数値など、様々な点から優先となるテーマを決めていきました。

3.キーワード戦略

優先となるテーマが決まった後は、それぞれのテーマごとに膨大なキーワードを調査し、キーワードの優先順位も決めていきます。
例えば、情報収集を始めた段階のユーザーであれば「独立 メリット」「独立 方法」といったやや抽象的なキーワード、ある程度検討が進んでいるユーザーであれば、「業種 × 開業資金」「業種 × 必要書類」など、より具体性が高いキーワードが予想されます。

4.企画構成とライティング

このようにユーザーのシチュエーションによって異なる検索キーワードを調査・分類し、その検索意図に合わせたコンテンツの企画と専門家監修のもと、月に4~5本の新規コンテンツを公開していきました。

コンテンツの追加に関しては、優先となるテーマを集中的に作成し、そのテーマが完了次第、次に優先度の高いテーマに着手する、という流れで行い、関連性の高いコンテンツ同士の内部リンクがしやすい形を意識しました。

ユーザーシチュエーションの分類とペルソナ設定、次いでキーワード調査と優先順位決定を行い、初期の段階で中長期的なスケジュールとフローの確立を行った。

施策成果

コンテンツ領域改善による成果

ダウントレンドの最中での施策開始となり、しばらくは訪問者数の下降が見られましたが、徐々に施策の効果が出始めて8か月目以降は上昇に転じました。結果として、施策開始から約2年半後には訪問者数約142%増加となりました。
※SEOの基礎的な修正も同時に行っております。

コンテンツの掲載は月に4~5本のペースで掲載していたのですが、その新規コンテンツはすべて流入獲得を目的として、ユーザーの検索意図を意識した構成にしており、当初成果が出なかったコンテンツも施策を継続することで徐々に順位を上げ、結果的に多くのコンテンツで流入数の増加に繋がりました。増加した流入数のほとんどが新規で作成したコンテンツであるため、事前のキーワード調査と施策の進め方、継続の重要性が実感できました。
また、今回の施策では、まずはメディアの集客を最優先としていたため、一旦フォーカス外に置いていた問い合わせ数も増加する結果となりました。

サイトの変化
ー月間約427,000セッション(過去最高値)
ー月間セッション数約142%UP
ーお問い合わせ数の増加

コンサルタントから一言

取り組みを行うにあたり、明確なターゲットがイメージ出来ていない状態でのスタートだったため、ヒアリングに重点を置き、情報を吸い上げるところからはじめました。

ターゲットを具体的に言語化し、ターゲットごとのユーザーニーズをキーワードに落とし込みを行うことで、これからどういったユーザーを集めていくのか、その優先順位と今後についてイメージを共有しながら継続的に取り組むスキームが出来たことが、成功要因の1つでもあると考えています。

また、余談ですが、こちらの担当者様が転職された後にも、サクラサクマーケティングの仕事を評価していただき、転職先からも新たにお仕事をいただけるという、嬉しい出来事もございました。
引き続き、お客様に頼って頂けるコンサルを目指して精進しようと思います!

執筆者 / 監修者

サクラサクマーケティング
株式会社

取締役 社長

ねぎお社長 (根岸雅之)

ねぎお社長 (根岸雅之)イラスト

サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

◇ 出版書籍

◇ 情報発信

◇ 掲載メディア

◇ 共催セミナー歴

  • オウンドメディアの成功事例とSEOを支える運用型広告の活用
  • 今日から始められるWebマーケティング~コンテンツマーケティングとGoogle マイビジネス~
  • GMO TECH × サクラサク共催セミナー~テクニカルSEOとコンテンツマーケ~
  • リモート環境下においても売上・利益が成長し続ける組織創りと営業戦略

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