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SEO対策は何をすれば良い??成果の出ないSEO対策にありがちな事例をねぎお社長が解説!

2024年6月27日

ねぎお社長 (根岸雅之)

SEO対策の必要性・重要性を認識しつつも、十分な施策が実行できていない企業サイトは少なくありません。SEOコンサルティングを提供する弊社(サクラサクマーケティング株式会社)にも、「SEO対策は結局、何をすれば良いのですか?」という質問が多く寄せられています。

この記事では、SEO対策の失敗事例や、SEO対策の実行前に押さえておきたいポイントを解説したうえで、SEO対策を始めるためのステップを4つに分けて紹介します。

「SEO対策を何から始めるべきかわからない」とお悩みの企業サイト担当者様は、ぜひ参考にしてください。

なお、この記事の内容は動画でも解説しています。併せてご覧ください。

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これはNG!SEO対策で失敗しやすいケース

SEO対策を始める目的を理解しないまま施策を進めようとするようでは、残念ながら失敗します。

  • とりあえずSEO会社に発注する
    具体策がわからないからと、SEO会社に丸投げするのは賢明ではありません。社外の専門家に委託する場合でも、社内の担当者と並走してくれるようなSEO会社を探すのが理想的です。
  • とりあえず社内のSEO担当者を任命、採用する
    SEO対策に注力できる担当者は必要ですが、方針が決まっていないのにただ担当者をアサインしても、うまくいかない場合がほとんどです。
  • とりあえず記事を量産する
    サイト内の記事数をやみくもに増やすのは、おすすめできません。思いつく限りのキーワードで無計画にコンテンツを量産すると、低品質な類似記事を増やすだけになりかねません。
  • とりあえず高価なSEOツールを契約する
    SEO対策は、かけた費用に比例して効果が上がるものではありません。いくら高額な予算を投入しても、サイトの状況によっては十分な成果を得られないケースも多く存在します。(参考:SEO対策の外注費用

これらは、初めてSEO対策に取り組む企業が起こしやすい行動の例です。いずれも目的を理解していないことの表れであり、成果は期待できません。

なぜ失敗するのか?SEO対策をするうえで押さえておきたいこと

SEO対策で失敗しないためには、SEOの前提を理解することが重要です。ここでは、SEO対策を始める前に押さえておくべき4つのポイントを解説します。

SEOに100点はない

SEO対策では「必ず成果が出る」と言い切れる施策は存在せず、「これ以上できる施策はない」という100点の状態もありえません。検索順位を決定するGoogleのアルゴリズムの仕組みは明かされていないばかりか、頻繁にアップデートされ、誰にも正解がわからないためです。

仮に「SEO対策の成果を保証する」という売り文句を掲げるSEO会社にセールスを持ちかけられても、契約しないように注意してください。SEOの専門家を名乗りながら、むしろSEOの本質を理解していない会社として警戒すべきです。

会社やサービスの実力以上の成果は出ない

SEO対策は、サイトの実力をGoogleやユーザーに適切に伝えるための施策です。どんなに注力しても、その会社やサービスが本来持っている実力以上の高い評価は得られない点を覚えておく必要があります。

企業サイト担当者様のなかには、「SEO対策を実行すればサイトへの訪問数や売上がアップする」と勘違いされている方も少なくありません。しかし、実際には同じSEO対策を実行しても、得られる評価はサイトごとに異なります。

また、SEO対策を、どのようなサイトでも高い成果を得られる魔法のようなマーケティング施策だと思い込んでいると、それなりの成果が出ても失敗したように感じてしまうおそれがあります。

SEO対策の効果を最大限にするには、まずはサービスの品質を高め、会社やサイトのブランド力を向上させることが必要不可欠なのです。

すべてのサイトにSEOが必要になるわけではない

SEO対策は、すべての企業サイトに必ずしも取り入れるべき施策とは限りません。

扱う商品やサービスの特性によっては、SEO対策よりも成果を上げるマーケティング施策が存在するのも事実です。例えば、以下のようなケースだと、SEO対策が最も効果的な施策とはいえません。

  • アウトバウンド営業や代理店営業で、すでに大きな成果を得ている
  • 知名度が低く、検索需要が極端に少ないサービスである
  • インターネット検索を利用しない層がターゲットである

もちろん、上記のようなケースでも、SEO対策によってある程度の売上アップは期待できるほか、SEO以外でうまく成果を出せているからこそ、次はSEOに注力するという考え方もあります。重要なのは、自社の事業内容やユーザーと、SEOの相性を考えることです

SEOは必ず成果が出るものではない

実は、そもそもSEO対策の効果があまり期待できないジャンルが存在します。そのようなジャンルの商品やサービスを扱うサイトは、SEO以外のマーケティング施策を検討するのが賢明です。

サクラサクマーケティング株式会社に寄せられる相談に対しても、上記の理由からSEOコンサルティングをお断りする事例が発生しています。

一方で、「どのようなジャンルでも確実にSEO効果を実感できる」というようなセールストークを持ちかけてくるSEO会社には警戒が必要です。

SEO対策は何から始める?重要4ステップ

前提を理解したうえでSEO対策を始める手順を、具体的な4つのステップで解説します。

  1. 目的を考える
  2. 目標を考える
  3. 戦略を立てる
  4. 戦略を実行する

重要なのは、一般的な施策にとらわれず、自社の状況に合わせた目的や目標を明確にし、それを実現するための戦略を実行することです。

SEO対策を始めるステップ①:目的を考える

まずはSEO対策を実施する目的を明確にしましょう。本来、SEO対策自体は目的ではなく、目的を達成するためのマーケティング手段の一つにすぎません。

企業サイトがSEO対策を行なう目的の多くは、最終的な売上のアップです。ついつい検索結果の上位表示を目的としてしまうケースが少なくありませんが、本来の目的を見失ってはいないでしょうか?

仮に、SEO対策によってサイトへの訪問数が倍になっても、売上が変わらないようでは目的を達成したとはいえません。

SEO対策を始める際には、そもそもの目的を明確にし、社内で共通認識を持つことが重要です。

SEO対策を始めるステップ②:目標を考える

ここでの目標とは、目的を実現させるための指標です。

「サイト経由の問い合わせ数を増やしたい」「なるべく多くの人にサイトを訪問してもらいたい」などの曖昧なものではなく、より具体的な数値目標を決めます。

このとき、最終的に目指す数値目標(KGI)とともに、KGIを達成するまでの中間指標(KPI)も同時に定めることが大切です。

例えば「前期比で30%の売上増を達成する」というKGIに対しては、「成約率○%を達成する」「新規ユーザーを○人獲得する」などのKPIを設定するケースが想定できます。

また、目標は希望的観測に基づくものではなく、既存サイトで得たデータから割り出した実現可能な数値であることも重要です。

上記で挙げた数値はあくまで例であり、扱う商品やサービスのジャンル、既存サイトの実力などによって、実現可能な数値は異なります。

SEO対策を始めるステップ③:戦略を立てる

目標が具体的になったら、それを実現するために必要な戦略を考えます。

戦略は画一的なものではなく、自社サイトのユーザーを理解したうえで立案することが大切です。ユーザーを理解するためには、ターゲット層をより高い解像度で具体化したペルソナ(顧客の人物像)を設定します。

ペルソナを細かく設定したうえで、そのユーザーの悩みを解決するコンテンツをサイト内に設置するのが、SEO対策の基本的な戦略です。

ただし、単に検索ユーザーの悩みを解決するだけではボランティアで終わってしまい、最終目標の売上にはつながりません。

重要なのは、悩みの解決方法として自社の商品やサービスを自然に提案できるようなコンテンツ設計と、そのためのキーワード選定です。また、ペルソナにマッチしたコンテンツで成約率を上げるためのCRO(コンバージョン率最適化)も欠かせません。

SEO対策を始めるステップ④:戦略を実行する

決定した戦略を実行するための体制作りも重要です。長期的にSEO対策を行なうためには、まず以下のポイントを押さえましょう。

  • 受け皿となる自社サイトはできているか?
    SEO対策の効果を最大限にするには、一定以上の実力を持ったサイトが必要です。
  • Googleの原理原則を理解しているか?
    社内に専門知識を持った人材がいない場合には、専門家の手を借りるのも一つの方法です。
  • コンテンツ作成体制はあるか?
    コンテンツは継続的に作成する必要があります。リソース不足などで内製が難しい場合には外注も検討しましょう。
  • サイトの修正・構築はできるか?
    既存サイトがある場合でも、修正やリニューアルには一定の専門知識やスキルが必要です。
  • 効果測定・PDCAサイクルは回せるか?
    戦略の実行後は、効果を測定して改善を繰り返すことが重要です。一過性の施策だけでは、効果は期待できません。

戦略を実行する前に上記を確認し、社内での対応が難しい場合には、SEO対策やコンテンツマーケティングの専門家への相談が有効です。

サクラサク流SEOメソッドとは

前章で解説した4つのステップは、頭で理解できたつもりでも実行するのは容易ではありません。また、SEO対策は、成果を実感するまでに短くても半年程度を要するため、方向性の間違いに気付いたときには、それまでかけてきた時間を無駄にしてしまうリスクも生じます。

サクラサクマーケティング株式会社が提供するSEOコンサルティングでは、企業様ごとの現状や課題をしっかり分析し、画一的でないオーダーメイドの戦略を設計します。もちろん、KGIと併せて具体的なKPIを設定しますので、最終目標達成までの道筋も明らかです。

SEO業界歴18年の実績で、SEO対策に欠かせないGoogleの理解に基づき、SEO対策の受け皿となるサイトを整えます。さらに、最終的な目標を達成するためのコンテンツを作成、設置し、効果測定後の改善案も提案可能です。

「SEO対策の戦略を立ててみたけれど、方向性が合っているか自信がない」
「SEO対策を本格的に始めたいけれど、社内のリソースに限界があってなかなか進まない」

このようにお悩みの企業サイト担当者様は、サクラサクマーケティング株式会社に、ぜひ一度ご相談ください。SEOコンサルティング・コンテンツマーケティングで中小企業様のサイト運営をサポートし、最終的な売上アップに貢献します。

まとめ

SEO対策が企業サイトの売上に貢献する重要な施策であることは間違いないものの、すべてのケースで取り入れる必要はありません。また、SEO対策で得られる効果はサイトの状況によっても大きく異なり、かける費用や作業量とは必ずしも比例しません。

重要なのは、個別のケースに合わせた戦略の立案と、それを実現するために必要な、Googleの理解に基づいた戦略の実行です。

サクラサクマーケティング株式会社では、企業様の現状分析を行ない、オーダーメイドの戦略を提案するSEOコンサルティングサービスを展開しています。明確な目標を共有し、担当者様と二人三脚で最大限の成果を目指せますので、まずはお気軽にご相談ください。

サクラサク流SEOコンサルティングサービス

執筆者 / 監修者

サクラサクマーケティング
株式会社

取締役 社長

ねぎお社長 (根岸雅之)

ねぎお社長 (根岸雅之)イラスト

サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

◇ 出版書籍

◇ 情報発信

◇ 掲載メディア

◇ 共催セミナー歴

  • オウンドメディアの成功事例とSEOを支える運用型広告の活用
  • 今日から始められるWebマーケティング~コンテンツマーケティングとGoogle マイビジネス~
  • GMO TECH × サクラサク共催セミナー~テクニカルSEOとコンテンツマーケ~
  • リモート環境下においても売上・利益が成長し続ける組織創りと営業戦略

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