優良な記事を作成するレベルの高いライターは、仕事の質を高めるためのツールを利用していることも少なくありません。
ライティングに使えるツールは無料で使えて便利なものが多いですが、低品質なものもあるのでツール選びには注意が必要です。
本記事では、初心者Webライターにお勧めな無料ツールを、いくつか紹介します。
Webライターだけでなく企業のWeb担当の方も、どのようなツールがあるのか知ることは仕事への理解が高まるメリットがあるので、参考にしてみてください。
記事作成の際に使えるツールは
記事作成の際に使えるツールの機能は様々です。
例えば、完成した記事に誤字脱字がないかどうかチェックする校正ツール、他にもキーワード選定、コンテンツ作成、コピペチェック、文字数カウント等、目的に応じて使い分ける必要があります。
キーワード選定をする際に使えるツール
記事作成する前に、SEOを意識したキーワード選定を行う必要があり、十分な集客が見込めるキーワード選定は、難航する場合もあります。
そんなとき、役立つのがキーワード選定ツールです。
キーワードプランナー
https://adwords.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
誰でも知っていると言っても過言ではない有名ツールで、Googleが無料で提供しています。
キーワードの検索ボリュームなどを調べることが出来るのが特徴です。
キーワードサジェストツール
http://www.related-keywords.com/
サジェストとは、検索エンジンで何かのキーワード入力するときに、全て入力しなくても検索エンジンが予測し、いくつかの候補を表示してくれる機能です。
これをサジェストと呼び、キーワードサジェストツールでは、キーワードを入力すると表示されるキーワード候補を取得できます。
検索エンジンがサジェストキーワードを出すのには理由があり、「そのキーワードと一緒に入力された回数が多かった」など様々ですが、サジェストキーワードを知ることで、そのキーワードに対する世間のニーズを知ることができます。
Goodキーワード
https://goodkeyword.net/
Goodキーワードは、キーワードの関連ワードを調べることができます。
これによって、キーワードに対する世間のイメージや実需を推測できるのです。
Googleトレンド
https://trends.google.co.jp/trends/
Googleでトレンドが発生したキーワードを知らせてもらえるツールです。
対策を行いたいキーワードを登録すると、キーワードの検索数が短期間で増加するとメールで知らせてくれます。
短期間で検索数が大幅に増えるときは、テレビなどのメディアで取り上げられた場合などが考えられるので、鮮度の高い話題に敏感に反応しコンテンツに取り入れることで、記事を充実させることが可能です。
コンテンツを考える際に使うツール
ユーザーはどのようなことを知りたがっているかの参考に使えるツールです。
Googleアラート
https://www.google.co.jp/alerts
Googleが提供するツールの一つで、あらかじめキーワードを登録しておくと、キーワーに関係するニュースや記事がWeb上に新しく公開されると、通知してくれます。
例えば自社で取り扱っている製品に関する情報をいち早く入手することで、素早くサイトに反映させることも可能です。
Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋は相談サイト(掲示板)とも呼ばれ、あらゆる悩みを抱えるユーザーが書き込みを行い、その悩みに対する回答を別の人が書き込むサービスです。
相談内容は様々なで、恋愛の悩み、何かの使い方、勉強に関することなど無数のジャンルがあります。
自社のサービスや製品に関するキーワードを入力して、キーワードに関する過去の相談や回答内容の確認したり、新たに相談を投稿してみるのも良いでしょう。
掲示板の書き込みを読むことで、それまで気がつかなかったことを発見する場合もあり、行き詰った時など役立ちます。
文章校正の際に使うツール
文章を作成する際に、最も避けたいのが誤字脱字です。
ライター・企業を問わず、誤字脱字があると、コンテンツの価値が激減してしまうことから、自分の目でチェックを行い、さらに文章校正ツールでダブルチェックして、致命的なミスを減らすようにしましょう。
Microsoft Word(自動校正機能)
パソコンを使ったことがある人なら、誰でも知っているであろうMicrosoft Wordです。
実はWordには校正機能があるのをご存知でしょうか?
Wordで文字を入力する際に、誤字脱字あると、間違っている可能性がある箇所を赤や緑の波線で強調してくれる機能が自動校正機能です。
精度は完璧ではありませんが、うっかりミスを防ぐので非常に助かります。
Enno
https://enno.jp/
変換ミスやタイプミス、誤字脱字などの文章エラーを自動的に識別してくれる便利なツールです。
数千文字を超える長い文章でも、瞬時にエラー箇所を検出してくれるので、仕事のが高まります。
優秀なツールですが、ツールの結果を鵜呑みにせず、最終チェックは必ず自分で行いましょう。
コピペチェックツール
Web上に公開するにあたって、コピペは著作権違反になので注意が必要です。
他サイトを参考にせずに、自分で考えて文章を作成したとしても、すでに他サイトで同じ文章が使用されている場合があります。
数多くのブログやサイトが存在しているので、一つのテーマを取り上げた記事を書く場合、ある程度記事が似通ってしまうこともあり得ます。
著作権違反にならないよう、重複している文章がないかチェックすることも必要です。
こぴらん
https://copyrun.net/
Yahoo!とGoogleの検索結果に表示されるサイトやブログで、チェックしたい文章と同一なものが存在しているかを調べる簡易ツールです。
初心者Webライターの方は、無意識のうちに他サイトの文章を引用していることがないとも限りません。
Webライターに記事作成を依頼する場合は、検品の際にこれを利用すると効率的にチャックが進みます。
影武者
https://kagemusya.biz-samurai.com/
上述した「こぴらん」が簡易的なのに対し、こちらの影武者は本格的なツールです・
特徴はコピーを見破るレベルが非常に高く、文章の一部を変えていたとしてもテキストの一致率でコピペかどうかを瞬時に見破ります。
初月のみ無料で使えるので、どのような機能か調べる意味で、まずは試しに登録してみるのも良いでしょう。
文字数カウントツール
記事を作成する際に、最低1,500文字以上3,000文字以内のように、文字数の指定があることも少なくありません。
そんなとき、文字数カウントツールを使用すると、自分がどれだけの文字を書いたか正しく把握できます。
numMoji
http://www.nummoji.kenjisugimoto.com/
プラウザ上で文字数を数えるツールです。
文章を打つだけで、その都度文字数のカウント結果が表示されます。
「空白をカウントしない」「半角英数字は2文字で1文字とカウントする」などのルールも設定することが可能です。
ブラウザ版とは言え、利便性は高いので重宝します。
まとめ
今回はWebライティングに役立つ無料ツールを紹介しました。
ここで紹介したツール以外にもたくさんのツールがありますが、重要なのは完全にツール頼りな記事作成をするのではなく、最終的なチェックや仕上げは必ず自分で行うことが必要です。
また、意図しない著作権侵害などを防ぐために、コピペチェックツールを使用することもお勧めします。