XMLサイトマップとは
XMLサイトマップとはURLや画像などのさまざまな情報を検索エンジン向けに作ったもので、検索エンジンなどのロボットに対して「このWebサイトはどういったコンテンツを持っているのか」をより認識してもらいやすくするためのものです。
XMLサイトマップは設置によりクロール強化が図れるためSEO効果があると言われており、設置することをお勧めします。
なお、HTMLサイトマップはWebサイトに訪れたユーザーに対して、目的とする情報を見つけやすくする為に設置しますが、XMLサイトマップとは別物です。
記事の内容は動画でも紹介しているのでこちらも合わせてご覧ください。
XMLサイトマップの作成方法
では、実際にXMLサイトマップの作成方法の一例をご紹介致します。
XMLサイトマップの設定方法
設定するためには各項目を組み込む必要がありますが、その一部をご紹介致します。
これらの中でURLのみが必須です。
・URL
ロボットに確認して欲しいURLを記載します。
【例】<loc></loc>
・更新頻度
changefreqタグ
【例】<changefreq></changefreq>
・優先度
priorityタグ
【例】<priority></priority>
・最終更新日
lastmodタグ
【例】<lastmod></lastmod>
サイトマップには、1つのファイルにつきURLが50,000個まで、ファイルサイズが10MBという制限がありますので、この制限を超えてしまうボリュームの場合はサイトマップを複数に分ける必要があります。
サイトマップの数が多ければ、サイトマップインデックスを利用すると便利です。
サイトマップインデックスの作成方法
複数のサイトマップをまとめたファイルのことを、サイトマップインデックスと言います。
例えば、このような形で、2つのサイトマップを囲むように<sitemapindex>のタグを入れて作成します。
<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<sitemapindex xmlns=”http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9″>
<sitemap>
<loc>http://www.example.com/sitemap1.xml.gz</loc>
<lastmod>2004-10-01T18:23:17+00:00</lastmod>
</sitemap>
<sitemap>
<loc>http://www.example.com/sitemap2.xml.gz</loc>
<lastmod>2005-01-01</lastmod>
</sitemap>
</sitemapindex>
<sitemap>タグ、<loc>タグは、サイトマップインデックスを作成する時に必ず必要です。
作成したファイルはアップロードし、GoogleのSearch Consoleから送信するか、robots.txtにサイトマップを設置したURLを記載することでGoogleに通知することができるので、作成後には必ず通知するようにしましょう。
XMLサイトマップのSEO効果
サイトマップを設置したからといって必ず検索順位が上がる訳ではありませんが、ロボットがクロールそやすくすることで、検索エンジンへのインデックスを促進する効果があります。
インデックスされないWebページは検索結果に表示されることはありません。
まず検索エンジンにページを認識してもらい、正しく評価してもらうことが大切ですが、そのためにXMLサイトマップを設置することが重要なのです。
ただし、XMLサイトマップを作成しても、必ずインデックスされる訳ではないのでご注意ください。
サイトマップの設定項目のうち、Googleは<loc>に記載されたURLと<lastmod>を見ており、その他(優先度と更新頻度)は無視しています。
<lastmod>は正しく設定しなければ、やはり無視されてしまうので注意が必要です。
ページを更新したのにlastmodをそのままにしたり、ページ更新をしていないのにlastmodを更新してはいけません。
これらをふまえて、XMLサイトマップを正しく設置してSEO対策を行うようにしましょう。