HR Techという近年注目の集まっている分野での新規事業の立ち上げをお手伝いしました。 HR Tech業界ではだれもが見たことのある「HR NOTE」は関連キーワードで軒並み上位表示に成功しています。
- BtoBのコンテンツマーケティング×SEO
- リリースから半年間で上位表示
- コンテンツ×SEOで約7割の集客
①サービスサイト立ち上げ時~WEBマーケティング全般が課題~
―サイト立ち上げ当初の課題をお聞かせください
そもそもjinjerは、ネオキャリア色を出さずに独立したプロダクトとしてブランディングを行っていました。その理由は、ネオキャリアのjinjerではなくHRテクノロジーのjinjerとしてファンを増やしていきたい想いがあるからです。
しかし、Web集客のノウハウが社内に無かったため、SEOやコンテンツマーケティングでどう集客してくかどうかがそもそも課題でした。そこでまず、SEO対策を行っていくための体制を整えることからが我々の施策のスタート地点でした。そんな中、柔軟に相談に乗ってくれるパートナーを探していたところでサクラサクマーケティングとの出会いがありました。
― 当社を選ばれた理由をお聞かせください
サクラサクのいいところはコミュニケーションにストレスがないところです。私は協力会社を選ぶ際にそこを重視しました。なぜなら、SEOは中長期での施策になるのでパートナーとのコミュニケーションが一番大切だと考えたためです。結果として、その判断は正解でした。施策初期の段階から現在に至るまで非常に手厚くサポートを頂いています。また、目標に対しても大幅に達成という結果も出すことができて大変満足しています。
②サイトリリース前後のSEO施策~サイトの基盤づくりとしての内部施策~
サイトを検索エンジンに評価をしてもらうためには、HTMLの適正なマークアップを始め、サイトの内部リンク整備、ディレクトリ構造の最適化集客可能なランディングページの整備など、検索エンジンにとってマイナスの評価となり得る要素を0に近づけていくことが重要です。 具体的には、HTMLの適正なマークアップ、タイトルやディスクリプションの最適化、ページごとのユニーク化を行いました。
―内部施策で印象に残っていることはありますか
高い技術力です。サクラサクは、ページごとにソースをクロールして内部構造を可視化するツールを持っています。もし弊社がやっていたら膨大な工数がかかっていたところを、エンジニアリングによって最小の工数で行えたので助かりました。サイト立ち上げ当初からのコンサルティングのおかげで、メインで狙うキーワードの順位で10位以内を目指す施策を、社内でPDCAを回しながら進めることが出来ました。
③オウンドメディアのリリース~KW戦略からコンテンツマーケティングへ~
―読み物メディアをリリースした背景や想いをお聞かせください
我々のサービスをお使いいただくのは人事の方です。そこで、我々jinjerマーケティングチームでは、人事の役に立つメディアとして「HRNOTE」というメディア作りを行う構想がございました。記事を読んだ人事の人がすぐにアクションを起こせるような情報を発信していきたい!という考えの下、質の高いコンテンツを書き続けました。
結果、その考えは大正解でした。人事の役に立つ記事を書いてもそれが人事の方に読まれなければ意味がありません。そこでサクラサクのSEOノウハウと、我々のメディアで書いていきたい内容をマッチさせていく必要がありました。ノウハウとして最も重要な内容は、ビッグワードを上位表示させるためのテールワード戦略と言えるでしょう。ビッグワードでの上位表示はお問い合わせの増加やブランディングへの貢献はもちろん高いです。
しかし、ビックワードの順位にばかり目が行きがちですが実際はテールワードの順位の積み重ねでビックワードが結果的に順位上昇する印象でした。
―ビックワードでの上位表示のための条件を教えてください
上位表示を狙うためには、そのキーワードで検索したユーザーの課題を解決するコンテンツを用意している必要があります。ビックワードでの上位表示となれば、ビッグワードに内包される「多様なユーザーの検索意図」に対して回答をする必要があります。サクラサクのエンジニアリング技術を駆使して、その検索意図の分析を行い、ユーザーの「知りたい」を満たすために記事追加をおこないました。
④実際の施策効果~KWの網羅的な上位表示と想定以上の問い合わせ~
―SEO対策の効果についてはどれくらいの実感がありますか
立ち上げ当初の想定より大幅に結果が伴ってきたのは嬉しい誤算でした。特にBIGワードである「勤怠」「勤怠管理」については、サービスリリース当初では1年で15位以内に入ると予想をしていましたが、半年以内で上位表示されたことが衝撃でした。
また、問い合わせコンバージョンについても圧倒的に自然検索流入が多く、商談に繋がる問い合わせも7割がSEO経由という状態です。そのため、リスティングやSNS広告に比べて圧倒的にCPAが良く、jinjerサービスとマッチした課題を持った人からの問い合わせが多い傾向にあります。
―これからSEOに取り組む方へのアドバイスをお聞かせください
サイトを公開した時点でSEOは始まっています。常に検索エンジンと向き合い、ドメインの価値を高めるために継続的にSEOに取り組むことが重要だと思います。そもそもSEOは、順位を上げるための作業やトラフィックを増やす作業ではないという認識を持っています。
検索エンジン上で戦うということは、ドメインの価値が最終的な勝ち負けに繋がると考え、中長期的に戦略を立てなければなりません。順位の上昇下落を見るという考え方ではなく、ドメインの価値を上げることを考え、正しいやり方で検索エンジンに構造を伝えサイトを見やすいようにし、継続的にユーザーと検索エンジンに情報を伝えることがSEOの本質に近いと思います。
◆施策対象サイト
jinjer