Web広告の支払いは、クレジットカードで支払うのがおすすめです。クレジットカードならキャッシュフローの改善ができるだけでなく、広告費を支払っているだけでポイントがザクザク貯まります。
この記事では、広告費の支払いにおすすめの法人カードや、広告費の支払いにクレジットカードを利用する際の注意点、メリット、Google広告やYahoo!広告、facebook広告、X(Twitter)広告のクレジットカードの登録方法や支払い方法について解説します。
- 広告費の支払いにおすすめの法人カードは「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」
- 「apollostation PLATINUM BUSINESS」は条件達成で次年度年会費が無料になる
- 広告費をクレジットカードで支払うならAmericanExpress×Visa・MasterCardの組み合わせがおすすめ
広告費の支払いにおすすめな法人カード!高限度額&高還元なカードを紹介
広告費の支払いにおすすめな法人カードは高限度額なカードかつ高還元なカードがおすすめです。高限度額のカードを選ぶことで、限度額に達してしまい、広告が停止するリスクを減らすことができます。
また、高還元なカードを選ぶことで、広告費を払いながら、お得にポイントを貯めることができます。
カード | セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | UPSIDER | apollostation PLATINUM BUSINESS | Airカード | 法人決済用ラグジュアリーカードMastercard Black Card |
---|---|---|---|---|---|
券面 | |||||
詳細 | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る | 詳しく見る |
還元率 | 0.5~1.125% | 1.0〜1.5% | 0.8~1.0% | 1.5% | 1.25%~7.15% |
年会費(税込) | 22,000円 | 永年無料 | 22,000円 | 5,500円 | 110,000円 |
国際ブランド | AMEX | Visa | Visa・AMEX | JCB | Mastercard |
申込条件 | 20歳以上 | 法人代表者 | 18歳以上 | 18歳以上 | 20歳以上 |
発行時間 | 最短3営業日 | 最短即日※ | 最短3営業日 | 通常3~4週間 | 最短5営業日 |
申し込み | ー | ー |
※1ポイント最大5円相当のアイテムと交換の場合となります。
※交換商品によっては、1ポイントの価値は5円未満になります。
※バーチャルカード:即時発行、リアルカード:最短1営業日発行(発行リクエスト後、3〜4営業日程度でリアルカード到着)
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
デザイン | |||
年会費(税込) | 22,000円 ※初年度無料 | 国際ブランド | AMEX |
還元率 | 0.5~1.125%※ | 価値 | 1ポイント5円相当※ |
ETCカード | あり | 家族カード | あり |
海外旅行保険 | 利用付帯 | 国内旅行保険 | 利用付帯 |
スマホ決済 | Apple Pay | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 18歳以上の法人の代表者または個人事業主 | 発行日数 | 最短3営業日 |
※1ポイント最大5円相当のアイテムと交換の場合となります。
※交換商品によっては、1ポイントの価値は5円未満になります。
デザイン | |||
(税込) | 年会費22,000円 ※初年度無料 | 国際 ブランド | AMEX |
還元率 | 0.5~1.125% | 価値 | 1ポイント5円相当 |
ETCカード | あり | 家族カード | あり |
保険 | 海外旅行利用付帯 | 保険 | 国内旅行利用付帯 |
スマホ決済 | Apple Pay | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 18歳以上の法人の代表者または個人事業主 | 発行日数 | 最短3営業日 |
・JALマイル還元率が1.125%と高還元
・プライオリティパスやコンシェルジュサービスが付帯している
・初年度年会費が無料で利用できる
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、JALマイル還元率が1.125%と高還元のカードで、広告費の支払いでお得にポイントを貯められます。年会費は22,000円とコスパがよく、1年目は初年度無料なため年会費がかかりません。
非常にバランスがとれた法人カードであり、多くの法人代表者・個人事業主に選ばれています。限度額は最初5〜1,000万円となっており、利用限度額はカードの利用実績や年収に応じて変わります。
さらに、プライオリティパスやコンシェルジュサービスがついているため、ビジネスの場面で役に立つことが多いでしょう。カードの発行も最短3営業日で発行できるため、すぐに利用したい人にもおすすめなカードです。
※永久不滅ポイントは通常1,000円(税込)のご利用毎に1ポイント貯まります。
※1ポイント最大5円相当のアイテムと交換の場合となります。
※交換商品によっては、1ポイントの価値は5円未満になります。
・JALマイル還元率が高い法人カードを探している人
・ステータスの高い法人カードを求めている人
・すぐにカードを発行して利用したい人
UPSIDER
デザイン | |||
年会費 | 永年無料 | 国際ブランド | Visa |
還元率 | 1.0〜1.5% | 価値 | 1ポイント1円相当 |
ETCカード | 無し | 家族カード | あり |
海外旅行保険 | 利用付帯 | 国内旅行保険 | 無し |
スマホ決済 | ー | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 法人代表者 | 発行日数 | 最短即日 |
デザイン | |||
年会費 | 永年無料 | 国際 ブランド | Visa |
還元率 | 1.0〜1.5% | 価値 | 1ポイント 1円相当 |
ETCカード | 無し | 家族カード | あり |
保険 | 海外旅行利用付帯 | 保険 | 国内旅行無し |
スマホ決済 | ー | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 法人代表者 | 発行日数 | 最短即日 |
- 利用限度額が最大10億円
- カードの発行枚数が無制限
- 利用先限定機能がある
- 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応
UPSIDERは、起業したての法人や勢いのあるスタートアップ企業など、これから上場を目指す企業におすすめです。最大10億円の利用限度額が用意されているため、広告の配信が止まる心配をすることなく利用できます。
さらに年会費・発行手数料が無料で、部門や従業員毎に利用先を限定したカードが何枚でも発行できるのが特徴。還元率も1%〜となっており、特定の広告サービスにおいては利用額に応じて最大1.5%のポイント還元を受けられます。
また、UPSIDERの利用者は、AIが稟議、契約、支払い管理をサポートしてくれる独自サービス「UPSIDER Coworker」を無料で利用できます。
- 起業したばかりの会社経営者
- 利用先別でカードを使い分けたい人
- 手厚いビジネスサポートを受けたい人
apollostation PLATINUM BUSINESS
デザイン | |||
年会費(税込) | 22,000円 ※年間300万以上の利用で翌年度の年会費無料 | 国際ブランド | Visa・AMEX |
還元率 | 0.8~1.0% | 価値 | 1ポイント1円相当 |
ETCカード | あり | 家族カード | あり |
海外旅行保険 | 利用付帯 | 国内旅行保険 | 利用付帯 |
その他保険 | ショッピングガード保険 | 利用可能枠 | 希望に合わせて設定※ |
スマホ決済 | Apple Pay・Google Pay | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 18歳以上 | 発行日数 | 最短3営業日 |
デザイン | |||
(税込) | 年会費22,000円 ※年間300万以上の利用で翌年度の年会費永年無料 | 国際 ブランド | Visa AMEX |
還元率 | 0.8~1.0% | 価値 | 1ポイント 1円相当 |
ETCカード | あり | 家族カード | あり |
保険 | 海外旅行利用付帯 | 保険 | 国内旅行利用付帯 |
その他保険 | ショッピングガード保険 | 利用可能枠 | 希望に合わせて設定※ |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 18歳以上 | 発行日数 | 最短3営業日 |
- 広告費や税金の支払いなどビジネスに合わせて利用可能枠が設定可
- 469ドルのプライオリティ・パス「プレステージ」に無料で登録可能
- コンシェルジュサービスで予約や手配が依頼できる
- 法人カードではトップクラスのポイント還元率
- 年間300万円利用で翌年の年会費が無料!
- 事業上のリスクに備えられる「サイバー保険」が付帯
・ビジネスの規模に合わせて、ご利用可能枠を設定できる
・年間300万円以上の利用で次年度の年会費が無料
・ポイント付与率が業界トップクラスの0.8%
apollostation PLATINUM BUSINESSは、豊富なカードサービスでスタートアップ企業や法人代表者、個人事業主にもおすすめです。ポイント付与率は業界トップクラスの国内0.8%、海外1.0%を実現し、apollostationでは給油利用分1,000円につき5ポイントがもらえます。
また、ご利用可能枠はビジネス規模に合わせて設定してくれるため、広告費を多くかけたい法人にもってこいのカードでしょう。年会費も年間300万円以上利用すると次年度無料となるため、すごくコスパが良いカードです。
さらに、請求書クレジットカード払いサービス「支払い.com」の手数料優待や、所定の会計ソフトと自動連携などのビジネスの場で活躍するサービスも充実しています。
・ガソリンなど給油でポイントをもらいたい人
・条件達成で年会費が無料になる法人カードを探している人
・利用可能枠が高いカードがほしい人
Airカード
デザイン | |||
年会費(税込) | 5,500円 | 国際ブランド | JCB |
還元率 | 1.5% | 価値 | 1ポイント1円相当 |
ETCカード | あり | 家族カード | あり |
海外旅行保険 | 無し | 国内旅行保険 | 無し |
スマホ決済 | Apple Pay・Google Pay | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 18歳以上で法人代表者・個人事業主 | 発行日数 | 約3~4週間 |
デザイン | |||
(税込) | 年会費5,500円 | 国際 ブランド | JCB |
還元率 | 1.5% | 価値 | 1ポイント 1円相当 |
ETCカード | あり | 家族カード | あり |
保険 | 海外旅行無し | 保険 | 国内旅行無し |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 18歳以上で法人代表者・個人事業主 | 発行日数 | 約3~4週間 |
・1.5%と高い還元率でポイントが貯まりやすい
・個人事業主でも申し込みが可能
・初年度年会費無料で利用できる
Airカードは、業界No.1の還元率1.5%を誇り、広告費で貯まったポイントで経費削減ができるカードです。経費の支払いをAirカードに変えるだけで、お得にポイントが貯まり、1ポイント=1円から利用することができます。
また、ポンパレモールやじゃらん、ホットペッパーグルメなどのリクルートサービスならさらにポイントがお得に貯まり、ポンパレモールならお買い物で3%以上のポイントが還元されます。
さらに、会計ソフトと連携できるため、各種会計処理の手間が減り、業務を効率化することも可能です。会計ソフトは弥生やfreeeなどと連携することができます。
・還元率の高いビジネスカードを探している人
・満18歳以上の個人事業主
・リクルートサービスをよく利用する人
法人決済用ラグジュアリーカードMastercard Black Card
デザイン | |||
年会費(税込) | 110,000円 | 国際ブランド | Mastercard |
還元率 | 1.25%~7.15% | 価値 | 1ポイント5円相当 |
ETCカード | あり | 家族カード | あり |
海外旅行保険 | 自動付帯 | 国内旅行保険 | 自動付帯 |
スマホ決済 | Apple Pay・Google Pay | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 20歳以上の法人の代表者または個人事業主 | 発行日数 | 最短5営業日 |
デザイン | |||
年会費(税込) | 110,000円 | 国際 ブランド | Mastercard |
還元率 | 1.25%~7.15% | 価値 | 1ポイント 5円相当 |
ETCカード | あり | 家族カード | あり |
保険 | 海外旅行自動付帯 | 保険 | 国内旅行自動付帯 |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay | タッチ決済 | 対応 |
申込条件 | 20歳以上の法人の代表者または個人事業主 | 発行日数 | 最短5営業日 |
・カード会員限定の経営者交流コミュニティで人脈作りができる
・専属秘書のようなコンシェルジュが利用できる
・ポイント還元率が常時1.25%と高還元
ラグジュアリーカード法人ブラックは、Mastercard最上位のステータス「ワールドエリートMastercard」を備えた法人向けブラックカードです。高額になりがちな納税や広告費など、あらゆる支払いでポイントが貯まります。
また、会員限定の経営者同士のコミュニティに参加でき、上質かつ刺激的な交流の場を活用できるのもポイントです。限度額はオフィシャルに記載がなく、申し込み者の信用から決定されます。
事前入金サービスなら、最大9,990万円の上限も可能です。還元率は1.25%と高還元でお得にポイントを貯めることができます。
・ステータスの高いカードを求めている人
・高還元なカードを使用したい人
・ビジネス向けの特典が充実しているカードを求めている人
広告費の支払いで法人カードを利用する際の注意点
広告費の支払いで使えるクレジットカードの国際ブランドは、広告によって異なるため、クレジットカードを選ぶ際は出稿したい広告で使えるか注意が必要です。また、クレジットカードが限度額に達してしまうと広告が流せなくなってしまうため、カードは2枚以上持っておいたほうがよいでしょう。
国際ブランドがVisa、MasterCard、AmericanExpress、JCBの4つのうち2つは持っておくべき
広告費の支払いにクレジットカードを使いたいなら、国際ブランドがVisa、MasterCard、AmericanExpress、JCBの4つのうち2つは持っておくべきです。なぜなら、代表的なGoogle広告やYahoo!広告、facebook広告、X(旧Twitter広告)ではこの4つの国際ブランドのカードが利用することができるからです。
そのため、どの広告媒体で広告を出稿するか決まっていないなら、Visa、MasterCard、AmericanExpress、JCBの4つのうち2つを持っておけば、安心です。クレジットカードは2枚以上持つのが基本なので、国際ブランドが異なる2枚を持つようにしましょう。
4つの国際ブランドが代表的な広告で利用できるのか比較
広告名 | 国際ブランド |
---|---|
Google広告 | ・Visa ・Mastercard ・AmericanExpress ・JCB |
Yahoo!広告 | ・Visa ・Mastercard ・AmericanExpress ・JCB ・Diners |
Facebook広告 | ・Visa ・Mastercard ・AmericanExpress ・JCB ・Discover |
X(旧Twitter)広告 | ・Visa ・Mastercard ・AmericanExpress ・Discover ・JCB ・Discover ・China Union Pay |
このように、Google広告やYahoo!広告、Facebook広告、X(旧Twitter)広告でそれぞれ使える国際ブランドは異なります。ただし、4つに共通して使える国際ブランドは、VisaやMaster Card、AmericanExpress、JCBです。
そのため、国際ブランド選びに悩んだら、VisaやMasterCard、AmericanExpress、JCBのどれかを持っておけば問題ないでしょう。
限度額に達成して広告が流せなくなってしまったときのために2枚以上は持つべき
広告費の支払いに限ったことではないですが、クレジットカードは基本的に2枚以上持つことができます。2枚以上持っていれば、万が一クレジットカードの限度額に達して広告が流せなくなってしまった場合でも、サブカードで代用できます。
広告のストップは企業に大きな損害を与えてしまいます。このようなことにならないためにも、クレジットカードは2枚以上持っておくと安心です。その際、国際ブランドが異なる2枚を持っておけば、より使い勝手も高くなります。
クレジットカードの支払いは広告費の支払いだけではありません。さまざまな経費、税金などを支払うことも多いため、法人カードは2枚以上持っておくのがおすすめです。
広告費をクレジットカードで支払うならAmericanExpress×Visa・MasterCardの組み合わせの国際ブランドを使用しよう
広告費をクレジットカードで支払うならAmericanExpress×Visa・MasterCardの組み合わせの国際ブランドを使用するのがおすすめです。
なぜなら、AmericanExpressやVisa、MasterCardは代表的な広告のGoogle広告やYahoo!広告、facebook広告、X(Twitter)広告のどの媒体でも利用することができるからです。
組み合わせは、以下のそれぞれの国際ブランドでおすすめのカードから自分にあっているカードを2つ選択するのがおすすめとなっています。もちろん、3つすべて持っておけばより使い勝手がよいでしょう。
国際ブランド | カード名 | おすすめポイント |
---|---|---|
AmericanExpress | セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | プライオリティパスやコンシェルジュサービスが付帯している |
Visa | apollostation PLATINUM BUSINESS | ショッピングのご利用金額累計が年間300万円以上で次年度の年会費が無料になる |
MasterCard | 法人決済用ラグジュアリーカードMastercard Black Card | ポイント還元率が常時1.25%と高い |
広告費の支払いで法人カードを利用するメリット
広告費の支払いで法人のクレジットカードを利用する最大のメリットは広告費を支払いながらポイントを貯めることができることです。また、クレジットカードを利用することによって、支払いが遅くなりキャッシュフローが改善できます。
さらに、クレジットカードによっては広告費のために限度額をあげることも可能です。広告費はクレジットカードでないと決済できない場合があるため注意しましょう。
ポイントが貯まる
広告費の支払いで法人のクレジットカードを利用すれば、広告費の支払いでポイントが貯まります。広告費が大きな金額になればなる分だけ、その分ポイントが貯まるため、ポイントがザクザク貯まります。
広告費以外にも、オフィスの光熱費や通信費などの固定費をクレジットカード払いにしておくだけで、さらにポイントやマイルをどんどん貯めることができます。また、カードを選ぶ際はなるべく還元率が高いカードを選ぶことで、さらにポイントが貯まりやすくなります。
たかが数%還元率が違っても、年間を通せば大きな差になります。ポイントが貯まれば、貯まったポイントを経費の支払いに充てることもできるため、経費の削減も期待できるでしょう。
キャッシュフローが改善できる
広告費の支払いで法人のクレジットカードを利用すると、資金繰りも改善できます。広告費では、高額なコストをかける場合、月に数十万円~数百万円単位のお金が必要です。
法人カードでは、カードを使った日から実際に支払う日までに約1ヵ月以上もあるため、現金で支払うよりもキャッシュフローを改善することができます。広告費をクレジットカードで支払うことによって、資金に余裕ができれば、仕入れや支出、税金の支払いなどさまざまな支払いに資金を回すことができるでしょう。
資金繰りは企業の安定経営にも重要です。資金繰りがうまくいかないと会社倒産の危機も高まってしまいます。しかし、クレジットカードは融資を受けるわけではなく支払日を伸ばすだけなので、リスクも少ないです。
資金繰りが苦しかったり、今後の広告運用にかける予算が少なかったりで、困っている方は、法人のカードを作って対策するのもよいでしょう。
個人のカードよりも限度額が高い
法人カードは個人用のクレジットカードと比較しても、限度額が高く設定されることが多いです。ビジネスシーンでは、個人よりもクレジット決済を行なう機会が多く、法人カードによっては最大で10億円の限度額を設けているところもあります。
仕入れや従業員の経費精算などにクレジットカードを利用する場合、月に数千万円単位以上の資金が必要になることもあります。限度額が足りなくなって支払いができずにいると、企業の生産性向上にも大きな悪影響を与えてしまうでしょう、
広告を運用する際も、限度額に達してしまうと、広告が停止してしまいます。限度額が高ければそんなことも起こりませんし、万が一のときにも備えられるため、法人カードを持つメリットは大きいといえるでしょう。
代表的な広告のクレジットカードの登録方法や支払い方法
いざ広告媒体でクレジットカードを利用するにしても、登録方法や支払い方法が分からないと手間を取ってしまいますよね。
そこで、ここでは、代表的な広告であるGoogle広告やYahoo!広告、facebook広告、X(旧Twitter)広告の登録方法と支払い方法、クレジットカードの登録手順を紹介します。
Google広告
Google広告の支払いでは、広告掲載後の毎月1日もしくはあらかじめ設定した金額(限度額)に達するかのどちらか先の時点で自動課金される「自動支払い」と、任意の時点で料金を前払いする「手動払い」のどちらかを選べます。
手動払いの場合、広告が掲載されて費用が発生すると、事前に支払った金額から差し引かれますが、支払い残高がなくなると自動的に広告掲載が停止してしまいます。また、一定の要件を満たす場合、毎月の請求書発行で支払うことも可能です。
クレジットカード払いで利用可能な国際ブランドは、「VISA」「MasterCard」「American Express」「JCB」の4種類です。また、クレジットカードに加えて、「VISA」「MasterCard」「American Express」「JCB」と連携するデビットカードも利用できます。
なお、いずれも手動払い、自動払いどちらでも使えます。支払い方法も簡単で、アカウントに新しいクレジットカード情報を追加するだけでOKです。新しいクレジットカードで料金を支払う流れは、次のとおりです。
- Google 広告アカウントにログイン
- ツールアイコンをクリックして、[料金] の [概要] をクリック
- [お支払い] ボタンをクリック
- [お支払い方法] メニューから [新しいお支払い方法を追加] を選択
- お支払い金額を入力したら [お支払い] ボタンをクリックし、内容を確認してからお支払いを完了
Yahoo!広告
Yahoo!広告は銀行振込とクレジットカードによる支払い方法があります。クレジットカードの支払いの場合、手数料もかからず、銀行振込よりもお得に支払うことができます。また、クレジットカード支払いの場合、Yahoo!ビジネスマネージャーへのクレジットカードの登録が必要になります。
さらに、Yahoo!広告で利用可能なクレジットカードブランドは、「VISA」「Mastercard」「American Express」「JCB」「ダイナースクラブ」の4つです。
Yahoo!ビジネスマネージャーへのクレジットカードの登録方法は、以下のとおりです。
- 広告管理ツールの「検索広告」タブをクリックし、「資金管理」タブをクリック
- 入金管理画面の「クレジットカードによるお支払い」で「カード情報を登録(Yahoo!ビジネスマネージャーへ)」ボタンを押す
- Yahoo!ビジネスマネージャーの画面案内に従って、でクレジットカード情報を登録
- カード情報の登録が完了したら、「元のサービスへ戻る」をクリックして、広告管理ツールに戻る
Meta広告(旧Facebook広告)
FacebookやInstagramで広告が配信できるMeta広告(旧Facebook広告)の支払方法は、以下の4種類から選択できます。
- クレジットカード
- クレジット機能付きデビットカード
- PayPal
- オンライン銀行振り込み
Facebook広告費の支払いで最も一般的な方法は、クレジットカードでの支払いです。対象のクレジットカードを登録しておけば、インプレッション課金やクリック課金で発生した費用のみ毎月請求されて、自動的に引き落とされるため、非常に便利です。
クレジットカードもしくはクレジット機能付きデビットカードで使える国際ブランドは、次の5つです。
- American Express
- Discover
- Mastercard
- Visa
- JCB
なお、手動決済の場合、広告アカウントの国が日本に、通貨が日本円に設定されている場合のみ利用できます。facebook広告をクレジットカードで支払う場合、Meta広告マネージャにクレジットカードを登録しましょう。Meta広告マネージャで支払い方法を追加する方法は、次のとおりです。
- 広告マネージャの[支払い管理]セクションで[支払い設定]をクリック
- [支払い方法]セクションで、[支払い方法を追加]をクリック
- 追加する支払い方法を選択し、[次へ]をクリック
- [請求情報を編集]フォームを確認または更新し、[次へ]をクリック
- [更新する]フォームで必要に応じて適切なオプションを選択
- [完了]をクリック
X(旧Twitter)広告
X(旧Twitter)広告では、クレジットカードを使ってX広告のお支払いができます。使えるクレジットカードは、次のとおりです。
- VISA
- Mastercard
- American Express
- JCB
- China Union Pay
また、Visa、MasterCard、またはAmerican Expressのデビットカードも使えます。支払い方法を追加する方法は、以下のとおりです。
- ads.twitter.comにログイン
- 右上にあるアカウント名をクリック
- ドロップダウンメニューから [お支払い方法]を選ぶ
- 右上にある [新しいお支払い方法を追加] をクリック
- カード番号、有効期限、CVV、請求先住所、およびメールアドレスを入力
- [確認に進む] をクリックし、確認
- カードの承認手続き
- [お支払い方法] タブで [有効] と表示されていることを確認
さらに、X(旧Twitter)広告では、次のような場合に自動請求されます。
- クレジット限度額の25%以上使った
- 500ドル以上使った
- 7日ごと
- 月の末日
このなかのいずれかに到達した時点で請求が発生します。X(旧Twitter)広告の掲載には最低利用費の制限はありません。リスティング広告などと同様に、少額から始められます。
広告費をクレジットカードで支払う際によくある質問
広告費を支払う際に使用できない国際ブランドはある?
広告費を支払う際に使用できない国際ブランドは、媒体によって異なります。例えば、Google広告やfacebook広告、X(旧Twitter)広告ではDinersの国際ブランドのカードは使用できません。
主流であるVisa、MasterCard、AmericanExpress、JCBの国際ブランドのカードはGoogle広告、やYahoo!広告、facebook広告、X(旧Twitter)広告では使用できるため、広告費の支払いでクレジットカードを持ちたいなら、AmericanExpress×Visa・MasterCardの2枚持ちの組み合わせがおすすめです。
ただし、クレジットカードに申し込みをする前に、そのカードが、自分が出稿する広告媒体で使えるかどうかを必ず確認しましょう。
クレジットカードの限度額に達してしまうと広告は止まってしまう?
クレジットカードの限度額に達してしまうと、広告は自動的に止まってしまいます。その他にも、クレジットカードの有効期限が切れていたり、カード会社側で決済を停止してしまったりすると、広告の配信は止まってしまいます。
このようなことにならないためにも、限度額が高いクレジットカードを発行するもしくはクレジットカードを2枚持ちするのがおすすめです。また、カードに問題がなくてもGoogleなどの媒体側のシステムエラーによりクレジットカードの決済が不承認になってしまうこともあるため、注意しましょう。
広告費をクレジットカードで支払うデメリットはある?
広告費をクレジットカードで支払うデメリットは、基本的にないと考えておいてよいでしょう。ただし、デメリットを強いていうなら支払いに使いすぎてしまう傾向があることです。
クレジットカードの支払いは現金に比べて、どのくらい使っているかをイメージしづらく、その結果「思っていたよりも経費が膨らんだ」ということになりがちです。クレジットカードで利用した金額の支払いができない場合、クレジットカードの利用停止や遅延損害金を支払わなければならないため、注意しましょう。