Amazonで利用できるお得な法人カード7選！還元率や選び方、ビジネスカードを使うメリットも紹介

Amazonでの利用でお得な法人カードは還元率が高いカードが、1番ポイントが貯まりお得です。ただし、Amazonなら、Amazon Mastercardのカードのほうがお得と感じる方もいると思います。

しかし、Amazon Mastercardでは私用と事業用の支払いが混ざってしまい、経費計算が困難になることがあります。そのため、法人カードとAmazon Mastercardのそれぞれのメリット・デメリットを理解してカードを選ぶことが重要です。

この記事では、Amazonでお得に利用する法人カードの選び方やメリット・デメリットなども合わせて解説します。

Amazonでお得に利用できる法人カード7選！

Amazonでお得に利用できる法人カードを選ぶ際は後述の「Amazonでお得に利用する法人カードの選び方」を参考に選ぶのがおすすめです。どの方法で選ぶか迷っている方は迷わずポイント還元率が高い法人カードを選ぶことでお得にAmazonを利用することができます。

カード	セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス	セゾンコバルト・ビジネス・アメックス	アメックス・ビジネス・ゴールド	JCB CARD Biz 一般カード	NTTファイナンスBizカード
券面
詳細	詳しく見る	詳しく見る	詳しく見る	詳しく見る	詳しく見る
還元率	0.5～1.125％	0.5～2.0%	1.0～3.0%	0.5%	1.0%
年会費(税込)	22,000円	永年無料	36,300円	1,375円 初年度無料	永年無料
国際ブランド	AMEX	AMEX	AMEX	JCB	Visa
申込条件	20歳以上	18歳以上	20歳以上	20歳以上	20歳以上
発行時間	最短3営業日	最短3営業日	約5週間	最短即日	約2～3週間
申し込み	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト	公式サイト

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

デザイン
年会費（税込）	22,000円 ※初年度無料	国際ブランド	AMEX
還元率	0.5～1.125％※	価値	1ポイント5円相当※
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行保険	利用付帯	国内旅行保険	利用付帯
スマホ決済	Apple Pay	タッチ決済	対応
申込条件	18歳以上の法人の代表者または個人事業主	発行日数	最短3営業日

デザイン
年会費 （税込）	22,000円 ※初年度無料	国際 ブランド	AMEX
還元率	0.5～1.125％	価値	1ポイント5円相当
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行 保険	利用付帯	国内旅行 保険	利用付帯
スマホ決済	Apple Pay	タッチ決済	対応
申込条件	18歳以上の法人の代表者または個人事業主	発行日数	最短3営業日

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、初年度年会費無料で、年間469米ドルかかるプライオリティ・パスの利用も無料です。ポイントは永久不滅で有効期限がないため、どんどんポイントを貯められます。

本会員と同様の付帯サービスが充実している追加カードを最大9枚まで発行できるため、従業員に持たせて経費精算するのも便利です。経費の支払いや精算の手間が削減できたり、経費や税金の支払いでポイントが貯まったりなどのメリットもあります。

さらに、セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードのなかでも特にプレミアム優待・特典・サービスを利用できる点もメリットです。そのなかでもAmazonでの特典は次のとおりです。

• お友達紹介でAmazonギフトカードプレゼント
• ポイント還元率が2倍にアップ

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

デザイン
年会費	永年無料	国際ブランド	AMEX
還元率	0.5％	価値	1ポイント5円相当
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行保険	利用付帯	国内旅行保険	利用付帯
スマホ決済	Apple Pay・Google Pay	タッチ決済	対応
申込条件	18歳以上の法人代表者または個人事業主	発行日数	最短3営業日

デザイン
年会費	永年無料	国際 ブランド	AMEX
還元率	0.5％	価値	1ポイント 5円相当
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行 保険	利用付帯	国内旅行 保険	利用付帯
スマホ決済	Apple Pay Google Pay	タッチ決済	対応
申込条件	18歳以上の法人代表者または個人事業主	発行日数	最短3営業日

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、副業・個人事業主・フリーランスにうれしい年会費無料のビジネスカードです。決算書や登記簿謄本は不要で、気軽に申し込みができます。

ヤフービジネスサービスやクラウドワークス、アマゾン Web サービスなど、ビジネスシーンで利用が多いサイトで利用すると、永久不滅ポイントが通常の4倍貯まります。

また、セゾンビジネスサポートローンで最大950万円までの融資を受けられたり、エックスサーバー優待として初回ご利用料金が最大16,500円割引になったりする点もうれしいポイントです。さらに、Amazonで利用する際は以下のような豪華な特典があります。

• ポイント還元率が2倍にアップ
• お友達紹介でAmazonギフトカードプレゼント

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

デザイン
年会費（税込）	36,300円	国際ブランド	AMEX
還元率	0.5％	価値	1ポイント0.3円相当
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行保険	利用付帯	国内旅行保険	利用付帯
スマホ決済	Apple Pay	タッチ決済	対応
申込条件	20歳以上の法人の代表者または個人事業主	発行日数	通常1～3週間

デザイン
年会費 （税込）	36,300円	国際 ブランド	AMEX
還元率	0.5％	価値	1ポイント0.3円相当
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行 保険	利用付帯	国内旅行 保険	利用付帯
スマホ決済	Apple Pay	タッチ決済	対応
申込条件	20歳以上の法人の代表者または個人事業主	発行日数	通常1～3週間

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、カードご利用分をあとから「分割払い」または「リボ払い」に変更できるため、キャッシュフロー（資金繰り）の改善にも役立ちます。起業後すぐでもカードの申し込みが可能で、支払いがスムーズなため、経費管理などの手間も削減でき、優先すべき業務に集中できます。

また、「弥生会計ラインアップ」および「クラウド会計ソフト freee会計」とのAPI連携も実現しているため、日々の業務効率化はもちろん、経営分析のためのツールとしても役立ちます。

さらに、メタル製のカードで高級感があり、接待に役立つレストラン優待も利用可能です。入会キャンペーンは合計190,000ポイントも獲得可能で、お得に法人カードを発行でき、Amazonではポイント還元率が最大3倍になります。

JCB CARD Biz 一般カード

デザイン
年会費（税込）	1,375円 ※初年度無料	国際ブランド	JCB
還元率	0.5％	価値	1ポイント5円相当
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行保険	利用付帯	国内旅行保険	利用付帯
スマホ決済	Apple Pay・Google Pay	タッチ決済	対応
申込条件	18歳以上の法人代表者・個人事業主	発行日数	最短5分

デザイン
年会費 （税込）	1,375円 ※初年度無料	国際 ブランド	JCB
還元率	0.5％	価値	1ポイント 5円相当
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行	利用付帯	国内旅行 保険	利用付帯
スマホ決済	Apple Pay Google Pay	タッチ決済	対応
申込条件	18歳以上の法人代表者・個人事業主	発行日数	最短5分

JCB CARD Bizは、法人の本人確認書類が不要で、簡単に申し込みができます。個人カード感覚で利用できる法人カードです。

請求書カード払いを利用すれば、カード決済を受け付けていない取引先でも支払いができます。また、支払い期日が月末の請求書であれば、実質的に約40日間支払いを延期できるため、キャッシュフロー（資金繰り）の改善にも役立ちます。

JCB法人カード専用サイバーセキュリティデスクが無料でサポートするため、トラブル発生時でも安心です。個人名義口座の申し込みなら、モバ即を利用することで、最短5分でカード番号を発行してすぐに使えます。

毎月の経費や出張費の支払いで1,000円（税込）で1ポイントが貯まり、Amazonなどのポイント優待店なら最大20倍も還元されます。さらに、新規入会とカード利用で最大50,000円分のAmazonギフトカードがプレゼントされます。（2024年3月31日まで）

NTTファイナンス Biz レギュラーカード

デザイン
年会費	永年無料	国際ブランド	Visa
還元率	1.0％	価値	1ポイント1円相当
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行保険	自動付帯	国内旅行保険	利用付帯
スマホ決済	Google Pay	タッチ決済	対応
申込条件	20歳以上の法人代表者または個人事業主 ※要連帯保証人	発行日数	約2～3週間

デザイン
年会費	永年無料	国際 ブランド	Visa
還元率	1.0％	価値	1ポイント 1円相当
ETCカード	あり	家族カード	あり
海外旅行 保険	自動付帯	国内旅行 保険	利用付帯
スマホ決済	Google Pay	タッチ決済	対応
申込条件	20歳以上の法人代表者または個人事業主 ※要連帯保証人	発行日数	約2～3週間

NTTファイナンス Biz レギュラーカードは、ビジネスカードでは珍しい年会費が永年無料のカードです。従業員用の追加カードも、無料で利用できます。

NTTファイナンス Biz レギュラーカードはポイント還元率が1.0％と高く、貯まったポイントはキャッシュバックやギフトカード、Amazonギフトカード、電子ギフトなどに交換することも可能です。Web明細編集機能を搭載しており、用途によって明細を分割できるため、プライベートと法人利用の併用にもおすすめです。

Visa法人カード会員限定で、ホテル宿泊やオフィス用品・事務用品、印刷サービスなどを優待価格で利用できるのもうれしいポイントです。さらに、全国の出光興産系列のサービスステーションでガソリンの給油などを2円～最大40円／L割引するなど、普段から社用車を利用する機会が多い法人にもおすすめできます。

Amazonでお得に利用する法人カードの選び方

Amazonでお得に利用する法人カードを選ぶときは、「年会費がどれくらいかかるか」「ポイント還元率はどれくらいか」「利用限度額はどれくらいか」などのポイントを重視して選びましょう。

そのうえ、「追加カードやETCカードが発行できるか」「追加カードやETCカードが発行できるか」「締め日や支払日から資金繰りがきちんとできるか」をチェックすることも法人カード選びで重要です。

年会費はどれくらいかかるか

法人カードでAmazonの利用を考えているなら、年会費がどれくらいかかるかをチェックしましょう。個人が利用する一般カードなら年会費無料のものが多いですが、法人カードでは一般ランクでも年会費がかかるものがあります。

ステータスの高いプラチナランクの法人カードでは、年会費が3万円以上かかるケースが多いです。年会費は毎年かかるものなので、必ず確認しておきましょう。

また、年会費が高額でもAmazonでの利用頻度が高ければ年会費以上の恩恵を受けられます。年会費が無料のカードは非常に魅力的ですが、年会費が安いという理由だけでカードを決めるのは良くないです。

そのため、年会費とコスパの良さが比例するかどうかも合わせてチェックしましょう。法人カードのなかには、「年間ご利用金額〇〇円以上で年会費が無料」のカードもあります。

Amazonでのポイント還元率はどれくらいか

法人カードを使ってAmazonをお得に利用したいなら、ポイント還元率も必ずチェックしておきましょう。Amazonで商品を購入する際に法人カードを利用する場合、0.5％で基本ポイント還元率が設定されているカードが多いため、1.0％以上の基本ポイント還元率を持つ法人カードを選ぶことで多くのポイントが還元されます。

数％の違いでも、Amazonでの利用頻度が高いとそれだけでポイントに大きな差が出てきます。そのため、1.0％以上の基本ポイント還元率が高いカードを中心に選ぶのがよいでしょう。

また、セゾンカードの法人カードは会員専用サイトである「セゾンポイントモール」を経由すれば、Amazonでのポイントが倍にアップする独自のサービスを提供しています。このように、特定のお店やサービスに特化した法人カードもあるため、申し込みの前にチェックしておきましょう。

利用限度額はどれくらいか

Amazonでお得に利用する法人カードを探しているなら、利用限度額がいくらかどうかも重要なチェックポイントです。法人カードによっても利用限度額は異なります。

また、申し込み者の信用情報によっても適用となる限度額が異なります。法人カードは一般的なカードと比べても限度額が高い傾向にあり、なかには一律の上限を設けていないカードもあります。

法人となると、Amazonで大量に購入したいものもあるでしょう。そんなときに利用限度額が低いとまとめて購入することができません。

会社規模が中小程度の企業でも、万が一に備えて限度額1,000万円以上のカードがおすすめです。

追加カードが発行できるか

Amazonでお得に利用する法人カードを選ぶときは、追加カードを発行できるかどうかも重要なチェックポイントです。特に、従業員にも法人カードを発行したいと考えている方は要チェックです。

ほとんどのカードでは、追加カードの発行枚数に上限があります。また、追加カードを発行するほど年会費がかさんでしまうことも多いです。法人カード発行後に追加カードを検討しているなら、発行できる枚数や年会費の有無を必ず確認しておきましょう。

会社の規模や従業員の数など、自社に合う法人カードを選ぶことが重要です。追加カードの発行は、従業員にとっても会社にとっても非常にメリットが大きいです。

締め日や支払日から資金繰りがきちんとできるか

Amazonでお得に利用する法人カードを選ぶときは、締め日や支払日から資金繰りができるかどう確認することも選定ポイントです。

どのクレジットカードにも、締め日と支払日があります。クレジットカードの締め日は、カードの利用金額が確定される日です。支払日は、指定した引き落とし口座から利用料金が引き落とされる日です。

締め日と支払日はカード会社によっても異なるため、必ず確認しておきましょう。特に、資金繰りに悩んでいる方は締め日や支払日から資金繰りがきちんとできるかを確認することは非常に重要です。

クレジットカードの締め日と支払日をきちんと把握して毎月同じ日に引き落としがされれば、資金繰りも安定するでしょう。

Amazonでお得な法人カードとAmazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardのどちらを事業用カードとして使うべき？

Amazonでお得な法人カードには、法人カードのポイントで経費を削減できたり、利用限度額が多く、余裕があったりするなどのメリットがあります。しかし、Amazonのポイントアップ特典を利用できる法人カードは少ないなどのデメリットもあるのが現状です。

Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardは、ポイント還元率が高くポイントが貯まりやすい、年会費が無料でコストがかからない、ポイントの付与がスピーディというメリットがあります。しかし、法人カードとプライベートの支出が混ざってしまう可能性があるなどのデメリットもあります。

そのため、Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardのデメリットが気になるなら、別のお得な法人カードを事業用カードとして使用しましょう。

メリット①ポイント還元率が高くポイントが貯まりやすい

Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardは、ポイント還元率が高いのがメリットです。Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardのポイント還元率が、Amazonでの買い物で最大2.0％、コンビニで最大1.5％です。

一般的なカードのポイント還元率は0.5％で、1.0％でも高いといわれているなか、Amazonでの利用は最大2.0％と高還元率を誇ります。Amazonでの利用頻度が高い人は、一般的な法人カードと使うよりもAmazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardを使ったほうがお得にポイントを貯められます。

メリット②年会費が無料でコストがかからない

Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardは、入会費も年会費も永年無料です。持っているだけでもコストは一切かかりません。そのため、年会費が無料かつAmazonでの利用がお得なカードを探している人には特におすすめです。

法人カードは年会費がかかることが多いですが、Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardはかかりません。年会費が無料になるご利用金額の条件もありませんので、Amazonを利用する機会が多い個人事業主でも持ちやすいカードです。

入会費・年会費無料なため、持っておいて損することはありません。また、ETCカードやご家族カードも永年無料です。

メリット③ポイントの付与がスピーディで利用がしやすい

Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardは、ポイントの付与がスピーディな点もうれしいポイントです。Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardのポイント付与は、商品発送後すぐです。

通常、クレジットカードのご利用で貯まるポイントは、ご利用料金が確定してからです。しかし、Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardは注文してから商品発送後すぐにポイントが付与されます。

付与されたポイントはそのままAmazonでのご利用に使えるため経費削減にも役立つでしょう。また、すぐにポイントを使えることもあり、ポイントの有効期限が切れ、失効してしまうリスクも低いです。

デメリット①法人と私用の利用が混ざってしまう可能性がある

Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardは、法人カードの代わりに使えば、必要経費を決済可能です。しかし、法人カード専用ではないため、法人での利用と私用での利用が混ざってしまうことがあります。経理担当者にとっては、かなり大きなデメリットとなるでしょう。

法人カードを使うよりも経費精算に時間と手間がかかり、業務効率が悪いです。そのため、法人利用を考えているなら、Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardではなく別に法人カードを1枚持っておくことをおすすめします。

個人事業主で法人利用が少ないなら、Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardのメリットを活かしつつ、十分に活用できるでしょう。

デメリット②従業員に持たせる追加カードを作成できない

Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardは、法人カードのように従業員に持たせる追加カードを作成することはできません。従業員専用の追加カードを作りたいなら、法人カードに申し込みをする必要があります。

従業員用のカードを発行すると、次のようなメリットが得られます。
• 経費精算の負担が減る
• 従業員の追加カードからもポイントやマイルの還元を受けられる
• 従業員も法人カードの付帯サービスを利用できる

Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardでは、これらのメリットを得られません。今追加カードの発行が必要なくても、事業規模が大きくなれば必要性は多くなります。そのため、Amazonでのメリットだけを考えるのではなく、従業員が得られるメリットも考慮して法人カードの作成を検討してもよいでしょう。

デメリット③Mastercardしか国際ブランドが使えない

Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardは、国際ブランドがMastercardしか選べないのもデメリットです。国内でも海外でも、VisaやAmerican Expressが利用できてMastercardが利用できないというケースは多いです。

もちろん、逆もあるため、クレジットカードを持つときは基本的に複数の国際ブランドのカードを持つのがおすすめです。特に、法人代表者の場合、海外出張や観光に行く機会も多いでしょう。

Mastercardは世界シェア率トップを誇るVisaと比べても利用できる店舗やサービスが少ないです。Amazonカードを利用する際は、Mastercardでも問題ないかをしっかり考慮して申し込みを検討しましょう。

デメリット④法人名義で登録することができない

Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardは、法人カードではなく個人利用が前提のカードであるため、法人名義で申し込みをすることはできません。法人名義のカードを作りたいなら、法人カードの申し込みを検討する必要があります。

ただし、個人利用でも法人カードとしてうまく活用することは可能です。個人事業主であれば、法人カードを作らずにAmazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardでも十分でしょう。

経費精算の業務効率化をしたいなら、Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardを選択肢から外して、他の法人カードを検討しましょう。

法人カードでAmazonを利用するメリット

法人カードでAmazonを利用するメリットはたくさんあります。例えば、Amazonでの購入と他の諸経費の支払いをまとめることで経費の管理がしやすくなったり、Amazonをビジネス利用しやすくなったりします。

また、Amazonのポイントとカードのポイントを二重取りできるため、普段よりも多くのポイントを獲得できます。さらに、法人カードなため、Amazon以外にで利用限度額が高く、キャッシュフローを改善できるのもメリットとして挙げられます。

経費の管理がしやすく楽になる

法人カードでAmazonを利用するメリットとして、まずは経費の管理のしやすさが挙げられます。法人カードでAmazonを利用すれば、Amazonでの利用分と他のお店での諸経費をまとめられます。これにより、経費管理が楽になります。

また、Amazonでのご利用を法人カードに限定しておけば、利用明細を簡単にダウンロードでき、経理業務を効率化することが可能です。法人カードを1つ持っておくだけで、法人利用とプライベートの支出を分けられるのがメリットです。

経理業務により従業員の負担が減れば、従業員からの満足度も高くなるでしょう。一般的に経理業務は煩雑になりがちなため、法人カードは最低でも1枚は持っておくべきです。

Amazonをビジネス利用しやすくなる

法人カードでAmazonを利用すると、ビジネスシーンでもAmazonを利用しやすくなることがうれしいポイントです。経営に必要な諸経費をAmazonですべて完結できます。

また、Amazonには「Amazonビジネス」というサービスがあり、個人向けのAmazonよりも安い法人価格で購入ができます。さらに、請求書払いで後払いができるため、資金繰りにも役立つでしょう。

幅広い品ぞろえはもちろん、ビジネスに特化したツールや機能、サービスを利用できる点もメリットとして挙げられます。日々の業務を変革するさまざまなイノベーションで、あらゆるビジネスを進化させるでしょう。

大規模企業はもちろん、中小企業・個人事業主も時間とコストを削減し、重要なビジネスに注力できます。

Amazonのポイントとカードのポイントを二重取りできる

法人カードでAmazonを利用すると、カードのポイントとAmazonポイントの二重取りができます。法人カードを利用するだけでもポイントを貯められますが、Amazonで利用すればAmazonのポイントも貯まります。

経費の支払いでお得にポイントを貯めたい人にとっては、メリットが大きいでしょう。しかも、貯まったポイントはAmazonでの支払いにそのまま使えるので、使い道に困ることもありません。

法人カードで従業員用の追加カードを発行していれば、従業員の利用分もポイントが貯まります。法人カードのポイント分は他社ポイントに交換したり、商品券などの金券に交換したりすることも可能です。

法人カードなため、利用限度額が高い

法人カードは、一般的なクレジットカードと比べても利用限度額が高い傾向にあります。たとえ利用限度額上限いっぱい使わなくても、法人カードの利用限度額は高いに越したことはありません。

会社のさまざまな経費の支払いに使うため、利用限度額が高いと安心です。例えば、オフィス用品をまとめて購入するとなると、それだけで数百万円ほどの費用がかかります。そんなときに利用限度額が高い法人カードを持っていれば、一度に決済できて安心です。

また、利用明細には事業に関わる支払いしか記載されないため、経費の流れを詳細に管理できることもメリットとしてあげられます。個人事業主でも税金の支払いなどまとまった経費決済が必要になることがあります。法人カードを1枚も持っていないなら、これを機に作っておきましょう。

キャッシュフローを改善することができる

法人カードは、キャッシュフローが長く、支払いに猶予が生まれるのが特徴です。法人カードを使えば、個人のクレジットカードと同様に毎月決まった日に指定した銀行口座から利用料金分が引き落とされる仕組みが作れます。

税金の納付をあと払いにすることも可能で、キャッシュフロー（資金繰り）も改善するでしょう。資金繰りがうまくいってないと、それだけで企業の倒産まで追い込まれてしまう可能性があります。

そんなときに法人カードを持っていれば、最低1ヵ月は支払いを遅らせられます。経済的な余裕が生まれることで、さらなるビジネスチャンスもつかみやすくなるでしょう。

一部の法人カードではリボ払いも可能なため、資金繰りがうまくいっていない人はぜひ活用してみてください。

Amazonで法人カードを使用する際によくある質問

Amazonで法人カードを登録する手順は？

1. アカウントにログインする
2. Amazon Payサイトにアクセスする
3. 「アカウントの設定」をクリックする
4. 「クレジットカードを登録する」をクリックする
5. クレジットカードおよび請求情報を入力する
6. 「確定」をクリックする
   Amazonで法人カードを登録するには上記の方法で登録することができます。

くれぐれもクレジットカード番号の入力ミスなどには気をつけてください。場合によってはロックがかかり、解除の作業が複雑になる可能性もあります。

法人カードで購入した商品の領収書は発行できる？

Amazonで法人カードを使用して購入したものは、領収書を発行できます。アカウントの注文履歴から領収書をダウンロードするだけで発行できます。

ただし、セキュリティ上の理由により、Amazon.co.jpでは請求書の印刷および郵送を承ることができません。また、お支払い方法によっては領収書が発行されないケースもあるため、注意してください。さらに、一度発行した領収書は、いかなる理由があっても再発行はできません。

登録した法人カードの情報の変更はどのように行なう？

Amazonの登録情報を変更したい場合は、Amazonのサイトを開いてページの左上のメニューからお届け先の確認や変更をタップして手続きしてください。クレジットカード情報を削除したい場合、「アカウントの設定」リンクをクリックして支払方法を表示し、「クレジットカード情報を編集・削除する」から「削除」→「確定」で簡単に削除できます。

住所変更などを忘れると、更新カードが届かなかったり、利用明細が送られてこなかったりなどのトラブルの原因にもなりますので、注意してください。