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    Suicaは大阪・関西でも使えるが注意点あり!ICOCAは作るべき?

    JR東日本が発行するSuicaは、実は大阪・京都などの関西においてICOCA・PiTaPaの利用可能な鉄道・バスであれば、ほとんどの場合利用可能です。ただし、オートチャージが利用できないなど、注意すべきポイントもあります。

    ただし、関西で交通系ICカードを利用するなら、ICOCAポイントが貯まるICOCAの利用がおすすめです。クレジットカードでチャージするSMART ICOCAなら、ポイントの二重取りも狙えるため、さらにお得になります。

    この記事では、Suicaを関西で利用するときの注意点や、ICOCAを利用するメリット、SMART ICOCAと合わせて使ううえで、おすすめのクレジットカードなどを紹介します。

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    目次

    Suicaは関西でも利用できる!

    Suicaは関西でも利用できる!

    Suicaは、関西を含む全国の主要路線で利用可能です。関西だと、ICOCA・PiTaPaを利用できる鉄道・バスであれば、ほとんどの場合Suicaも利用できます。

    一部例外として、ICカードによる改札機の入出場や運賃支払いに対応していない路線では、Suicaは利用できません。まずは、大阪・京都など関西でSuicaが使える路線について見てみましょう。

    Suicaは関西を含む全国で利用可能

    Suicaは、関西はもちろん、全国の主要都市部で利用できる路線が多く存在します。JR東日本のWebサイトによると、次のような地域で利用可能です。

    • 北海道エリア(SAPICA、Kitaca、ICAS nimoca)
    • 仙台エリア
    • 新潟エリア
    • 首都圏エリア
    • 東海エリア(TOICA、manaca)
    • 西日本エリア(ICOCA、PiTaPa)
    • 九州エリア(SUGOCA、nimoca、はやかけん)
    • 沖縄エリア

    ただし、首都圏以外では、ICカードに対応していない駅も少なくないため注意が必要です。これから出かける先でSuicaの利用が可能かどうかは、各交通系ICカードの公式Webサイトで確認するか、利用する駅などにあらかじめ問い合わせるとよいでしょう。

    ICOCAエリア・PiTaPaエリアのほとんどの鉄道は利用可能

    関西のICOCA・PiTaPaが利用可能な路線であれば、改札機の入出場はほとんどの路線で利用可能です。自動券売機でのチャージやチャージ残高での切符購入などは、一部利用できない場合があるものの、こちらも大半の駅で利用できます。

    なお、ICOCAはJR西日本の交通系ICカードです。大阪・京都などのほか、東は滋賀や一部福井、富山、西は広島、一部四国まで対応しています。Suicaも同地域のJRであれば利用可能です。

    対して、PiTaPaは近畿エリアを中心とした私鉄・バス・JRで利用できる交通系ICカードです。利用できる地域は、西は神戸の姫路市近郊まで、富山・金沢など一部北陸ではバスでの利用が可能です。東は滋賀・奈良までは主要路線が対応しており、近鉄に限り三重や名古屋周辺まで利用可能路線に含まれます。PiTaPaが利用できる路線であれば、Suicaも利用可能です。

    ICOCA・PiTaPaが関西のほとんどの路線をカバーしているため、相互利用によりSuicaも大部分の路線で利用できます。

    関西でSuicaを利用できない路線は?

    関西の一部の路線では、そもそも交通系ICカードによる改札機の入出場ができない仕組みになっています。例えば、以下の区間において、主要駅を除く一部の駅ではSuicaの利用はできません。

    • JR播但線・寺前~和田山間
    • JR山陰本線・城崎温泉~胡麻間
    • JR舞鶴線・福知山~東舞鶴間
    • 信楽高原鐵道

    ほかにも、京都を走る京都丹後鉄道は、ICカードによる改札機の入出場に対応しておらず、窓口での切符購入時に電子マネー機能のみ利用可能となっています。

    また、JR東日本のWebサイトには、ICOCA・PiTaPaエリアでも「一部Suicaの取り扱いができない鉄道・バス事業者があります」と記載されています。関西の主要路線以外でSuica利用を検討している方は、念のため利用可能か事前に問い合わせておくと安心です。

    JR西日本が発行するICOCAもほぼ全国で利用可能

    JR西日本は、交通系ICカードとしてICOCAを発行しており、下記の交通系ICカードと相互利用可能になっています。

    • Kitaca(北海道)
    • Suica(首都圏・札幌・仙台・新潟など)
    • PASMO(東京メトロ・京急など)
    • manaca(名鉄・名古屋市地下鉄など)
    • TOICA(JR東海の主要路線など)
    • PiTaPa(近畿地方の主要私鉄など)
    • はやかけん(福岡市地下鉄)
    • nimoca(宮崎・福岡・大分・熊本・佐賀・函館など)
    • SUGOCA(福岡・佐賀・大分・熊本・長崎・宮崎・鹿児島など)

    関西で頻繁に交通系ICカードを利用する方は、ICOCAを作ってSuicaおよび各交通系ICカードの代わりとして各地で利用するのも一案です。

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    関西でSuicaを使うときのポイント

    関西でSuicaを使うときのポイント

    関西では、Suicaの一部の機能が使えなかったり、特典が得られなかったりする場合があります。

    特に、新幹線で利用できない、オートチャージを利用できないといった点は、思わぬ落とし穴となることもあるため、関西でSuicaを利用する場合は、あらかじめ次に紹介するポイントを押さえておきましょう。

    改札機の入出場はICカードに対応していれば可能

    ICOCA・PiTaPaとSuicaが相互利用可能で、改札機がICカードに対応していれば、ほとんどの路線で利用可能です。ただし、先ほど紹介した播但線や山陰本線などの一部区間のように、ICカードに対応していない駅もあるため注意しましょう。

    また、改札機がICカード非対応でも、自動券売機や窓口での切符購入時にSuicaで決済できる場合があります。自動券売機や窓口でSuicaを利用したい場合は、事前に確認しておきましょう。

    バスでの利用はほとんどのICOCA・PiTaPaエリアで可能

    バスについてもICOCA・PiTaPaエリアのほとんどでSuicaが利用できます。交通系ICカード全国相互利用の「ICマーク」がバスに印字されていれば、ICOCA・PiTaPaはもちろん、Suicaも利用可能です。

    ICOCA・PiTaPaが利用できるバス会社については、それぞれの公式Webサイトにて一覧が掲載されています。大阪・京都・兵庫などの近畿地方のほか、北陸・中国・四国地方などのバス会社の多くで利用可能です。

    ただし、一部Suicaに対応していないバス会社もあるため、不安な場合は、利用予定のバス会社にあらかじめ利用可否を確認するとよいでしょう。

    自動券売機でのチャージやチャージ残高での切符購入もほとんどの駅で可能

    自動券売機でのSuicaのチャージや、チャージ残高での切符購入も、ICOCA・PiTaPaに対応している駅であれば利用可能です。

    なお、JR東日本では「一部Suicaの取り扱いができない鉄道・バス事業者があります」とされていますが、具体的な駅名などは公表されていません。

    ICOCA対応の店舗では電子マネーとしても利用可

    ICOCAは、乗車券としてだけでなく、電子マネーとして店舗でも利用できます。ICOCAに対応している店舗であれば、Suicaも電子マネーとして利用できるので便利です。

    また、Suicaは、交通系ICカード全国相互利用の「ICマーク」がある店舗のほか、先にも紹介したKitaca・manaca・TOICA・はやかけん・SUGOCA・nimocaなどのエリアでも、電子マネーとして利用できます(PiTaPaは電子マネー相互利用サービス対象外)。

    エリアをまたぐ乗車ができない

    Suicaをはじめとした交通系ICカードのほとんどは、エリアをまたいだ利用ができません。

    例外として、SuicaエリアからTOICAエリアへの乗車券が定期券の場合、定期券区間内であれば、エリアをまたいだ利用ができます(例:JR東日本の小田原駅からJR東海の三島駅の定期券など)。それ以外では、エリアをまたぐ利用はできません。

    エリアをまたぐ長距離移動の際は、基本的に自動券売機や窓口などで切符を買っておく必要があります。なお、交通系ICカードの決済に対応している自動券売機や窓口であれば、Suicaで切符を購入することは可能です。

    新幹線では一部区間・サービスでしか使えない

    新幹線では、次に紹介する一部区間・サービスでのみSuicaを利用可能です。

    1つ目は、「タッチでGo!新幹線」というサービスです。新幹線の自由席を利用する際、在来線のように改札機の入出場時にSuicaのチャージ残高が使えるため、新幹線の切符を別途購入する必要がありません。ただし、東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線でしか利用できないため、注意が必要です。

    2つ目は、新幹線の定期券にSuica機能が付いた「Suica FREX定期券」「Suica FREXパル定期券」というサービスです。下記の区間で新幹線普通車自由席が利用できます。

    • 東京~那須塩原間
    • 東京~上毛高原間
    • 東京~上越妙高間
    • 郡山~古川間
    • 長岡~新潟間
    • 東京~岐阜羽島間

    また、下記の区間では、普通車指定席の空席または立席も利用可能です。

    • 全車指定席の「つばさ号」郡山~福島間

    上記のように、大阪・京都などの関西地域は含まれていないため、カード型のSuicaを関西地域の新幹線において利用する方法はないことになります。

    3つ目は「エクスプレス予約」というサービスです。これは事前にパソコンやスマートフォンで新幹線の切符を予約し、それをスマートフォンアプリである「モバイルSuica」と紐づけることで、モバイルSuicaによる新幹線改札機の入出場が可能になるサービスです。

    エクスプレス予約は、東京~鹿児島中央間、すなわち東海道・山陽・九州新幹線において利用できます。もちろん関西でも、各ICカードのエリアをまたぐかどうかに関わらず利用可能です。Suicaを関西の新幹線で利用する場合には、モバイルSuicaによるエクスプレス予約が便利です。

    関西ではSuicaのオートチャージが使えない

    Suicaは、首都圏のSuicaエリア・PASMOエリア・仙台エリア・新潟エリアでは、オートチャージを利用できますが、関西では利用できません。

    Suicaのオートチャージには3つのパターンがあります。

    1つ目は「Suica付きビューカード」を利用する方法です。あらかじめ設定したチャージ残高を下回った場合に、クレジットカードのビューカードによる支払いでSuicaに自動でチャージされます。

    2つ目は、通常のSuicaカードとクレジットカードのビューカードを紐づけて、通常のSuicaカードにオートチャージ機能を付与する方法です。

    3つ目は、スマートフォンアプリの「モバイルSuica」に、クレジットカードのビューカードを登録することで、オートチャージを設定する方法です。

    ただし、いずれの方法も、利用できるのは首都圏・仙台・新潟エリアに限られるため、関西では利用できません。

    なお、PiTaPaが利用できる関西の私鉄路線では、PiTaPaに限りオートチャージ機能がありますが、当該地域でもSuicaのオートチャージには非対応です。Suicaのオートチャージを日常的に利用している方は、関西で利用したときにチャージ残高不足とならないよう注意しましょう。

    関西ではビューカードでのオートチャージによるポイントアップが対象外

    ビューカードによるSuicaのオートチャージを利用している方は、関西でオートチャージが使えないことにより、オートチャージにともなうポイントアップも対象外となるため注意が必要です。

    ビューカードを利用すると「JRE POINT」というJR東日本独自のポイントが貯まり、駅ビルでのお買い物やSuicaへのチャージ、商品との交換など、さまざまな用途に利用できます。さらに、JR東日本の特定のサービスを利用することで、JRE POINTの付与率がアップする特典もあるのです。

    Suicaへのオートチャージは、ポイント付与率がアップするサービスの一つとなっていますが、前述のとおり、関西ではオートチャージ自体が使えないため、ポイントアップの特典も受けられません。

    また、モバイルSuicaでビューカード決済を利用するときには、グリーン券や定期券の購入も、JR東日本エリアであればJRE POINT付与率アップの対象となる一方で、おもにJR西日本が管轄する関西エリアでは、たとえこれらの券をモバイルSuicaで購入しても「JR東日本を利用した」ことにはならないため、やはりポイントアップの対象にはなりません。

    このように、Suicaとビューカードを紐づけて利用している方は、関西ではポイントが貯まりにくくなる点に注意しましょう。

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    関西ではICOCAを作ったほうがメリットが大きい

    関西ではICOCAを作ったほうがメリットが大きい

    関西でもSuicaは利用できるものの、ここまで紹介したように注意すべき点も多くなります。

    関西で交通系ICカードを頻繁に利用するなら、JR西日本が発行する交通系ICカードであるICOCAを利用するのがおすすめです。有効期限のないICOCAポイントやJ-WESVポイントを貯めることができるうえに、利用時間や同区間の連続利用による優遇もあります。

    ここからは、関西でICOCAを使うことのメリットについて見ていきましょう。

    ICOCAポイントが貯まる

    ICOCAには「ICOCAポイント」と呼ばれるポイントサービスがあります。ICOCAポイントは、毎月の条件を満たした運賃利用額に応じて付与され、利用月の翌月6日以降から、ICOCAのチャージに充当できます。

    交換レートは1ポイント=1円です。ICOCAにはオートチャージ機能がないため、ポイントの充当は自動券売機やのりこし精算機にて行う必要があります。

    なお、ICOCAポイントには次の3種類があります。

    • 時間帯指定ポイント
    • 利用回数ポイント
    • 電子マネーポイント

    ここからは、それぞれのポイント付与条件について詳しく見ていきましょう。

    京阪神地区では時間帯指定ポイントが貯まる

    「時間帯指定ポイント」は、都市部での通勤ラッシュ時間以外にICOCAを利用することで付与されます。平日の10~17時、もしくは土日祝日(年末年始を含む)の終日において、京阪神地区の所定区間で乗車した回数をカウントし、1ヵ月間で通算4回目以降の利用からICOCAポイントが貯まります。

    適用エリアはJR京都線・JR神戸線・JR宝塚線・JR東西線の一部で、注意が必要なのは、適用区間が乗車・降車の駅ごとに「グループ番号」という区分けで管理されている点です。乗車回数のカウントはグループ番号ごとに別々で行われ、乗車駅と降車駅が同じグループ番号の適用区間である場合に限り、1回としてカウントされます。

    例えば、グループ番号「1」は「京都~西大路」のみが該当し、京都駅で乗車、西大路駅で降車した場合、もしくはその逆の場合に初めて、グループ番号「1」の1回目としてカウントされます。

    グループ番号は「34」までありますが、ほかのグループ番号で条件を満たしてカウントされたとしても、グループ番号「1」の「京都~西大路」で1ヵ月間に4回以上条件を満たさなければ、グループ番号「1」でのポイント付与は行われません。

    なお、ポイント付与率は、グループ番号ごとの4回目以降の利用1回に対して、運賃の30%、もしくは50%です。どちらの付与率が適用されるかはグループ番号によって異なります。

    平日の日中や休日に頻繁に利用しそうな区間がないか確認しておき、できるだけ適用時間帯に同一区間で乗るようにするなどの工夫をするとよいでしょう。ただし、こどもICOCAは対象外です。

    同一運賃区間で11回目以降の利用がお得に

    同一運賃区間で何度もICOCAを利用すると「利用回数ポイント」が貯まります。利用回数ポイントは時間帯指定ポイントと異なり、ICOCAエリア全域で適用されるため、よりポイント獲得を狙いやすいでしょう。

    利用回数ポイントは、同一運賃区間を11回以上乗車すると、11回目以降の利用1回ごとに、運賃の15%のICOCAポイントが付与される仕組みです。こどもICOCAも対象で、小児運賃の15%が同じ条件で付与されます。

    同一運賃区間でなければ利用回数はカウントされませんが、乗車駅・降車駅については、逆になってもカウントされます。

    例えば、大阪~高槻間で、大阪駅で乗車、高槻駅で降車のケースが8回、高槻駅で乗車・大阪駅で降車のケースが7回あれば、当該区間の利用回数は合算して15回とカウントされる仕組みです。

    なお、利用回数ポイントの付与は、自動券売機やのりこし精算機でのICOCA利用、ICOCA定期券の購入、チャージなどでは、たとえ当該区間を利用したとしても、利用回数にはカウントされません。

    また、ICOCAが利用できるJR四国・IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道では、ICOCAポイントの付与対象とはならないため注意しましょう。さらに、時間帯指定ポイントの付与対象となっている区間についても、利用回数ポイントの対象からは除外されます。

    加盟店での利用でもICOCAポイントが貯まる

    鉄道利用のほか、加盟店でICOCAを利用した場合にも「電子マネーポイント」として、200円につき1ポイントが付与されます。加盟店の例としては次のとおりです。

    • イトーヨーカドー
    • LOFT
    • ビックカメラ
    • コジマ など

    ポイントは、店舗ごとの1ヵ月間の利用額に応じて付与される仕組みです。例えば、イトーヨーカドーで300円利用した日が2回あった場合は、600円の利用となり、3ポイントが付与されます。

    SMART ICOCAでクイックチャージができる

    オートチャージ機能がないのがICOCAの弱点の一つですが、SMART ICOCAを利用すれば、現金不要でスピーディーにチャージができます。

    SMART ICOCAは、自分が所有するクレジットカードと紐づけて、クレジットカードによりICOCAのチャージを行うシステムです。チャージ残高が不足しても、駅に備え付けのクイックチャージ機にSMART ICOCAを挿入するだけで、すぐにチャージができます。チャージ残高を気にして現金を持ち歩く必要はありません。

    また、SMART ICOCAを持っていれば、利用履歴やICOCAポイントの獲得履歴もWebで確認できます。ICOCAポイントの付与対象になる区間や、利用回数を確認できるため、効率的にポイントを貯められるでしょう。

    J-WESTカードでSMART ICOCAを使えばJ-WESVポイントも貯められる

    JR西日本では「J-WESTカード」というクレジットカードを発行しており、SMART ICOCAの決済カードとして登録が可能です。

    J-WESTカードでSMART ICOCAのチャージを行うと、ICOCAポイントのほかにJ-WESVポイントを貯められるため、ポイントの二重取りができます。なお、一般カードであるJ-WESTカードで1,000円(税込)の利用につき5ポイント付与、上位カードのJ-WESTゴールドカードの場合は10ポイント付与です。

    ICOCAのポイントは有効期限がないため安心

    ICOCAポイントは有効期限がないため、ポイントを貯めたままチャージに充当するのを失念しても安心です。

    ただし、最後に利用してから25ヵ月間、ICOCAへの現金チャージやポイントチャージがないと、利用登録が解除されます。解除されても再登録すれば、以前貯めていた分のポイントは利用できますが、利用登録が解除されていた期間はポイントが付与されません。

    海外駐在や転勤などにより、年単位でICOCAを利用しない可能性がある方は、再登録手続きを忘れないようにしましょう。

    モバイルICOCAを2023年春に導入予定

    2020年10月のJR西日本のプレスリリースで、ICOCAの機能をスマートフォンで利用できる「モバイルICOCA」を導入する計画が発表されました。プレスリリースによると、導入は2023年の春に予定されています。

    スマートフォンのタッチで改札機の入出場が可能になるほか、チャージや定期券の購入・払い戻し、利用履歴の確認などができるようになる予定です。

    SMART ICOCAにおすすめのクレジットカード5選

    SMART ICOCAは、自分の持っているクレジットカードとICOCAを紐づけて利用するサービスです。ICOCAへのチャージ額は、クレジットカードの利用額としてカウントされるため、上手に利用すれば、ICOCAポイントとクレジットカードのポイントを二重取りできるなどのメリットがあります。

    続いて、SMART ICOCAとの紐づけに適したクレジットカードを紹介します。

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    J-WESTカード「エクスプレス」

    デザイン
    年会費(税込)1,100円国際ブランドVisa・JCB・Mastercard
    還元率0.5~1.0%価値1ポイント1円相当
    ETCカードあり家族カードあり
    海外旅行保険利用付帯国内旅行保険利用付帯
    スマホ決済タッチ決済対応
    申込条件18歳以上発行日数約3~4週間
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    1,100円国際
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    Visa・JCB
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    1円相当
    ETCカードあり家族カードあり
    海外旅行
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    利用付帯国内旅行
    保険
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    スマホ決済タッチ決済対応
    申込条件18歳以上発行日数約3~4週間
    • 特急予約が便利でお得
    • JR東海のエクスプレス予約で新幹線予約がお得に
    • J-WESTプレミア・プログラムの優遇が受けられる

    J-WESTカード「エクスプレス」は年会費1,100円(税込)で、一般カードであるJ-WESTカード「ベーシック」よりも、長距離の鉄道利用でさまざまな特典を受けられます。

    まず、SMART ICOCAへのチャージではJ-WESTカード「ベーシック」と同様に、1,000円(税込)あたり5ポイントの付与率です。

    J-WESTカードの会員になると、インターネット上で特急予約ができるJ-WESTネット会員専用のサービス「e5489」が利用できます。e5489なら、J-WESTカード会員限定の特別価格での予約が可能です。また、チケットレスで特急などを利用できるほか、早めの予約でグリーン車がお得に乗れる「e早特」などの割引サービスもあります。

    さらに、J-WESTカード「エクスプレス」会員限定で、東海道・山陽・九州新幹線においてインターネット上の事前予約やチケットレスでの乗車ができる「エクスプレス予約サービス」が利用可能です。また、21日前までの予約で適用される「EX早特21ワイド」などの割引サービスもあります。

    なお、山陽新幹線・北陸新幹線の予約でJ-WESTカードを利用し、所定の条件を達成すると、「J-WESTプレミア・プログラム」が適用されます。新幹線の利用区間や設備などに応じて決まる優遇特典クラスによって、J-WESVポイントのボーナスポイントが貯まったり、特別待合室「プレミアルーム」が利用できたりするなどの特典が受けられます。

    エポスゴールドカード

    デザイン
    年会費(税込)5,000円
    ※年間50万円以上利用で翌年以降永年無料
    国際ブランドVisa
    還元率0.5~2.5%価値1ポイント1円相当
    ETCカードあり家族カードあり
    海外旅行保険利用付帯国内旅行保険無し
    スマホ決済Apple Pay・Google Payタッチ決済対応
    申込条件18歳以上発行日数最短即日
    デザイン
    年会費
    (税込)
    5,000円
    ※年間50万円以上利用で翌年以降永年無料
    国際
    ブランド
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    還元率0.5~2.5%価値1ポイント
    1円相当
    ETCカードあり家族カードあり
    海外旅行
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    利用付帯国内旅行
    保険
    無し
    スマホ決済Apple Pay
    Google Pay
    タッチ決済対応
    申込条件18歳以上発行日数最短即日
    • 3ショップのポイントを3倍にアップできる
    • 年間ボーナスポイント最大1万ポイント
    • 主要空港のラウンジサービスを受けられる

    エポスゴールドカードはSMART ICOCAとの紐づけが可能です。一般カードであるエポスカードは、ポイント還元率0.5%ですが、エポスゴールドカードには、さまざまなポイント還元率アップの手段があります。

    なかでも便利なのは、あらかじめ選んだ3つのショップにおいて、ポイントが最大3倍になるシステムです。コンビニ・スーパーなどのほか、光熱費の支払いなども選ぶことができます。

    また、年間の利用金額に応じて、翌年にポイントプレゼントがもらえる点も魅力です。利用額が100万円を超えると、最大額の1万ポイントのプレゼントとなります。

    さらに、エポスゴールドカードは国内とハワイの主要21空港で、ラウンジを無料で利用できます。新幹線だけでなく、飛行機での旅行や出張が多い方におすすめです。

    JQ CARD エポスゴールド

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    年会費5,000円(税込)
    年1回のカード利用で無料
    ポイント還元率0.5%
    国際ブランドVisa
    追加カードETCカード
    電子マネー
    総利用枠~100万円
    申込み条件18歳以上
    発行日数
    • JR九州インターネット列車予約がお得に
    • 海外旅行傷害保険が最高1,000万円
    • エポスゴールドの各サービスが併用できる

    関西だけでなく、JR九州の利用頻度も多い方には、JR九州が発行するJQ CARD エポスゴールドもおすすめです。

    JQ CARD エポスゴールドは、関西から九州にかけての特急列車をWeb上で予約できる「JR九州インターネット列車予約」をお得に利用できるほか、駅ビルやJRグループでの利用で特典が受けられます。また、海外旅行傷害保険が、最高1,000万円まで自動付帯される点も特徴です。

    JQ CARD エポスゴールドはエポスゴールドカードの一種のため、先ほど紹介したエポスゴールドカードによるポイントサービスも適用されます。3ショップ指定のポイント優遇や、年間利用額に応じたポイントプレゼントなどで、お得にポイントが貯まるでしょう。

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    年会費永年無料国際
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    Visa・JCB・Mastercard
    還元率1.2~3.2%価値1ポイント
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    ETCカードあり家族カードあり
    海外旅行保険利用付帯国内旅行保険利用付帯
    その他保険ショッピング保険利用可能枠~100万円
    スマホ決済Apple Pay・Google Payタッチ決済非対応
    申込条件18歳以上
    ※高校生は除く
    発行日数約1週間
    ※JCBのみ最短5分
    デザイン
    年会費永年無料国際
    ブランド
    Visa・JCB
    Mastercard
    還元率1.2~3.2%価値1ポイント
    1円相当
    ETCカードあり家族カードあり
    海外旅行
    保険
    利用付帯国内旅行
    保険
    利用付帯
    その他保険ショッピング保険利用可能枠~100万円
    スマホ決済Apple Pay・Google Payタッチ決済非対応
    申込条件18歳以上
    ※高校生は除く
    発行日数約1週間
    ※JCBのみ
    最短5分
    • 年会費が永年無料
    • 基本還元率が1.2%とトップクラスの高水準
    • ポイントの交換先が豊富で使いやすい
    • 旅行傷害保険が海外・国内ともに付帯(利用付帯)
    • リクルート関連サービスでは還元率アップ
    • 電子マネーへのチャージでもポイントが貯まる
    • 基本還元率が1.2%の高還元率
    • ポイントサイトの利用などでさらなる高還元率も狙える
    • 年会費永年無料

    ポイントを貯めることに注力するなら、リクルートカードのような高還元率のカードとSMART ICOCAを紐づけるのも一案です。

    リクルートカードは、通常のポイント還元率が1.2%と高いのが特徴です。これはSMART ICOCAのチャージでも月間3万円までの利用分がポイントの加算対象になるため、早いペースでポイントを貯められます。

    また、じゃらんやHOT PEPPER Beautyなどをうまく活用すれば、最大4.2%までポイント還元率を高めることができます。さらに、ポイントアップサイトである「ポンパレモール」では、期間限定で最大還元率が20%に達するキャンペーンも実施されています。

    リクルートカードは、年会費が永年無料であるのも魅力です。一定回数利用しなければならないなどの条件は特になく、クレジットカードを保有するうえでコストは一切かかりません。

    \最大6000円相当のポイントプレゼント!/

    リクルートカードの詳細を見る (公式サイトへ移動)

    Ponta Premium Plus

    デザイン
    年会費2,200円(税込)
    初年度無料
    ポイント還元率1.0%
    国際ブランドJCB
    追加カードETCカード・家族カード
    電子マネーGoogle Pay
    総利用枠~60万円
    申込み条件18歳以上
    発行日数
    • 入会時に最大8,000ポイントの特典
    • 基本還元率1%のほか、さまざまなポイント優遇システム
    • プレミアムカードなのに年間5万円利用で年会費無料

    Ponta Premium Plusは、ポイント獲得を目指す方におすすめのクレジットカードです。

    まず入会時の特典が魅力で、所定の利用条件を達成すると最大8,000ポイントがもらえます。SMART ICOCAと紐づければ、意識しなくてもカードを頻繁に利用することになるため、入会特典の獲得条件を達成しやすくなるでしょう。

    また、基本還元率が1%と高めであるうえに、7月・12月は利用金額に応じて還元率が上乗せされる仕組みで、これらの月は最大還元率が2%までアップします。

    なお、Ponta Premium Plusは、ほかのPonta機能付きクレジットカードと比べると、上位カードの位置づけとなります。そのため2,200円(税込)の年会費が設定されていますが、年間5万円以上利用すると、次年度の年会費が無料になります。SMART ICOCAと紐づけて継続的にチャージすれば、自然と利用額が蓄積されるため、年間5万円の条件をクリアするのは難しいことではないでしょう。

    関西ではSuicaを使うよりSMART ICOCAを使ったほうがお得

    Suicaは大阪・京都をはじめとした関西地域はもちろん、主要な交通系ICカードと相互利用できる仕組みになっているため、全国のさまざまな地域で利用可能です。

    ただし、関西ではオートチャージが利用できなかったり、一部ICカード非対応の鉄道・バス会社では利用できなかったりするケースがある点には注意しましょう。

    関西の鉄道・バスを利用するときには、ICOCAを利用したほうがお得です。SMART ICOCAでクレジットカードと紐づければ、ICOCAポイントとクレジットカードのポイントを二重取りできます。

    なお、紐づけるクレジットカードについては「鉄道利用をお得にするか」「ポイント還元率を重視するか」によっておすすめのクレジットカードが異なります。自分がどちらを重視するかを考えながら、今回紹介したクレジットカードから選んでみてください。

    目次